十五の四 越すべき峰のひとつ
文字数 3,028文字
大音量でミュージックを垂れながす車が、あっという間に去っていく。
(ドロシーが俺から天珠を受けとりながら言う。
俺がうなずくと、彼女はシノとともにタイヤがはずれた荷台に乗りこむ)
思玲も荷台に飛び乗る。
それを聞き、ケビンが思玲を見つめる。
そう言いながら槍先に術を唱え、槍がかざされる。
次回「魔道士と愉快じゃない異形達」