登場人物紹介
文字数 993文字
◆豊川莉愛(とよかわ・りあ)
小さな寺の一人娘。
家族構成は祖父・父。母は幼い頃に他界。
寺に荼枳尼天(実はマリア)を祀る稲荷を併設し、かつては隠れキリシタン達の信仰の受け皿となっていた。
住職一族は代々が隠れキリシタンだが、それを伝えられるのは直系の跡継ぎのみ。
「フツーじゃない」と反発を覚えつつも、咄嗟にデウス様に祈ってしまう程度には隠れキリシタンが骨の髄まで染みている模様。
家事は莉愛の役目。
働き者だが普通の家じゃないことの劣等感と家事をしなければならないことの不満から「フツー」に強く憧れている。ゆえに目立つことも嫌い。
虐められている訳ではないが周りからもちょっと変わった子という認識をされている。
外見は純和風で化粧するとなかなか映える(つまり塩顔)。
◆アスモデウス(朝茂帝主)
魔界の貴族。
元の外見年齢は20歳くらいだが、莉愛に合わせて人間界では14歳の美少年に化ける。
傲岸不遜。自分の価値観で動くタイプで、興味あるものには執着するが、興味のないものに対しては眼中にないか塩対応。
魔族は人間との間に子を成すため母親は人間。
魔界の政争を避けて人間界の母親の元で育てられたため、他の悪魔と違い人間というだけでは奴隷・家畜扱いしない。
莉愛を好きになったのは母親の面影を重ね見たせい。
共に暮らす内に女で一つ悪魔の子を育てた母にしてやれなかった分を尽くそうと思うようになる。
莉愛の弱さ・悩みを知るうちに次第に男として愛する女性を守りたいという感情に変化。
気に入らないものは排除すればいい、弱いものは生きる価値もないという考えを持っていたが、やがて莉愛に感化されて弱いものに対する労りや慈しみの心が芽生えていく。
また魔王になれば誰しもが自分に傅き愛してくれると思っていたが、本当に欲しい愛情は真実一つ。
一方的に愛情を押しつけるのではなく、相手を理解することも学んでいく。
得意な魔法は炎系。
◆アスタロト
嘆美で怠惰な魔界の貴族。
魔王の座には関心がないが、唯一アスモデウスには関心を寄せ、何かと対抗心をぶつけて優位に立とうとする。
父親から美しさだけが価値観だと教育されたため、美しくないものは興味を示さない。
ゆえに平凡な容姿の莉愛のこともアスタロトの惚れた女としか見ていなかったが、自分の容姿になびかず反発する莉愛のことが気になるように。
外見の美しさではなく内面の強さと美しさにも目を向けるようになった。
小さな寺の一人娘。
家族構成は祖父・父。母は幼い頃に他界。
寺に荼枳尼天(実はマリア)を祀る稲荷を併設し、かつては隠れキリシタン達の信仰の受け皿となっていた。
住職一族は代々が隠れキリシタンだが、それを伝えられるのは直系の跡継ぎのみ。
「フツーじゃない」と反発を覚えつつも、咄嗟にデウス様に祈ってしまう程度には隠れキリシタンが骨の髄まで染みている模様。
家事は莉愛の役目。
働き者だが普通の家じゃないことの劣等感と家事をしなければならないことの不満から「フツー」に強く憧れている。ゆえに目立つことも嫌い。
虐められている訳ではないが周りからもちょっと変わった子という認識をされている。
外見は純和風で化粧するとなかなか映える(つまり塩顔)。
◆アスモデウス(朝茂帝主)
魔界の貴族。
元の外見年齢は20歳くらいだが、莉愛に合わせて人間界では14歳の美少年に化ける。
傲岸不遜。自分の価値観で動くタイプで、興味あるものには執着するが、興味のないものに対しては眼中にないか塩対応。
魔族は人間との間に子を成すため母親は人間。
魔界の政争を避けて人間界の母親の元で育てられたため、他の悪魔と違い人間というだけでは奴隷・家畜扱いしない。
莉愛を好きになったのは母親の面影を重ね見たせい。
共に暮らす内に女で一つ悪魔の子を育てた母にしてやれなかった分を尽くそうと思うようになる。
莉愛の弱さ・悩みを知るうちに次第に男として愛する女性を守りたいという感情に変化。
気に入らないものは排除すればいい、弱いものは生きる価値もないという考えを持っていたが、やがて莉愛に感化されて弱いものに対する労りや慈しみの心が芽生えていく。
また魔王になれば誰しもが自分に傅き愛してくれると思っていたが、本当に欲しい愛情は真実一つ。
一方的に愛情を押しつけるのではなく、相手を理解することも学んでいく。
得意な魔法は炎系。
◆アスタロト
嘆美で怠惰な魔界の貴族。
魔王の座には関心がないが、唯一アスモデウスには関心を寄せ、何かと対抗心をぶつけて優位に立とうとする。
父親から美しさだけが価値観だと教育されたため、美しくないものは興味を示さない。
ゆえに平凡な容姿の莉愛のこともアスタロトの惚れた女としか見ていなかったが、自分の容姿になびかず反発する莉愛のことが気になるように。
外見の美しさではなく内面の強さと美しさにも目を向けるようになった。