あとがき

　最後までご覧いただき、ありがとうございます。

「ノベロニア」が始まったのは、Twitter上の些細な会話からでした。
　果汁100%のコーラさんが「オセロニア小説のタグがあったら」と言われ、私が思い付きで「ノベロニアはどうだろう？」と返事をした事から、だったと思います。
　今では多くの方に認知していただき、投稿サイトのセルバンテス(現在は閉鎖)では公式に使っていただきました。

　しかし、オセロニア小説がそこから始まった訳ではありません。以前から書かれていた方は何人もいらっしゃいました。
　ですがやはり、「オセロニア小説賞」が、書き手を増やす契機になったと思います。かく言う私も、その口です。
「オセロニアコモンズ」で、のびのびと創作できる土壌を作ってくださった事も大きいです。
　元来、二次創作とは、著作権侵害と紙一重で、肩身の狭い思いで楽しむものでした。それを公式に応援してくださるオセロニア運営様の器の大きさには驚きました。

　残念ながら、賞を主催していたセルバンテスは閉鎖され、ここノベルデイズに移行する際に、多くの作品が消えました。

　それでも、書き続ける人はいます。
　面白い作品を少しでも多くの方に届けたいと、「マンスリーテーマ」「呟ロニア」等、アイデアを提供させていただきました。

　この「ノベロニア･アンソロジー」も、その一環です。

　冬厳@主夫ロニアさんよりアイデアをいただき、どのように形にするか私なりに考えた結果が、この短編集です。

　現状、ノベロニアを投稿できるサイトは、
　・ノベルデイズ
　・小説家になろう
及び、二次創作に寛容なpixivなどですが、ノベルデイズに最も作家さんが集まっています。
　マンスリーテーマの多くもこちらで公開されています。
　定期的に更新されている長編作もありますので、この機会に知っていただけたらと思います。

　今年は、オセロニア小説賞受賞作「蒼竜騎士と赤竜騎士の軌跡」の出版があり、オセロニア小説に注目が集まりました。
　この勢いで、ノベロニアももっと盛り上げていきたい！
　不束ながら、オセロニアンセレクション‘21にも、エントリーさせていただきます。

　最後に、読んでくださった皆様、日頃ノベロニアを応援してくださっている皆様、参加してくださった作家様、本当にありがとうございます。
　これからも、もっといくわよぉぉ！！(サタン風に)



　山岸マロニィ