法句経を終えて  ~監修者のひとりごと

文字数 543文字

いかがでしたでしょうか?
お釈迦様のナマな言葉が、一番含まれている、と言われる『法句経』。

その全26章にわたっての、西川先生による抜粋を、
より噛み砕いて、さらにわかりやすくしてみました。

みずみずしく、また時に激しく、
そして諦観をもって世間の営みを冷静に見つめ…

昔、大学の先生に
「お釈迦様は何も“仏教”を始めようと思ったのではない。
“真実のバラモン教”を復興しようとしたのだ!」
と習ったことがありますけど、
特に最終章の「婆羅門」なんて、そのものですよね。

そこには、“既に宗教者として崇められている者”の、
“真実に宗教者としてあるべき理想の姿”が述べられているのです。滔々と。

まるで、現在のお坊様に対して、「宗教者かくあるべし」と言っているようではありませんか!

…う~ん、まるで自分の心臓に白木の杭を打ち込んでいるようだ…


さて、自戒は、いやいや、次回は、
とうとう本領発揮!の

『浄土の救い-観無量寿経・無量寿経』

をやってみようかなー、なんて思ってます。
なんせ、ほら、本職ですから。
まがりなりにもワタシメ、浄土宗の僧侶なんで、
直球勝負!
は恐くて避けてたんですけど、
そろそろ重ーい腰を上げて、取り組んでみようか、と。

乞うご期待!
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