人物紹介とサブタイトルの必要性と自動しおりの罠
文字数 1,475文字
自作品の人物紹介ページを作成してふと思いました。皆さんは一読者となった時、作品に対して人物紹介やサブタイトルを欲するのかどうかを。
私は人物紹介とサブタイトルが欲しい派です。
一度に読み切られる短編作品は無くても大丈夫ですが、何日にも分けてゆっくり読み進めていく長編作品の場合は途中で必ず、「誰だっけ?」となるキャラクターが出てきます。
その誰かさんがモブキャストなら大した被害は出ないのですが、重要人物だった場合、「誰だっけ?」を解決しないまま先へ進んでしまうと確実に物語迷子になります。
名前は出ているのに何者なのか忘れてしまったキャラA……。
彼、ないし彼女について主人公達が熱く語ってもサッパリ解らない。危機的状況にそやつが主人公達を助けに来てくれて、「まさかA、おまえが俺達を救ってくれるなんて……」とか言われても何が
なので私は「誰だっけ?」と思った時点で、Aが初登場したんじゃないかなと思われる地点まで、物語を読み直しに行くことが多いです。ここで発揮される最大のスキルは
例えとしてファンタジー作品だと、主人公が学校に通っていた時期が有ったから、Aは学校関係者の誰かじゃないかと推理して、ならだいたいストーリーのあの辺りだろうと目測を付けるのです。
しかしここで第二の刺客が私の前に立ち塞がります。
数百話有る大長編なのに、エピソードにサブタイトルが付いていない……。
「3-17」とか「第五十二話」とかね、アラビア数字や漢数字しか表示されていないのですよ。ここでも迷子です。
魔法学校はどこら辺スか。やっぱり勘で行くしかねぇ。
これで一発でお目当てのエピソードに到達できた人は強運の持ち主。昔からクジ運の無い私は案の定外し、十数話に総当たりで挑むことになります。
それで苦労はしましたがAの正体が判明したとします。「そうだった、Aは学校の用務員のオッサンだったよ! そんな人が魔王戦で助っ人に現れたらそりゃ
スッキリした私は最後に読んでいた部分まで戻ろうとします。
そして現れる最後の刺客。
自動しおりが読み直した部分に移動してしまい、最終的に物語のどこまで読んだのか判らなくなってしまっていた……。
サイトによっては、自分が決めた任意のページにしおりを挟める便利機能が有ったりしますね。そういったサイトを利用されているユーザーさんは、「好きな所にしおりを挟めるなんて当たり前でしょ。どうして水無月は蒼ざめているの?」と不思議に思われるでしょう。
あのですね、当たり前じゃないんですよ。
サイトの中にはね、常に読者の後を背後霊のように追い掛けて、読んだ所に勝手に移動してしまう恐ろしいしおりが存在するのです。「私しおりちゃん、今あなたの後ろに居るの」
なもんでここでも勘で戻るしかありません。用務員のオサーンがデッキブラシで魔王の頭をかち割ったのはたぶん「8-10」の辺り? とかね、もう。
帰り道でも迷子なんですよ。過去のエピソードへ飛ぶ前に、元居たエピソードの数字をメモしておけば良かった。後の祭りです。
こんなことが有ったりしますので、作者さんはどうぞ余裕が有りましたら簡単でいいので、長編作品には人物紹介文と、エピソードにサブタイトルを付けて頂けるとありがたいです。
そして運営さんには、しおりを任意の場所に挟めるようにシステムの改良を切望します……!
Web小説サイトの中で何度も迷子になる水無月礼人の愚痴でした。
私は人物紹介とサブタイトルが欲しい派です。
一度に読み切られる短編作品は無くても大丈夫ですが、何日にも分けてゆっくり読み進めていく長編作品の場合は途中で必ず、「誰だっけ?」となるキャラクターが出てきます。
その誰かさんがモブキャストなら大した被害は出ないのですが、重要人物だった場合、「誰だっけ?」を解決しないまま先へ進んでしまうと確実に物語迷子になります。
名前は出ているのに何者なのか忘れてしまったキャラA……。
彼、ないし彼女について主人公達が熱く語ってもサッパリ解らない。危機的状況にそやつが主人公達を助けに来てくれて、「まさかA、おまえが俺達を救ってくれるなんて……」とか言われても何が
まさか
なのか解らない。そもそもAが誰だか判らない。そこからです。なので私は「誰だっけ?」と思った時点で、Aが初登場したんじゃないかなと思われる地点まで、物語を読み直しに行くことが多いです。ここで発揮される最大のスキルは
勘
です。例えとしてファンタジー作品だと、主人公が学校に通っていた時期が有ったから、Aは学校関係者の誰かじゃないかと推理して、ならだいたいストーリーのあの辺りだろうと目測を付けるのです。
しかしここで第二の刺客が私の前に立ち塞がります。
数百話有る大長編なのに、エピソードにサブタイトルが付いていない……。
「3-17」とか「第五十二話」とかね、アラビア数字や漢数字しか表示されていないのですよ。ここでも迷子です。
魔法学校はどこら辺スか。やっぱり勘で行くしかねぇ。
これで一発でお目当てのエピソードに到達できた人は強運の持ち主。昔からクジ運の無い私は案の定外し、十数話に総当たりで挑むことになります。
それで苦労はしましたがAの正体が判明したとします。「そうだった、Aは学校の用務員のオッサンだったよ! そんな人が魔王戦で助っ人に現れたらそりゃ
まさか
、となるよね。アハハハハ!!」スッキリした私は最後に読んでいた部分まで戻ろうとします。
そして現れる最後の刺客。
自動しおりが読み直した部分に移動してしまい、最終的に物語のどこまで読んだのか判らなくなってしまっていた……。
サイトによっては、自分が決めた任意のページにしおりを挟める便利機能が有ったりしますね。そういったサイトを利用されているユーザーさんは、「好きな所にしおりを挟めるなんて当たり前でしょ。どうして水無月は蒼ざめているの?」と不思議に思われるでしょう。
あのですね、当たり前じゃないんですよ。
サイトの中にはね、常に読者の後を背後霊のように追い掛けて、読んだ所に勝手に移動してしまう恐ろしいしおりが存在するのです。「私しおりちゃん、今あなたの後ろに居るの」
なもんでここでも勘で戻るしかありません。用務員のオサーンがデッキブラシで魔王の頭をかち割ったのはたぶん「8-10」の辺り? とかね、もう。
帰り道でも迷子なんですよ。過去のエピソードへ飛ぶ前に、元居たエピソードの数字をメモしておけば良かった。後の祭りです。
こんなことが有ったりしますので、作者さんはどうぞ余裕が有りましたら簡単でいいので、長編作品には人物紹介文と、エピソードにサブタイトルを付けて頂けるとありがたいです。
そして運営さんには、しおりを任意の場所に挟めるようにシステムの改良を切望します……!
Web小説サイトの中で何度も迷子になる水無月礼人の愚痴でした。