第46話 狩りぱーりぃー

文字数 3,034文字


神山の切り替えの速さを昔から知っている4人はさておいて、
ポカンとしている夫妻。

「「・・・・????」」

「あ、あー、あれ? いつものことですよ? 神山くんは切り替えがものすごく速いんです♪」 小田
「「・・・・あ、ああ、、、」」
「、、そうーーなのか?」
「勿論最初の落ち込みとか本物ですよ?まじ落ち込んで、でも”いつものことだからー”っていつも即時復活w」
「「・・ふーん、、」」

その、こいつらだから、そーなのかな? って納得しちゃうの!!!
まーいいけどw俺ら全員に対しての「こいつらだから、、」だろうからなー♪

「神山、なんかちょっと悪い顔しているぞ?」神田するどいな?

「なので、夫妻もやっと帰宅してきたつーことで、晩飯は久々に山さん達や夜髏死苦も呼んでぱーりぃーしない?」
「「「いいねぇ、、」」」
あれ?山田?どうしたの?
・・・
「狩りだ、、狩りパーティーだ。」Y
「は?3チームで合同パーティ?レイド組むっての?セカイ滅ぼすの?」
「いや、森の得物を狩る、殺戮パーティーだ!」Y

「何を狩るってのか?」

「丁度良いにゃ、つい先日からドラゴンのでっかいのがあの森に来ているにゃ。性格悪いから狩っていにゃよ?」

「・・・山田?」

「こいつは、また、おもちゃにされてるんだろう、ニャww」

「「「「納得」」」」

ポカンとしている夫妻をとりあえず放置し、

「んじゃ、ミケ、悪いけど俺は山さんとこ。神田、山梨さんとこに連絡頼む」
とミケと一緒に跳ぶ。


そーいえば山さん、ダンジョンだっていてったっけ、、、来たくなかった、、、
暗ぇよ、、怖いよ、、帰りたいよー、、

「行くにゃ!」
びくびくしながらミケにピッタリついている俺。

「この先に居る様子だ、大丈夫だから、何もいないから、、おまえは、、」
呆れるミケ
セカイどころかどの時空でも怖いものゼロのミケに比べられてもなぁ、、

「あ、、」
どしたの?
「密閉空間に居る、だからすぐ側に出られなかったんか、、」
?姫がいるでしょ?
「居るけど、、寝ている?」
はぁ?
「取り合えず行く」
シュッ
「ちーっす」
「おお、よく来たなこんなとこまでw おまえ、ダンジョンキライじゃなかった?」
あの、、びっくりすらしないっての、、何?
閉じ込められている空間にいきなり現れたのが「普通」みたいな顔されているんですが、、、
ミケ、また腹抱えて転げ回ってないでっ!!

「いや、、ドラゴン狩りのお誘いに、、、、」
「「「「いくっつ!!!」」」」
おう、すっげー食いつき、、、冷静な山さんちーむが、、、

「で、この空間は?」
「ダンジョンのトラップ。」
「姫ちゃんは?」
「丁度ここに捕まる前に食べたダンジョンまたたびに酔って寝ているw」
あー、、
「そう、起きるまで待ってるところにお前が来た」
「ミケ、お願い!」
にゃ!!
シュッ

「ただいまー」
「「「「ちわー」」」」

「おお!久々だな!!おまえらいつもどこかに出ているからなぁ!神山達のチームと山梨達のチームでウチの実家の側に別荘建てたんだぞ?おまえらその時いなかっただろ?まったくも・・」
と、周子夫妻と山さんたちは久々の交流。
うちで以外会ったことはない。つまりまだ千葉家に連れてったことはない。

で、皆にお茶を入れ、お茶菓子を出し、食い終えた頃に、、、やっと神田が帰ってきた。
夜髏死苦連れて。



神田もすんなりとは行かなかったようで、

「あれだ、俺らは軍と一緒にすらんびー?すたんびー?なんか、魔物がすげー発生する現象があって、その対処に駆り出されていた。
いっぱいいてなーー!!!!♪ 嬉しくって嬉しくって特に俺とランががんがんぶっつぶしていたら、タマがうずうずしたらしく”おっきいくなっていいかにゃ?”って言うんでシャインがOK出したと思ったら、今までの比ではないくらい、、ありゃ東京タワー以上あったなぁ、でっかくなってなー、ジゴラ?
一気に吸い込んじゃった、、、で、、終わった。その時丁度神田が来た。」
「ああ、なんか兵士たちも皆べとべとになっていたが、、、」

「あれは、タマがほんとはブレスをかましたかったにゃ!ふっとぶのがおもしろいんにゃ!でも、ブレスを吐くまえに、息を吸うにゃろ?で、吸ったら、魔物も人間も全部吸い込んじゃったニャ♪、勿論人間だけは掃き出したが、、よだれがついててニャー」

「あのよだれ、”ネコ神のよだれだ!!!祝福だっつ!!!!”で、凄くてなぁ、ほぼ全員恍惚状態になっちゃってな、あとが面倒くさいんで速攻逃げてきたwww」

まぁ、、、なんだ、、、、、ごくろうさまです



で、
「ドラゴンですが、ねこかみ様達は基本傍観お願いたします。」
まぁ、、ドラゴン程度なら面白くもないし、、いいにゃ。 とお3方。

「で、俺らのチームも基本”戦わないチーム七不思議”なので、そのとおりで行きたいと思います」
「「いいの?、おれらにくれちゃうの?」」 山さんと山梨さん
「OKです。全く問題ございません。その後、今晩は、周子夫妻がやっと開放されたので、開放記念パーティー、および、山さんチーム・夜髏死苦チームのドラゴン狩り記念パーティを行いたいと思います。」
「「「「「「「「「「「「おー!!!!」」」」」」」」」」」」

「んじゃ、私と小田ちゃんと、、、」
「うん、俺も」神田
「神田くんの3人が、パーティの用意しておくわね!」
「わりーな、頼むね!」

あ、
「ミケ、そのドラゴンって食えるの?人間が食えるの?うまいの?」
・・・・・・「まずいにゃ」
OK、、
「だそうなんで、食材にならないんで計算外でw」
「了解!」


で、
チーム山さん、チーム夜髏死苦と、山田と俺と周子夫妻、ネコ3匹と狐で一緒にドラゴンのところに飛んだ。


えーと、
この眼の前3メートルくらい先にいるでっかいなんか数匹が、ドラゴン?
と思ったら、もう8人は飛び出して、
おれと山田がぬぼーーーーと立ち尽くしたまま、足元にくつろぐ4匹のモフ。

いろいろ、青い汁、血しぶき?とか、鱗とか、牙とか、爪、とか、こっちに飛んで来るけど、
なんかにカキンッカキンッって跳ね飛ばされている。
モフ達を視たら、
「コンだ」とミケ
ほう、一瞬尻尾が一本二本見えなくなるときがある、すげーなー、、バリアとかじゃなく、弾いてんだ、、、

小一時間後

何かの残骸wwwwww

ひどいよね?一気に殺さず、可能な限り抵抗できるようにしたまま、どんどん削っていったんだよね、、
で、最後にとどめ加えると、こんだけ”残骸”になった、、と。
死骸を記念に、とか全く考えていないよねこの人達。
とにかくつよい相手をぶっ潰す、しか考えていないよね?

「つくずく、味方でよかったな、、」
「うむ、、」山田も納得w

この残骸を背にして、この満面の満足そうな笑みな全員、なんだろう、、、
討伐の成果に対する満足感じゃないんだよね、、
運動した後の満足そうな笑みなんだよなーー発散させ切りましたっつ!!ってな、、、

「ミケー、ドラゴン、何頭いたの?」
「ん?多分6匹くらい?」
曖昧w
「種類って、あるの?」
「ああ、あるぞ。今日のこいつらは、そんでも最も手応えのある奴等じゃなかったかにゃ?古代種とかいう」
「あー、えんしぇんとドラゴンか、だから少々手応えあったんだなー」納得の山さん。山梨さんではない、山さんの発言だ。見た目ではひとはわからんものだ、うん。つか、もう”ひと”じゃないくない?

「記念とかいいの?首すらぐっちゃぐっちゃで、証拠もないよ?」
「「「「「「??」」」」」」
「食材にならんのだろう?」「「「「「「「うんうん」」」」」」」
こいつら、、、
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