ちょっと休憩 ひとこと書かせて(拝)
文字数 638文字
だけど、梶原が頼朝の愛馬のうちで二番目にいい馬をもらって、いちばんいい馬は「これは
(佐々木殺す)
と思うのは原作どおりだ。
明日だいじな合戦なのに、梶原は佐々木と刺し違えて死のうとまで思いつめる。
落ちつけ梶原。いま平家攻めてるんじゃなかったの? あんたと佐々木同士討ちで両方死んだら、マンパワーの甚大な損失で主君とまわりにめちゃくちゃ迷惑かけると思わない?
この段のクライマックスは先陣つまり、誰がいちばん速く川を渡りきって敵陣に乗りこみ名乗りを上げるかというゲームもとい名誉の争いで、馬の一件もあるから佐々木と梶原はその一瞬にすべてを賭けて
しかもこの一戦は平家攻めじゃないのだ。敵は木曽義仲だ。つまり源氏チーム内の殺しあい。そして「
つねにおいしいところをさらう義経。
そして罪つくりな頼朝。
落ちつけ梶原佐々木。
「梶原佐々木」連呼してたら、お笑いユニット名みたいな気がしてきた。だが作者はけっして馬鹿にしてるのではない。なんかこの二人の大局を見失ってる感がすごすぎて、身につまされていじらしくて泣けるのだが、こういう読みかた、ありでしょうか、なしでしょうか?