ポテトチップスと酎ハイ【3】

文字数 290文字

加川くんの手には潰れた酎ハイの缶が握られている。


ややこしそうだなと思いながらも放っておけずに聞く。

なにかあった?
佐野さんはどうしたんですか?

またバス停に戻るんですか?

私はビールを買い忘れてコンビニに。
あっ、それじゃあ僕と一緒に呑みませんか?

ほら、ビールじゃないけどあと2本あります。

加川くんが開けて見せるビニール袋の中には、2本の酎ハイとポテトチップスが入っている。
月も綺麗ですし。

あっ今日って十五夜じゃなかったですか?

あれ?

まぁなんでもいいや。

十五夜は明日だ。

缶酎ハイ1本でこんなに気持ちよくなっているならお酒は強くないんだな。


仕方なく、加川くんと並んで公園のベンチに腰掛けた。

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