第6話

文字数 654文字

まずは私の家にいくことになった。



りっちゃんが言うには、

こっちの世界の紗奈もどうやら東京で一人暮らしをしていて、

りっちゃんとは恋人同士ではあるが、遠距離恋愛だったとのこと。



今いるりっちゃんの家は、東京にあるのだけれど、

パラレルワールドの私がこの世を去った後、

事件をいろいろ調べるために、急きょ借りたものらしい。


ちなみに部屋は1階の、102号室だ。



……今現在、私の部屋は定期的に警察が出入りしているらしい。



パラレルワールドとはいえ、


自分の部屋に知らない人たちが出入りしているというのは、


なんだかちょっと複雑だ……。




幸い、今日は警察の出入りはなさそうだったので、


私達はさっそく部屋に入り、いろいろ調べてみることに。


……しかし特にこれといったものは見つからなかった。




あえて気づいたことを言うなら、


りっちゃんとは恋人同士だったんだな、と思ったくらいか。





学校にも行ってみたが、


特に有力な手掛かりは得られなかった。




……素人が聞き込みするぐらいで犯人が見つかるなら、


警察がとっくに見つけているってことだろう……。





因みにりっちゃんは既にもう何度か聞き込みをしていたみたいだ。



君の視点なら、なにか違和感を感じるかもしれないから

ということで来てみたが、


とりあえずあからさまな異変を感じる人や


おかしな動きをする人もいなかった……。




……っといっても、ここは、私の世界とは別世界だし、


どこまで自分の感覚を、あてにしていいのかは分からないけれど……。




ラビスはずっとついてきて、クスクス笑っている。


犯人さがしに、特に協力する気はないようだ。

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登場人物紹介

星崎 紗奈 (ほしざき さな)


17歳 専門学生


本編の主人公。

ラビス

その他人物



↓(以下ネタバレ含む人物:表情など)


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ラビス

ラビス

ラビス

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男性

律?

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