プロット

文字数 1,147文字

起】
大富豪、根津吉(ねづよし)千十郎の孫たち7人兄弟は「奇跡の7代目」と世間で言われるほど、文武両道で容姿端麗。
ホテルオーナーの一矢(いちや)。精神科医の優二。世界的有名デザイナーの三花(みか)。世界的トップモデルの四葉。華武(かぶ)流剣術の後継者である五月(いつき)。世界を跨りあらゆる武術を駆使する格闘家の歩六(あゆむ)。そして大学生で通称天才プログラマーの七海。
そんな彼らを千十郎は秘密裏で呼び出した。そして孫たちに福富家の宝である「ピンクダイヤモンドのティアラ」を盗むように頼んだ。
はじめは孫たち全員が千十郎の依頼を断るも、「断れば勘当する。成功した場合は根津吉家の埋蔵金を渡す」と言われ、7人の孫たちは盗みを働くことにした。

承】
早速、末っ子の七海が福富家を調査すると一矢が経営するホテルで福富家が孫娘の誕生日パーティが催されることを知った。さらにその日にティアラがお披露目されると知り、一矢と三花と四葉は福富家当主と、誕生日の主役である孫娘の桃香に近づく。すると一矢と桃香はお互い恋に落ちてしまった。連絡先を教えあい、パーティーの後にデートをすることになった。
一矢は優二にだけ恋の相談した。優二は「その恋心も利用しよう」と言い、綿密な作戦を練った。一矢は優二の言葉を信じるも複雑な感情を抱いていた。
一方桃香のドレスの準備をしている三花がある情報を得た。それはティアラのお披露目は5分だけでパーティの間は厳重なセキュリティシステム設備がある部屋に保管するということ。皆で考えた結果、裏方にまわす予定だった七海が部屋に侵入する作戦に変更した。

転】
誕生日当日。一矢、優二、三花、四葉の表舞台チームと五月、歩六、七海の裏工作チームに分かれ、作戦を実行。しかし福富家当主の勘で想定の倍以上に警備が強化されていた。そこで表舞台チームがフォロー。また五月と歩六の戦力のおかげで、裏工作チームはティアラがある部屋の前までたどり着いた。しかし部屋に入るパスワードが分からず暗礁に乗りあがってしまった。なんとか手がかりを探そうとする表舞台チーム。すると桃香が一矢に接近。何かを察したのか桃香はティアラがある部屋のパスワードを一矢に教えた。一矢はすぐに七海に報告すると、ティアラがある部屋のドアが開いた。

結】
孫たちの奮闘によりティアラは無事に手に入り、五月と歩六と共に帰還した。一方福富家ではティアラが盗まれ、桃香を除いて大騒ぎ。桃香は一矢の言葉を信じて待った。
ティアラを無事手に入れた千十郎は涙を滲ませていた。すると一矢が千十郎に「そのティアラを僕に譲っていただけないでしょうか」と尋ねた。千十郎は一矢の気持ちを受け入れティアラを渡した。
一矢はティアラを手に桃香の前に現れた。そして一矢は桃香にティアラを差し出しプロポーズをした。晴れて二人は結婚したのであった。

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