二十三章 【男湯】星崎・今岡コラボパート

文字数 1,703文字

一方、その頃キルの創った温泉テーマパークにやってきた男湯一同。その中に、キルの様々な魔法による覗き対策に歯噛みする者が居た。

それは誰あろう──

2019/03/11 01:32

eijivocal23


←こいつ
2019/03/11 21:24

ほら、スーさん!

そんな仏頂面してないで、

お湯につかりなって。

けっこう気持ちいいよ。

2019/03/11 21:25

隣からキャッキャウフフん黄色い声ば聞こえてきもすのに

ここでん指咥えたままいうんが口惜しゅうて……

おいも掴みたかち!

2019/03/11 21:25
どこまで聞こえてんだよ!
2019/03/11 21:25
獣のような聴力――いや、それ以上か。

残念だが、俺の目の黒いうちは覗きなどさせん!

2019/03/11 21:49
しかし、もしキル様の魔法を突破できるとしたら、それは評価してよいことなのではないでしょうか?
2019/03/11 21:50
ふむ……。

そうだな……。


面白いことを思いついた!!

2019/03/11 21:51
喜べスケベ

俺の魔法を突破することができたら、覗き行為に関しては黙認してやろう!!


ただし、壁や床を破壊することだけは許さん! 

特別講義だ!! 一切の破壊行為をせずに、女湯を覗いてみるがいい!!

2019/03/11 21:53
スケベ……?

まさか、オレも含まれているのか……

2019/03/11 21:54

スケベ……?

まさか、オレも含まれてるんすかね?

2019/03/11 22:15

おまんさァは確実に入っておりもすよ!

おいが断言ばしてやるとじゃ!

2019/03/11 22:16
うれしくねえなぁ……。
2019/03/11 22:16

じゃっどん、壊(くや)すばいかんと!

こいは難問じゃっど!

2019/03/11 22:17

たしかにオレも剣はそこそこいけるほうだと思うけど

魔法だけは素養ゼロだからなぁ……。

なにか方法はないものか……。

2019/03/11 22:17
このままでは誰も魔法を突破できない……。

キル様、講義というからには、少しヒントを与えてみてはいかがでしょうか?

2019/03/12 00:04
…………貴様、そんなに覗きたいのか?
2019/03/12 00:04
なっ……。ち、違う! オレには心に決めたネコ(ひと)が……!!
2019/03/12 00:05
だが、ヒントを与えるのも時には教育者として必要なこと、か。仕方ない。


おっと、手が滑って透視を防止する魔法の解除魔法について書かれた魔導書が、触手の湯に落ちた!

2019/03/12 00:08
キルは触手の蠢くおぞましい湯に、本を投げ入れた。
2019/03/12 00:09

hosiazuazu

ん?

あれ、レオさァの知り合いじゃおはんか?

2019/03/12 00:26

あ、ほんとだ。

おーい、そこの触手、ちょっと本とって!

2019/03/12 00:26

すると、おぞましくも蠢く触手たち

本を投げ返してくれたではないか。

2019/03/12 00:26

eijivocal23

あいがとさげもす!
2019/03/12 00:27

でも、魔道書なんて読めなかった。

惑うしよ、まーどうしよ!


ごめん、ブラック……読んで。

2019/03/12 00:27
あえて言おう!

オレも魔法は得意ではないと!!

2019/03/13 01:11
黒猫オオオオオ!

貴様、それでも鍛冶屋見習いか!

限界など突破せんかあああああああああ!!

2019/03/13 01:12
キル様……。

オレは限界を超える!!


うおおおおおおおおおおおおお!!

2019/03/13 01:13
魔導書の効果により、レオナルドの身体が白い光をまとう。

キルは彼に向かって、剣を投げた。

2019/03/13 01:15

hosiazuazu

今の貴様なら、魔法防壁のみを斬り裂くことができるはずだ!

魔力の流れを感じ取り、壁を傷つけずに斬ってみせろ!!

その後はそっちの召喚獣が、透視魔法でもすればいい!!

2019/03/13 01:17
(ピコーン!!)
2019/03/13 01:30

ゴンの頭上も白く光った。

どうやらよからぬことをたくらんだようだ。


刹那、ゴンはこれでもかとレオを突き飛ばしてみせた。

2019/03/13 01:30

eijivocal23

レオさァ、すんもはん!!
2019/03/13 01:30

レオが突き飛ばされた結果、キルの投げた剣はむなしく中を舞った。

そして、勢いよく壁に激突したのだった。



ドゴーン!!!!!

2019/03/13 01:31

eijivocal23

はてさて、こいで壁ば壊(くや)したばキルさァになったとじゃ。

わいらは一切の破壊行為ばせんとじゃっで、問題ばなかろ?

2019/03/13 01:31

ルールの穴をついた点は評価してやろう。

せいぜいあっちで楽しむがいい。命の保証はないがな!

2019/03/14 00:27
壁を塞いでしまったら、彼は戻ってこれないのでは?
2019/03/14 00:27
問題あるまい。

それより貴様ら、俺が覗く許可を出したことは黙っておけよ。もちろんタダでとは言わん

2019/03/14 00:28
キルは魔法で浴槽にいっぱいのもやしを出現させる。
2019/03/14 00:29

hosiazuazu

こいつを具に、特性の激辛ドラゴンチャーシューもやしラーメンをごちそうしてやる!

湯に浸かりながら食うがいい!!

(もやしの山が乗ったラーメンを出す)

2019/03/14 00:30
ドゴーン!!!!!
2019/03/16 00:24

eijivocal23

ほう、旨そげなラーメンにごわすな!

一杯もらいたかところじゃっどん、

もういけ……(ガクッ)

2019/03/16 00:25

聞いたわよ!!!

あんたらねぇ!!

2019/03/16 00:26
ひぃっ!!
2019/03/16 00:26

ナオミはびびるレオたちを締め上げ洗いざらい白状させた挙句、

男連中をみな簀巻きにして、風呂場に放置したのだった。


力を使い果たし倒れていたゴンももちろん

その中に含まれていたことは、言うをまたない。

2019/03/16 00:26

eijivocal23

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登場人物紹介

ナオミ=クロフォード(今岡パート)


召喚士見習いの1年生。

魔法の成績は、本人曰く「中の上」ということだが、実際のところは「中の中」。

よくもなく悪くもない、典型的な凡人である。

レオナルド=マイルズ(今岡パート)


剣士見習いの1年生。

魔法はからっきしだが、剣の腕はピカイチ。

脳筋っぽく思われがちだが、野卑というほどでもなく、周囲からの人望もそこそこある。

魔法以外弱点ないんじゃないか、こいつ?

ゴン(今岡パート)


ナオミの召喚獣。

ゴンという呼び名はナオミが呼ぶあだ名のようなもので、本人は気に入っていない。

ロイ=マッチョメン(今岡パート)


冒険者学園の学園長。

元冒険者で、むきむきマッチョな肉体は老いてなお健在。

キャラアイコンの下は、「ストⅡのザ●ギエフ」「鋼錬のアー●ストロング」「DBの全盛期・亀仙●」の肉体が付いていると想像すればいい。

学園長を名乗るぐらいなので、魔法にも長けていると思われるが……、その真偽は謎。

というのも、大抵は「魔法(物理)」でかたをつけるからである。

むろんその威力は計り知れない。

カレン=ティーハーフ(今岡パート)


風魔法の使い手で、冒険者学園の飛行訓練担当教師。

一応講師なのですべての魔法は一通り使えるが、とりわけ風魔法が得意。

むしろ風魔法だけなら、現役でもトップクラス。

ただ、極度の対人恐怖症なので、常にお面をかぶっている。


いや、人前に出るのが苦手なら、なんで講師になった?

あ、お面さえあれば、大丈夫だそうですよ。

セリナ=ティーハーフ(今岡パート)


魔法使い見習いの1年生。

名前からわかるとおり、カレン先生の妹である。

姉とは真反対で社交性が高く、周囲に打ち解けるのが早い。

血筋なのか、風魔法の上達速度はピカイチ。

しかし適正とは裏腹に、本人は火魔法をメインにしたいとのこと。

目標は「今のはメ●ゾーマではない、●ラだ」とドヤ顔で言うこと。

ゴリラ(今岡パート)


ウッホウッホ、ウホウホウッホ。

(冒険者学園の剣術講師)


ウホホウホホ、ウッホウッホウッホホ。

(アイコンのせいでオークに見えるが、現役のゴリラである)


ウッホウホホウ、ウッホウ?

(っていうか、現役のゴリラってなんだ?)

デヴァ=ボ=ウチョウ(今岡パート)


冒険者学園の歴史学講師・デヴァ先生。

インテリジェンスソードのため、話すことが可能。

ふだんは飛び回ることによって、移動している。

齢2000年という歴史の生き証人でもある。

むろん武器としての性能もまったく衰えていない。

いや、歴史学もいいけど、こいつが剣術講師でもよかったんじゃね?

ルーチェ=ローズブラウニー(星崎パート)


騎士の一家ローズブラウニー家の3女。騎士である姉と兄がいる。

しかしルーチェは救うべき民を蔑ろにし、貴族であり騎士である自分たちの誇りばかり優先する一族のやり方に反発し、人々を救うための冒険者を目指し、学校に入った。

貴族故に豊富な魔力を持つが、コントロールが苦手。家族からは落ちこぼれ扱いをされている。そんな環境も、彼女が冒険者を志した理由になっている。

幼い頃に剣を叩き込まれ、剣士としての素質を持つが、召喚士見習いである。


得意:剣術

苦手:魔法

好き:甘い物


「私は立派な冒険者になって、困っている人や差別されている人たちを助けるのですわ!」


ラティエ(星崎パート)


ルーチェの召喚獣。見た目は少女で、本人は優秀な精霊を名乗っているが、重度の怠け者。

ルーチェの豊富な魔力にひかれて、やってきた。マイペースで、基本的に言うことを聞かない。


得意:どこでも眠れる

苦手:起きていること

好き:寝ること


「え~、めんどぃ」「ラティエ、お腹空いたぁ」

ニャーシィ=ドルッチェ(星崎パート)


27歳、未婚、彼氏いない歴=年齢。

魔法薬学の先生。なぜか呪術と恋愛に関する魔法に詳しい。未婚なことから、成功率はよろしくないらしい?


「うふふふ。今日は意中の相手を奪う魔法薬を調合しましょうねぇ~~」

キル=ブラッディロード(星崎パート)


元魔王軍の幹部。魔王が倒されたことで、人間側に寝返った。彼が教鞭をとることに反対する者もいるが、人間とモンスターのハーフである点と、強力な魔法の使い手である彼から学べることも多いという点から、学園長が採用した。

魔法戦闘学の教師。


得意:もやし魔法

好き:もやし

趣味:もやし育成


「もやしの持つアスパラギン酸は疲労回復やスタミナをつける効果がある。強くなりたければもやしを食え!」

希望ミライ(星崎パート)


剣士見習い。なにかの手違いで異世界に飛ばされた剣道部。ここはゲームの世界で、自分が主人公の物語だと思っている。主人公にはライバルが必要という理由から、勝手にレオナルドをライバル視している。


得意:剣

好き:自分


「これはアバターってやつね。なんでも出来るのなら、今日から私は超美少女魔法剣士よ!」

ウィル=ラガマフィン(星崎パート)


白竜に乗った魔法オシャレ学の先生。

18歳にして教員となった。冒険者だって、可愛く・かっこよくなくてはならない。そんな考えから魔法オシャレ学を提案した。さまざまなコーデを作る魔法の授業である。

女性にモテる王子様系の女性。


得意:装飾魔法

苦手:辛いもの

好き:おしゃれ


「さあ、ボーイズ&ガールズ諸君。僕がエスコートしてあげよう」

ブラック(星崎パート)


猫型の獣人。鍛冶屋見習いの生徒。元々剣の心得があったが、盗賊に襲われ膝に矢を受けてしまったため、剣の道を諦めた。その際キルに助けられ、キルのための剣をつくるべく鍛冶屋見習いになった。


得意:鍛冶

苦手:熱いもの

好き:キル先生


「オレの命はキル様のためにある」

魔氷剣士マオ(星崎パート)


この世界には存在しないはずの「スマートフォン」という魔道具を持つ少女。どこか別の世界から来た、という噂もある。謎の冒険者。自称「2人の創造神の知り合い」。


得意:ボケとツッコミの二刀流

苦手:じっとすること

好き:楽しいこと


「別の世界でアタシを見た? 他人の空似だろ」

ベルフェゴール市長(星崎パート)


ニャーシィの父。学園のある町ではそこそこ偉い男。最近何者かからの脅迫を受けているらしい。しかし、この件に関して国の騎士や冒険者が首を突っ込むことを嫌い、私兵に対応をさせている。

キルのことを何故かよく知っているが……。


「娘の仕事ぶりを見学させてもらう」

神速のユリウス(星崎パート)


ベルフェゴール市長の抱えている私兵団の幹部・四光剣の1人。と名乗っているが、実は某国の騎士。四光剣はすべて某国の騎士で、ある計画のためベルフェゴールを監視している。


「どうやら君たちは、知りすぎてしまったようだねぇ」

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