相模湾・多摩丘陵

文字数 905文字

2021/03/02 16:27
相模湾 埼玉に到着するまでの間、京浜東北線(東海道本線・東北本線)の車窓から、私達が縦断している関東平野の景観を眺めて見ましょう。関東平野の南東は、太平洋に面していますが、南には相模湾があります。片瀬江ノ島は、新生代第三紀の凝灰岩・砂岩と、第四紀更新世の関東凝灰層で出来ており、それが海水に浸蝕された陸繋島(りくけいとう)です。片瀬海岸に流れて来た境川(片瀬川)から堆積した砂洲さすによって、対岸と陸続きになっているので、陸繋島と呼びます。境川は、片瀬海岸では片瀬川と呼ばれ、その東岸は13世紀、日蓮聖人が暗殺されそうになった瞬間、流星群とも言われる火球で命を救われた、あの奇跡の場所でもあります。そして江ノ島は、1877年に大森貝塚を発掘したモース博士が、日本初の動物学研究所である「江ノ島臨海実験所」を建設し、海洋生物を調査した地域でもあります。大森で暮らしている私達にとっても、縁の深い地域なんですね。太平洋戦争の末期、関東平野に上陸するダウンフォール・コロネット作戦を計画していたアメリカ軍は、相模湾を「日本のノルマンディー」と分析し、我が国が1946(昭和二十一)年になっても降伏しなかった場合、この海で最終決戦が繰り広げられていたのかも知れません。昭和天皇も、江ノ島を含む相模湾の生物学を御研究されています。
2021/03/02 14:36
2021/03/02 16:07
多摩丘陵 関東平野の西部、東京の多摩川と、相模の境川に挟まれた地域には、多摩丘陵が広がっています。第三紀の岩石を、約12万年前(更新世後期)以前の関東凝灰層が覆っており、武蔵野台地の南西端にして、この台地で最も古く高い地形になっています。特に、浅川などが流れる八王子の周辺では、約200万年前(新第三紀鮮新世後期・第四紀更新世前期)に生い茂っていた落葉針葉樹メタセコイアの化石林など、多種の動植物が化石として発掘されています。絶滅したと思われていたメタセコイア(一位桧木イチイヒノキ曙杉アケボノスギ)の復活には、古植物学者の三木茂、そして昭和帝による研究が、重要な役割を果たしました。近年の多摩丘陵は、住宅地化開発が著しく進み、横浜の國學院星槎国際学園など、多くの大学が立地しています。
2021/03/02 16:14
2021/03/02 16:24
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

【神霊矢口】とさみや じゅのうじょうだい アキラ

十三宮 寿能城代 顯

関東州 東京府 東京市 蒲田区


蠍座♏11月1日トパーズ

・一人称「私」

・二人称「あなた様

・地位 中級生?

・専攻 地理学(共生科学士)

・属性 

・武技 レーザー剣・自動小銃

・愛機 ステルス攻撃機ナイトホーク(誘導爆弾)


 十三宮聖の義弟、また星川初の養子。本名は「富田巌千代」で、宗教信仰者としての法号(生前戒名)が「アキラ」。東京の大森・蒲田で生まれ育ち、地理学などの探究に基づき文芸作品を創る「地球学(地理学文芸)作家」を称す。同人サークル「スライダーの会」を結成した会長であり、一心同体の校長(マネージャー)である春原あきらと共にサークルを運営。


「天主と神仏に感謝を、あなた様に幸福を…合掌」

ビューワー設定

背景色
  • 生成り
  • 水色