アニメ、漫画、小説等が仕事になると、どう作品の見方が変わるのか②
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>>音楽を使った作品作り
私の場合は作詞担当で、作曲はバンドメンバーのギタリストに任せていたので、ちと難しいかもですな。しいてあげれば、作品の中にオリジナルの作詞を載せても、JASRACに訴えられないということぐらいでしょうか(笑)
昔はギターやアンプ、キーボードなんかも置いてたんですが、いまは全部処分してしまいましたしねぇ。マイクだけは押入れの片隅に眠っていますが。
>>自分も漫画に対しての見方はそこまで変わっていない
小説だと他の成功者を意識してしまうあまりというのもあるかもしれませんな。そういう場合は、漫画や映画など小説以外の分野を創作の研究対象にしてみるのもいいかもしれません。
小学校時代の恩師の依頼で広島の小学校で講演というか、課外授業という感じで生徒の前で語ったとときに、「自分がなりたいもの以外にも目を向けてください。小説家になりたければ小説以外もしっかり見てください。創作のヒントはどこにでもころがっています。小説家になりたいって人は、ほおっておいても本は読むでしょう。そもそも本が嫌いなら本を書きたいと思わないでしょう。なので、それ以外にもしっかり目を向けてみてください。きっとそれがヒントになることがあります」と言ったことがあります。
ま、要するに「漫画から自分の創作の糧となる研究をしたっていいじゃない」ということです(笑)
>>作曲はバンドメンバーのギタリストに任せていた
なるほどです。マイクだけでは、今活かすのは難しいかもですね。
でも演奏できるのは武器ではあると思います。今すぐなにかに活かせるわけではないにしても。
>>「漫画から自分の創作の糧となる研究をしたっていいじゃない」
年々、漫画・ゲーム・映画から研究する割合が増えているんですよね。それはもう、認めてやり続けようと思います。
>>僕も同業他社のサービスには嫉妬します
やっぱりあるんですね。ちょっと安心しました。
一応URL載せておきます。
今井さんは「あにぶ」の編集長です。アニメのニュースやコラムなどを掲載しているサイトですね。
そういえば、今井編集長は「あにぶ」での仕事をはじめてから、アニメに多く触れるようになったと聞いたのですけど。俺とは逆なんですよね。
・なぜ「あにぶ」の編集長という立場になったのか
・アニメの見方はどう変わったのか
とか気になります。
>>今の仕事について、二次元に対してなにか見方かわりましたか?
私の本業はフリーのSEなので、絵だけでお金を稼いでいるわけではないのですが(笑
社会人になってからは技術書等を読み漁るようになり、マンガや小説は読まなくなったので、
人によっては私のように一時的に二次元から離れる人も多いのではないでしょうか。
イラストで活動できるようになってからは純粋に作品を楽しむことと作者のクセなどを考えながら見るので
昔はマンガの単行本1冊読むのに10分程度だったのが、1冊1時間ぐらいかかるようになりましたね。
学生の頃に比べ時間も限られている中でどのように作品を楽しむべきか、というのが最重視されてきています。
>>1冊1時間ぐらいかかるようになりました
これはどっちがいいんでしょうな。
それだけじっくり読み込むことになったと考えるか、時間がかかるようになったと考えるか。
神山さん的にはどっちのメリット・デメリットが大きいとお考えで?
あにぶはもともと僕が立ち上げたものではなくて、他社でスタートしたサービスなんです。そんな「あにぶ」をうちで運営することになったとき、なんとなく自動的に運営を統括することになりました。だから編集長になったのは、ほとんど「偶然」です。
「じゃあ、僕がしましょうか?」
程度のノリでスタートしたのが、2015年9月くらいだったと思います。その時はたしか、本業の仕事でバンコクに駐在してました。海外のIPからあにぶのサーバーへアクセスするのに苦労したのは、今ではいい思い出です。
>>アニメの見方はどう変わったのか
編集長になる前、アニメはほとんど見てませんでした。学生時代に見ていた程度です。なので編集作業を始めた当初は、アニメコラムを読んでもなんの事が書いてあるのがさっぱりで、一時はアニメ恐怖症といってもいいぐらいにアニメがウザったく感じた時期がありましたよ。
2016年くらいからやっとアニメコラムに書いてある内容が、なんとなく理解できるようになりました。
最近では、各期アニメも割と見るようになり、過去のアニメに関しても時間が許す限り視聴するようになってます。
なので僕の場合は、 アニメを殆ど見ないオヤジ⇒割とアニメを見るハゲオヤジ に変化してます。
>>神山氏
>>メリット・デメリット
確かに、俺も気になりますね。
質と量、どっちのほうがいいのかという話ですよね。
>>だから編集長になったのは、ほとんど「偶然」
ということは、この出会いも偶然の産物なのですね。
やろう・見つけようとした仕事がうまくいかなくても、案外偶然から広がっていくことって多いですよね。
>>アニメ恐怖症
そんな過去が……。
今はアニメを作業や理解するためだけではなく、楽しんで観ることは出来ているのですか?
>>「精読」するべき
好きな作品を何度も観ることで、学べること、新しい発見を得ることは確かにあると思うんです。
俺の場合は「ドラゴンボール」「ご注文はうさぎですか??」「名探偵コナン」から多くのことを得ているのです。
けれど、やっぱり、新しいものにもガンガン手を出して引き出しを広げるのも大切なんじゃないか、とも思うんですよね。
「のんのんびより」は素敵な作品です( ・`ω・´)
うーむ……。読みかけのJPホーガンがあるのですが。
ちょっと「ワールドトリガー」じっくりと読み返してみます。
胸に響きました(´;ω;`)
走りながらって、音楽ではなくアニメを音声だけ聴いて、BGMにしているということです??
頭空っぽにしても観れるし、繰り返して気づきも得られるし、深くも浅くも観れるというのは確かに利点ですよね。幅広く、とっつきやすい。
>>神山さん的にはどっちのメリット・デメリットが大きいとお考えで?
じっくり読み込めるようになったのだと思いますよ!
デメリットとしてはやはり、時間の浪費でしょうか。
ただ、家ではせず通勤時間といったところでうまく時間を利用しています。
家にいる時間は家族の時間や、自分の時間をどう使うかで変わってきますし。。。
>>質と量、どっちのほうがいいのかという話ですよね。
私は量より質を重視しています。
限られた時間で閲覧できる作品は限られてきます。
その中で気になった作品を重点的に読んでは見てをしています。
なので、出会えていれば世界が180度変わるような作品に巡り合えていない可能性もあります。。
時間かけて読む必要がある読み物、時間がかかってしまう読み物では全く別物だと思います。
3か月かけて読む価値がある作品なのであればそれは有意義な時間ですよね。
最近になって私も「精読」という言葉をしっかり噛み締めて作品を読ませてもらってます・・・!!
>>kokosanさん
私も週末に体を動かすために趣味のテニスをしたあとにウェイトトレーニングをしていますよ。
気分転換には最高ですよね!(私は専らメタル系しか聞いてないですがw)
その発想がなかったです。
質:量=7:3くらいでやってみましょうかね。
量より質というのは、やはり至言ですな。
私もライターなりたての頃、同じようなことを先達に言われましたし。
なので、特に好きな本は繰り返し読むようにしています。
天童真先生の「大誘拐」なぞは何十回読んだことか……。
また大物作家同士の対談で、両先生が口をそろえて言っていたのが、
「作家は若い頃からどれだけ質のいい本を読んできたかで決まる」
「そういった積み重ねが糧になって、それが今の文章に反映される」
といったことでした。
やはり何事も日々の積み重ねなんでしょうな。
わかりやすいようで、難しい言葉ですね。
好きなことや専門にしていることを極めた結果、それが作品にいきて成功する人もいますし。
果たして、なにが自分にとって質のいいモノになるのか。
質のいい本探しは、それこそ手探りでしょうな。
いま売れている本も質のいい本なら、いま売れてなくても昔から名著といわれている本も質のいい本ということになるでしょうし。
それをカバーするために、量に手を出すというのも、あながち間違った考えでもないと個人的には思いますがね。
これは一生かけて追求していくものかもしれないですね。
ところで話が変わりますけど、ノベルデイズは大規模にリニューアルするようですね。
お知らせのところに「チャットノベルやコラボノベルを発展させた新しい投稿システムをいくつか実験的に導入を図っていき、定着したものには順次開発力を投入」とありました。
このシステムがどう変化するのかにもよりますけど、なにかここを使った新しいことをしたいですね。
>>ノベルデイズは大規模にリニューアル
ひとまずビューワーが更新されているのは確認しました。
執筆側としては現状特に変更がないので、あくまで読者側の見た目が変わったというところですね。
これまでより見やすくなっていたので、これはいい改善ではないかと思います。私はPC環境での確認しかしていませんが、目次や登場人物の表示が同一画面でできるのは読者にとってはありがたいところでしょう。
今後は投稿システムや管理システムも変わるようなので、そのへんはおいおい様子をみてといったところでしょうか。
なにか新しいことをする場合は、私も遠慮なく首突っ込みますので、そのときにはお声がけを。
私も星崎先生を見習って、新しいコラボノベルを考えたいと思っておりますしね。
見やすいというのは、読んでくれやすいという部分にも繋がるので、結果的には投稿側にも利点ですね。
こちらとしても、今岡先生からはいろいろと学ばさせてもらっていますので。
その時はよろしくです。
>>新しいコラボノベル
ほほう、これは楽しみですな!