第40話 開会直前
文字数 2,430文字
いろいろ複雑な気持ちにならざるを得ぬオリンピックになってしまったが、にもかかわらず、選手たちの奮闘とその開催に係る疑義醜聞は「それはそれ、これはこれ」と考えるべきものと思うた。
無用に大きなイベントをこの時期に開催するなと自粛強制するなら、その強制はいずれ我らにもかかってくるやもしれぬ。我らにも慎重さが求められると心得たのだ。
でもそれができてない。病院の入口でも手洗いも検温もしない人が多すぎる。
こんなとこで緩めてどーすんのと思う。
共通の敵に向かって人類が協力し合うSFのほうが好きなんですが、そんなものはリアリティなかったんですね。残念すぎます。
最後まで、望みを捨てず、使命を忘れずでいくしかないのだ。
我々のそういうところが今、まさに試されておるのだぞ。
そういう意味で、オリンピック選手もまた、強烈に逆境に試されておったと言える。
ほんと、今回の選手はみなそういう逆境と戦った英雄だし、そのメンタルマネジメントが最大の焦点だったと思う。ひどいっ。
とはいえ、この東京2020、学ぶところは大変多い。
物事を受け止めるなかで一番なのは、やはりそこからいかに学ぶかであろう。
なんでも学びのチャンスとやっておれば、無意味なものはないし、人生も有意義になるというもの。
それこそわが「乙女のたしなみ・テツ道」でもあるのだ。
まず配信の画面とワイプの構成。これはオリンピック中継に倣った。左上に時計と締め切りまでの逆算時計、右上にメッセージボードとNovelJamのロゴを使い、下にワイプを配置していった。