シーン-0001:ブルーロック

文字数 681文字

-人が宇宙に住む時代-
うわぁ、何だあれは?!
ピカッ!!……ズゥゥゥゥ…ゴォォ…

管制員が裏返った声で叫んだ。
それと同時に『ブルーロック』を眩い光と激しい衝撃が襲った。

謎の攻撃。

ズゴンッ!!…ゴォッ!!…ゴォッ!!…ゴォッ!!……
くっそー、何者だ!!  応戦しろ!!
ブルーロック警備用の機動歩兵(ウォーカー)『バザンA-3』が出撃する。

謎の敵との戦闘が始まる。
---ブルーロック---
火星と木星の間にあるアステロイドベルトの隕石群から資源目的で地球圏に持ってきた三番目の隕石衛星である。(現在、地球圏には五つの資源衛星があり、六番目の隕石を地球圏に移動させている)
ラグビーボールのような形をしていて、その全長はゆうに50kmに達している。
ブルーロックの中央部にはドーム状の建造物があり、ここにはブルーロックの集中管理センターがあった。
謎の攻撃は明らかにこの管理センターを狙っていた。

-ブルーロック集中管理センター・管制室-
敵の確認はどうした!! 索敵、急げ!!
一人の管理官が荒々しく叫んだ。
未確認機体、接近!!
人型の機動兵器のようです!
数は……イチ…一機です!!
一機だと…このブルーロックを一機で攻撃!?…くっ、テロか…!?
索敵員の応答に管理官は敵の存在を想定、模索する。
全力を持って応戦し…早々に排除しろ!!
いちよ、救援要請を出しておけ!!

救援要請、了解!!
バザンタイプ6機、出撃済んでいます
よしっ!!



ん!?…!!!!!!!!!!!
ピカッ!!!!

次の瞬間、眩い光の中…管理センターは謎の敵が放ったレーザーによって消滅した。

…ブルーロックの防衛システムは停止した…。
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登場人物紹介

●サイボーグキッド…現代の技術の粋を結集して生まれたサイボーグ。脳以外はすべて機械。右腕はレーザー銃になっている。

●ビル・ニートン…機動警察の隊員。射撃の名手。過去の記憶…謎の頬の傷。

●アドニス・ウォン…機動警察の隊員。ビルの相棒。優れたウォーカー操縦技術を持っている。

●サニー・ジョーンズ…連邦特別警察『フィールド』の捜査官。

●ジョーンズ博士…サニーの父。人工知能開発の権威。

●パールソン…ジョーンズ博士の助手。

●ガルザック…サイボーグキッドが搭乗する圧倒的な力を持つ謎多きウォーカー。

●バザンA-3…資源衛星『ブルーロック』の防衛隊が多数所有するウォーカー(機動歩兵)。

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