第24話 最大大会SelfizMに向けて

文字数 1,120文字

――そうか。話はだいたいわかった。
! 信じてくれるんですか?
ってか、信じる信じない以前に、

松さん発エリ経由のワヤワヤにワヤワヤを重ねた説明でよくわかったな……。

椿くんをあそこまで熱心に説得していたキミたちが

嘘をついているとは思えないしね。

にゃーん 照れるん
それに僕も秘密結社デフォルトに対する対抗手段を探しているんだ。

喜んで協力しよう。

あの、春井博士。
あ、紬でいいよ。

その制服ってことは同じ学校だし、むしろみんなのほうが先輩なんじゃないかな?

つむつむよろしくだよー

にゃがにゃがー

いや『つむつむ』はOKって言われてないからな!?
あはは。つむつむでもいいよ。

ところでミキちゃんはどうかしたかい?

紬さんは、なんで秘密結社デフォルトと対立しているんですか?

椿さんの件もありますし、気になります。

ああ。

うちの研究所で、椿くんとともに助手をしていたもう一人の人物。

シャーリィ=ウォットが秘密結社デフォルトに寝返ってね。

にゃ、それで椿さん、負けちってカード奪われちったん?
僕がシャーリィのことに気づけなかったばっかりに……。
そんな……! それは紬さんのせいじゃないわ!
悪いのは秘密結社デフォルト。それは間違いなし!
だから紬さん。

秘密結社デフォルトの計画を止める方法を一緒に考えましょう。

――ありがとう。
秘密結社デフォルトの目的がシンギュラリティに影響を与える人たちの絶望となると、

おそらくより多くの人が関わる場が狙われるだろう。

そうなると――やはり――。

――ごくり。
――秘密結社デフォルトの最大ターゲットとなるのはおそらく、

Vヴぁと最大大会、SelfizM

にゃっ!?
またわかりやすいところ狙ってくるなー

まあ、そういう作戦なんだろうけど……

じゃあそのSelfizMで秘密結社デフォルトの人たちを倒して、

エリが優勝しちゃえばいいんだね!

優勝する必要はないだろ……出るからには優勝したい気持ちはわかるけど……
でも、SelfizMの出場条件って確か……
SelfizMに出るにはVコンボを使える必要がある――

今から修行するとなるとかなりのスパルタにならざるを得ないけれど、

それでも大丈夫かい?

もちろん!

スパルタは正直ちょっち怖いけど――でも秘密結社デフォルトをほっとけないん!

Vコンボならニンフィアさんも使えるけど……

一人に任せておくわけにもいかないしな

私もやります! どうしたらいいか教えてください!
おまけのコーナー!
四半期に一回行われる、Vヴぁと最大大会SelfizM

毎回多くの実力者たちがしのぎを削っているぞ!

キミもLet’s ヴぁとる!!

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登場人物紹介

※この小説はYoutubeチャンネル『シンギュラリティで待ってます。』および同チャンネルのカードゲーム企画『みんなでヴぁとる!!』の二次創作です。キャラクター・世界観設定等は公式を参考にしていますが、若干異なることをご了承ください。

【春日エリ】

スミレ・ミキとともに2045年から自由研究のためやってきた少女。

元の時代に戻る方法を探すうち、『Vヴぁと』をめぐる騒動に巻き込まれていく。

ちょっぴり天然なムードメーカー。

【星野スミレ】

未来から来た三人組のまとめ役。

ときにシビアなことも言うが、熱いハートを秘めている。

【木乃葉ミキ】

エリやスミレの親友。飄々としていて、どこか風変わり。

そしてちょっぴりおませさん……?

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