第五話 「ベヒモス狩り」02
文字数 1,793文字
森の間道から荒野に出ると、馬に乗ったアルバーが走って来るのが見えた。
2017/12/03 11:36
馬を走らせてデス・ベイスンに着くと、ランツィアのメンバーや他のチームの戦闘種たちも大勢が集まり観戦していた。
2017/12/03 11:47
デス・ベイスンでは二本の剣を使う戦闘種が大型のベヒモスと戦っている。
2017/12/03 11:48
アルバーが解説してくれる。
シュンは他のチームやランカーについてはけっこう無頓着だ。
相手は人型の狼、ワーウルフと蛇の化身リリスの混合種(キマイラ)で体長は四、五メートルほどある。上の中クラスだった。
リチェンバーは空中を機動しながら、両手に持つ二本の剣でベヒモスと戦っている。
【飛行】と【切断】のスキルを効果的に使用していた。
狼の爪や蛇の尾の攻撃を、まるでコマのように体を回転させて切り刻む。
シュンは他のチームやランカーについてはけっこう無頓着だ。
相手は人型の狼、ワーウルフと蛇の化身リリスの混合種(キマイラ)で体長は四、五メートルほどある。上の中クラスだった。
リチェンバーは空中を機動しながら、両手に持つ二本の剣でベヒモスと戦っている。
【飛行】と【切断】のスキルを効果的に使用していた。
狼の爪や蛇の尾の攻撃を、まるでコマのように体を回転させて切り刻む。
2017/12/03 11:49
ブレイソンが感嘆の声を上げた、確かに凄い戦いぶりだ。
体内のコンテナも大きいのだろう。シュンも感心した。
リチェンバーは見事にベヒモスを倒した。
ギャラリーの中には戦闘種たちに守られている企業の人間らしき姿が何人か見える。
たぶん、チーム・ディボガルドのスポンサーなのだろう。
体内のコンテナも大きいのだろう。シュンも感心した。
リチェンバーは見事にベヒモスを倒した。
ギャラリーの中には戦闘種たちに守られている企業の人間らしき姿が何人か見える。
たぶん、チーム・ディボガルドのスポンサーなのだろう。
2017/12/03 11:51
アルバーとブレイソンは興奮して口々に言う。
同じ戦闘種として、この戦いぶりを見せつけられて、落ち着けというのが無理な相談だった。
同じ戦闘種として、この戦いぶりを見せつけられて、落ち着けというのが無理な相談だった。
2017/12/03 11:53
おそらく、これでシュンはトップから陥落する。
2017/12/03 11:56
シュンは自分のランキング争いに執着するつもりはなかった。
チームの底上げが大事だ。
今のランツィアはシュンのワンマンチームと言えなくもない。
チームの底上げが大事だ。
今のランツィアはシュンのワンマンチームと言えなくもない。
2017/12/03 11:59
アルバーとブレイソンは複雑な表情をする。
もちろん個人のランクは上げたいが、リーダーのトップは自分たちの名誉でもあるのだ。
もちろん個人のランクは上げたいが、リーダーのトップは自分たちの名誉でもあるのだ。
2017/12/03 12:01
シュンはもう一度デス・ベイスンを見て目を細めた。
2017/12/03 12:02
声を掛けられ振り向くと、いつものように副官の二人を従えたジェンヌが立っていた。
2017/12/03 12:03
ジェンヌは両手をポケットに突っ込んだままぞんざいに言う。
2017/12/03 12:05
シュンは知らないふりをした。
2017/12/03 12:06
ジェンヌは挑発するようにシュンたちを一瞥してから背中を向けた。
2017/12/03 12:11
ブレイソンはまだ何か言いたげだ。
2017/12/03 12:11
ギルドに寄ってから事務所に戻り今日の稼ぎを計算し、シュンはこれからの提案をした。
2017/12/03 12:12
アルバーは戦い以外でも若いメンバーの相談役になったりしていた。
自然と彼らの不満などを感じるのだろう。
自然と彼らの不満などを感じるのだろう。
2017/12/03 12:13
シュンは冗談めかして言う。
2017/12/03 12:14
ブレイソンが、バツが悪そうな顔をしたのでシュンは笑顔でとりなした。
2017/12/03 12:15