第3話 歪な円

文字数 6,930文字

 例えば、生きてきたその人生の中で自分自身を振り返り誰かに語る機会があったとしたら、人は最初に何を思うだろうか。輝かしい成功体験を追想するだろうか。それとも苦節の人生に苦笑いを浮かべるだろうか。あるいは、いや、もしかしたら、人が最初に思うのは感情の揺れ動きを刻んだ数多(あまた)の瞬間そのものであって、いつかの、あるいはどこかで繰り広げられた個別具体的な情景ではないのかもしれない、とぼくは思うことがある。
 それは喜び、悔しさ、憎しみ、悲しみ、幸せ……雑多な感情を水に浮かべた絵の具のように揺らし掻き混ぜ、最後は一枚の紙に吸い取らせることで人の目に現れる。きっと、紙に残ったマーブル状の形こそがぼくら一人一人の人生模様。
 そしてぼくがぼくの人生を総括する時は、その模様の中心に必ず「後悔」の絵の具を落とすことになるだろう。とても大きな「後悔」の(しずく)がそこに残ることになるはずだ。
 しかもこの後悔のほとんどがぼくの注意力のなさに端を発したもの。あるいは気配りのできなさ、または勇気の足りなさ、そういう人として欠けた部分の多くがあらゆる場面において最後には後悔へと繋がりぼくという人間を形作るのだ。
 思い返せば、海辺の家にぼくが辿(たど)り着いた時からすでにじーちゃんとばーちゃんはお盆の準備で忙しそうだった。(りょう)くんが途中で「もう出かけるの? それならぼくも……」と言ったのを制してばーちゃんが言う。「せっかく(あき)(とし)が来たんだから今日はいいのよ。二人で好きなことをしていたらいいわ」……と。
 ぼくはあの瞬間に気付くべきだった。
 涼くんがばーちゃんの言葉に「それならそうするけど……」と渋面を作った瞬間、ぼくがそのやりとりを漫然と聞き流して昼食のそうめんを胃の中に流し込んだ、あの瞬間に。
 もしもあの時涼くんとばーちゃんの会話の意味がわかっていたら、そして「手伝えることがあるならやらせてよ」と、この口がそれをすらりと言えていたとしたら、ぼくのこの未来はもう少しまともなものになっていただろうし、後悔の色の大きさは半分よりもずっと小さくなっていただろう。
 ぼくという人間は大事なことにいつも気付かず、肝心なことほど言えないのだ。
 だからぼくは「手伝う」という、とても簡単で積極的なその一言を最後まで言わずにそうめんを食べ続けた。ぼくはいつでも受け身で、今でも受け身のまま生き続けているのではないだろうか。それはとても情けないことだと自分でもわかっていて、しかし簡単には矯正の利かないぼくの根源そのものなのだ。
 そうして無関心なぼくのお腹にそうめんは呆気なく収まり、じーちゃんたちが出かけて二人きりになった部屋の中、ぼくと涼くんは示し合わすでもなく沈黙を共有した。
 お互いに、お互いの不干渉。
 涼くんはスケッチブックに絵を描き始め、一方のぼくは畳の上に転がり漫画を読み始める。
 会話のない時間。
 きっと涼くんはぼくの存在を心の外に追い出していて、対するぼくは自分でもままならない気持ちを持て余す。
 気まずい時間。
 しばらくはサッサと鉛筆が紙の上を走る音と、ペラリと漫画のページが(めく)られる音とが空間の中で時を刻み、息の詰まりを紛らわすどころか不協和音のように響いてぼくの心を不安にした。
 そんな時だった。
「外に、行かない?」
 唐突に涼くんが声を掛けてきたのは。
「え?」
 と、驚いて漫画から顔を上げたぼくが振り向くと、すでに涼くんは立ち上がり、スケッチブックを脇に抱えてぼくを見つめている。
 有無を言わせない、というその仕草。そして、「だってこの部屋息苦しくない? 外の空気を吸いに行こうよ」と、朗らかな笑顔を作る柔和な姿勢。
 ぼくはすぐに返事をせず、読みかけの漫画のページに視線を戻した。
 ちょうど信じていた仲間が裏切り者と判明して、主人公が窮地に陥る緊迫のシーンを読んでいた。
 だからこのまま読み続けたい。ぼくは外になんて行きたくない。
 そんな気持ちを滲ませるように、「ううん」と、ぼくは曖昧な唸り声を上げる。
 それでも()(だる)い思いをなんとか動かして、ぼくは寝転がった体勢からむくりと起き上がった。それからまっすぐに涼くんを見つめ、無理のない程度の笑顔を作って言った。
「そうだね」
 肯定の返事。ぼくの主体性はこうしていつでも涼くんの前で迷子になる。すぐに心が呟いた。
 だから嫌なんだ、涼くんなんて。
 でもぼくはそれを言葉にしない。しかも気持ちのどこかでは涼くんに感謝までしている。
 そうだとも。
 重たい空気を破って声を掛けてくれてありがとうと、ぼくの心は囁くのだ。そしてお約束のように、そんなことさえ照れくさくてぼくの言葉は喉の奥に隠れてしまう。
「ほら、行こうよ」
「うん」
 涼くんに促されるまま、ぼくたちは家の外に出た。
 夏の日差しは午後になってもジリジリと暑く、光の手は背後から首の骨の辺りを容赦なく(つつ)いた。
「どうする?」
 ぼくが問えば、のんびりとした口調で涼くんは答える。
「そうだねえ」
 まるで答えになっていない返事。けれどもぼくはそれ以上の問いかけをせず、口をへの字に曲げて涼くんの少し後ろを歩き続けた。
──目的がないのも悪くない。
 そんな単純なことにぼくが気付くのはもう少し後、社会の辛さを知ってからだ。無意味で無価値な長い旅の果てに、ぼくはその結論だけを手に入れた。しかしまだ、少年だった当時のぼくは不安でならなかった。目的がなければ生きている意味はないんじゃないかと、自分の影にさえ怯えていた。
 だからどこに行くとも決めず、何をするとも決めない夏の散歩に、涼くんの背中を追いかけるぼくの気は(そぞ)ろで落ち着かない。この路地の先に不思議な世界への入り口が開いていたとしたらどうしようか、なんて、そんな幼稚なことまで考えた。涼くんが否定しようと躍起になった()()ちゃんの「かめはめ波」を、実を言えばぼくは笑うことができないのだ。
 きっと入り口が開いていた方がぼくのためになる。ぼくの希望になるはずだ。漠然とぼくは考えた。ぼくは望んでいた。変わりたいという思いを抱えていた。
 しかしわかってもいた。変われないという諦めをぼくは背負っていた。
 このちっぽけさが重すぎて、あの頃のぼくはぼく自身に押し潰され苦しかったのだ。
「まあ、ここには海しかないもんねえ……」と、涼くんは呟くようにそう言う。
 かなり遅れた返事を聞いて、ぼくはすかさず言い返した。
「そうだね」
 手ぶらのぼくとは違い、涼くんはスケッチブックを抱えたままだ。ポケットには数色のパステルも入っている。最初から海を描くつもりで家を出たのだ。単にぼくという「おまけ」が付いているだけで、涼くんの行動は予定通りなのだろうとぼくは思った。それでいいのだと自分を納得させた。
 何にしたって小さな町なのだ。
 トンネルが掘られる以前は船でなければ辿り着けなかったという話も聞いたことがある。集落は海と崖の隙間に貼り付くように密集していて、そんな集落が取り囲む入り江には浅瀬というものがない。入り江の北端にはごつごつとした岩が積み重なり、その岩を乗り越えるとようやく小さな砂浜とわずかばかりの浅瀬が広がるのだ。港のある隣町と違ってここには海しかないのに、その唯一の海でさえとても小さい。
 この日、ぼくたちが向かったのは砂浜だった。人の足でしか辿り着けない、そして地元の人間にしか知られていない静かな砂浜。ぼくらはしばらく無言で砂を踏みしめて、それからのんびりと砂浜に腰を下ろした。
「泳いでくれば?」
 思った通りすぐにデッサンを始めた涼くんは、ぼくを気遣ってそう言った。ぼくは高速で首を横に振ると無言で海の果てを見つめ、すぐに視線を落として波打ち際を見つめた。
 波頭が勢いよく押し寄せては、名残を惜しむようにゆっくりと去っていく。
 その不規則で無限の繰り返しを眺めながら、ぼくは心の目を閉じて涼くんの音に耳を傾けた。波の音に混じるサラサラとした音、自然の中に混じる人の奏でる生きた音。
 そこに混じる、受験に悩むぼくという不甲斐ない雑音。
「涼くんはさ」と、思わずぼくは涼くんに声を掛けていた。「いつ、画家を目指すって決めたの?」
「ん?」
 と、涼くんはパステルを握ったまま手を止めて、ぼくを観察するように見つめてから答えた。「ぼくはまだ、画家になるとは決めていないよ?」
 思いがけない答えにぼくは目を丸くした。「でも、美大を受験するんでしょ?」
「美大がだめなら普通の大学に行くよ」
「なにそれ!」
 あまりにも期待外れな返答にぼくは口を尖らせる。「なんか、そういうのは狡くない?」
 非難を受けた形になった涼くんは苦笑を浮かべた。「覚悟が決まっていないから?」
 ぼくは頷いた。「男なら、こう、ずばっと、決めるところ決めるんじゃないの?」
「なにそれ!」
 と、今度は涼くんがぼくの言葉をそのまま返してきた。「それができなくてあっくんだって悩んでるわけじゃん?」
「そ、そうなんだけどさ!」
 痛い所を突かれ、顔が火照るのを感じてぼくは(うつむ)いた。「涼くんは、自分の道をしっかり決めて突き進んでいると思ったんだ」
「ぼくの道?」
 頓狂に声を張り上げて涼くんは笑った。それからすぐにスケッチブックのページを一枚捲る。その真っ白なページに視線を落としながら、「ぼくもまだ、迷ってるんだ」と、涼くんはぽつんと呟いた。
 ぼくはすぐに何か言うべきだったのかもしれない。しかし、言えなかった。
 沈黙の間を波音が繋ぐ中で、涼くんはスケッチブックの上に赤のパステルで大な円を描いた。いや、一つには繋がっているけど、それを円と呼ぶにはあまりにも(いびつ)な円。しかし涼くんはその出来栄えに満足するように大きく頷き、それからぼくを見つめて問いかけてきた。
「これは円?」
「違う」ぼくは答えた。
「それなら円とは?」
「円の定義をここで言えって?」
「いいや」と、涼くんは首を振る。「ぼくが言いたいのはそういうことじゃない」
──完璧な円を求めたら苦しいよ。
 涼くんは歪な円をうっとりと眺めながらそう言った。「でもぼくらは、どうしても円に完璧さを求めてしまうんだ」
 ぼくは問う。「苦しいとわかっているのに、ぼくたちはどうして完璧を求めるんだろうね?」
「それが円というものだから?」
 はぐらかすようにくすりと笑った涼くんは、そのままスケッチブックをぼくに手渡した。
 黙って円を見つめるぼくの上から涼くんの言葉がさらに降り注ぐ。「ぼくたちは『円』を勝手に定義して、その定義の息苦しさに悩まされる運命なんだ」
 ね、違うかな? と、畳みかけるように涼くんは呟いた。ぼくはそれでも答えず、歪な円をじっと見下ろし考えた。
 ぼくたちの理想。親が求める理想。先生が期待する理想。ぼくたちがそうであれと思いこもうとしている理想。正しい生き方。幸せな生き方。世間が「正解」だと思う生き方。ぼくたちは誰もが完璧に憧れ、完璧を目指し、そしてその壁の高さに挫折する。「正解」のレールからこぼれた落後者は本当に不幸なのだろうか。
 揺れるように暗い気持ちに引きずられたぼくは、顔を(しか)めて呟いた。「円の定義がもっと曖昧だったらよかったの?」
「この歪な円を円と認める定義が見つかったらいいかもね」
 涼くんは言った。「でも、これを円と認めるためにはものすごい苦労が待っていると思わない?」
「…………」
「でも、それが定義されたらもっと多くの人が救われるのかもしれない」
「涼くん、難しいよ」
「うん、ぼくも思った!」
 にやりと笑って涼くんは立ち上がる。「難しいことは大人が考えてくれるよ」
「考えてくれなかったら?」
「大人にもお手上げってこと」
 だからね、と言いながら涼くんは水平線を見つめる。「今のぼくは絵を頑張るし、今のあっくんは受験勉強を頑張るしかない」
「…………」
 どうにも言い表せない気持ちを波に放り投げるように、ぼくも黙って海を見つめた。
 わかっている。世界のすべてを「言葉」で表すことは不可能だ。あの当時ぼくたちが抱えていた漠然とした若さゆえの不安を、どのように美辞麗句を並べ、どのような装飾語を駆使したとしても、星のない真夜中にひとり暗い海を見つめているようなあの気持ちを余すことなく言葉で表現することは難しい。もしも言葉にできたらぼくたちは楽になれたのだろうか。いいや、きっとその新しい「定義」の前で、ぼくたちは再び思い悩んだことだろう。
 言葉は時に世界を開放し、時に世界を縛る呪縛に変わる。言葉は、言葉で定義できないものを認めない。排除する。そうして多様性を握り潰す。呪縛になる。
「でもまだ、いいじゃないか」
 涼くんは言った。「あっくんの可能性はぼくよりまだ広い」
「そうなのかな?」
「そうさ」と、涼くんは言う。「可能性は選択の余地を残す。最後まで、ぎりぎりまで、捨てない方がいい……って、うちの父さんが言っていたよ」
「だから画家以外の道も閉ざさないの?」
「そういうこと」
 涼くんは頷いた。「才能に限界が来た時のことを考えてもみなよ。そのときぼくに他の選択肢がなかったら、ぼくはそこから先の未来を何で泳いでいけばいいのかってなってしまう」
「誰かの船に乗れたら楽だよね」
「それは究極の勝ち組かもしれないね」そして、と涼くんの視線は空へと移る。「一番狡い選択かもしれない」
 でも、狡いって基準は誰が決めるのさ? と、涼くんは空を向いたまま呟いた。ぼくが「世間?」と言い返すと、涼くんは視線をぼくに向けてにっこりと笑った。
 もう帰ろうか。そう言う涼くんに促されてぼくたちは歩き出した。
 ……そう。覚えているとも。
 入り江に伸びるその桟橋はじーちゃんの特等席だった。バケツをひっくり返した椅子に座った釣り好きのじーちゃんは、時々ぼんやりとそこで釣り糸を垂れながらひとりの時間を過ごしていることがある。だから、ぼくも涼くんもそこにじーちゃん以外の誰かがいるなんて思わなくて驚いたのだ。ましてやずぶ濡れの、見知らぬ少女が立っているなんて。
──人魚だ。
 咄嗟にぼくの思考が、そんな不可解な空想の中で溺れた。
 あの子は人魚だ。間違いない。
 たった今陸に上がってきたばかりの人魚。ようやく歩ける足を手に入れて、イルカの従者をひき連れて、彼女にとっての王子さまを探すためにはるばる陸へとやってきた、小さな可愛い人魚姫。
 おとぎ話の可憐な主人公。最後には幸せを必ず手にする魔法の姫君(プリンセス)
 桟橋から消えていった少女の残像をしばらく見つめていたぼくたちは、どちらからともなく顔を見合わせ、今見たものが幻ではないことを確認するために急いで言葉を探した。
「見た?」
 最初にそう言ったのは涼くんだった。ぼくは大きく何度も頷き、そして思わず言ってしまったというわけだ。
「パンツ、白かったね!」
 ……なんて。今思い出しても恥ずかしい。
 対する涼くんは「え?」と驚いた様に目を丸くし、それから少ししてお腹にあるものを抑え込もうと必死な顔になり、しかし結局は(こら)えきれず、最後には苦しそうにげらげらと吐き出すような笑いを(こぼ)す。そして笑いながら涼くんは言った。
「それは見てない!」
 ぼくにはそれが非難の声に聞こえて、
「白かったんだ!」
 と、思わず顔を真っ赤にして言い張った。首の後ろまで熱かった。彼女のパンツが白かろうが赤かろうが、冷静に考えればそんなのどうでもいいことだと気付けたろうに。けれどもあの時、少女の履いていたパンツの色が白いことはぼくにとっての一大事だったのだ。
 思い返せば、あの時涼くんは「

見てない!」と言った。そして、そんな涼くんは最初に「見た?」と、ぼくに尋ねたのだ。
 涼くんは何を見た?
 

、ぼくは見ていなかったのだ。ぼくたちは勝手に勝手なものを見て、それぞれがそれぞれに興奮したってことらしい。まったく、ぼくひとりが変な妄想をしたみたいであの当時は顔から火が出るほど恥ずかしかったのに、本当は涼くんの方こそぼくなんかよりもずっとずっと男だったというわけだ。
「白かったんだって!」
「わかった、わかったよ!」
 ぼくたちがパンツのことで言い合っている間に、気が付くと少女は桟橋から随分と遠く離れたところにいて、まるで風のように波の間をすり抜けていた。あれが人間でも人魚でもどちらでもいい。ぼくは思った。あの少女は唐突にぼくの不安定な世界に入り込み、無垢な姿を無防備に(さら)し続け、そして、ぼくを存在の根底から掻き乱したのだ。
 ぼくたちの短い夏は、出会いの瞬間から波乱の予感を含ませ海風に吹かれていた。
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登場人物紹介

嶋末昭利(しますえ・あきとし)

 主人公。従兄姉たちからは「あっくん」、千夏からは「あきちゃん」と呼ばれている。

 中学3年時の千夏との思い出を拗らせたまま大人になった。

 田中匡樹の高校時代のクラスメイト。


(登場作品)

おかしな神社の不思議な巫女たち

それは空の下 海の上 あるいはぼくらのこの手の中

千夏(ちなつ)

 昭利の祖父母の家の2つ隣の家に遊びに来た少女。

 昭利に大きな影響と傷を与えた。


(登場作品)

それは空の下 海の上 あるいはぼくらのこの手の中

嶋末涼(しますえ・りょう)

 昭利の従兄。画家。


(登場作品)

おかしな神社の不思議な巫女たち

それは空の下 海の上 あるいはぼくらのこの手の中

ばーちゃん:

 昭利の祖母。引っ込み思案の昭利にとって、一番の理解者だった。


(登場作品)

それは空の下 海の上 あるいはぼくらのこの手の中

嶋末紗江(しますえ・さえ):

 昭利の従妹。


(登場作品)

それは空の下 海の上 あるいはぼくらのこの手の中

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