(二)-3
文字数 206文字
その三人が休み時間に席に座っている明をからかっていた。何のことを言っているのかわからなかったが、とにかく私は「ちょっとあんたたち、止めなさいよ! いっつもいっつも」と大声で注意した。
「なんだよ、フサフサ」
「フサフサじゃないわよ! 布佐房恵よ! ……って、あんたたち、今日は二人だけ? いつも三人じゃない。松崎はどうしたのよ」
「ああ、あいつなら休みだよ。入院したんだってさ」
「入院?」
「事故ったらしいよ」
(続く)
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