ああ
文字数 585文字
「慣れてきましたね。本当は秘密なんですが、あなたがらみの件ですので特別にお教えしますね。彼女は、数日後、あなたを殺してしまったと思い、自殺します。しかし、あなたはちゃっかり生きて帰る。そして、悲しみに打ちひしがれる。どうです。素敵なストーリーでしょ。」
死神は、涙ぐみながら語る。
「それって、ロミオとジュリエットの逆パターンじゃん。」
「はい。シェークスピア、直々のシナリオですよ。貴重ですよ。死んだら、地獄で自慢してください。」
まずい、早く生き返らないと。
「余命は変えられないと言ってるでしょ。それより、シナリオを台無しにしないでください。すごく高い著作権料を払っているんですから。」
こうなったら、なんとか、あの手、この手、鬼の手ってやつを聞きだすしかない。
「陸に上がったので、河猿を戻しました。」
死神のやつまたどこかと連絡とってるな。
「鬼が追跡できない水中では河猿という部隊を使うんです。角よりも強力な通信ができます。放射能防護甲羅を背負い、緑色の防護クリームを全身に塗っています。以前、津波で汚染された地域へ増員したんですが、今はあまり気味です。」
緑色で甲羅って、あのアメコミのミュータントか?
「猿ですよ。そっちでは童でしたっけ。」
「河の童って河童じゃん。」
あのお皿はパラボラアンテナか。
「彼らの報酬はキュリーで払います。」
死神は、涙ぐみながら語る。
「それって、ロミオとジュリエットの逆パターンじゃん。」
「はい。シェークスピア、直々のシナリオですよ。貴重ですよ。死んだら、地獄で自慢してください。」
まずい、早く生き返らないと。
「余命は変えられないと言ってるでしょ。それより、シナリオを台無しにしないでください。すごく高い著作権料を払っているんですから。」
こうなったら、なんとか、あの手、この手、鬼の手ってやつを聞きだすしかない。
「陸に上がったので、河猿を戻しました。」
死神のやつまたどこかと連絡とってるな。
「鬼が追跡できない水中では河猿という部隊を使うんです。角よりも強力な通信ができます。放射能防護甲羅を背負い、緑色の防護クリームを全身に塗っています。以前、津波で汚染された地域へ増員したんですが、今はあまり気味です。」
緑色で甲羅って、あのアメコミのミュータントか?
「猿ですよ。そっちでは童でしたっけ。」
「河の童って河童じゃん。」
あのお皿はパラボラアンテナか。
「彼らの報酬はキュリーで払います。」