1 〝文明〟の持続可能性

文字数 594文字



最近、『持続可能性』や『持続可能な開発』という言葉を、よく聞きます。
最大の国際政府間組織である国連の、2030年までの行動計画(アジェンダ)にも、
17のSDGs(Sustainable Development Goals/持続可能な開発目標)が
掲げられています。

この『持続可能性』とは、いったい何の持続なのでしょう?
〝環境〟〝経済〟〝社会〟あるいは〝行政〟など、
色々なものが挙げられていますが、それらをまとめて一言でいうなら、
〝文明 (活動)〟の持続ではないかと思います。

なぜなら人類は、高度な文明により繁栄を得ましたが、
今では環境、経済、社会、行政と、文明活動全体に及ぶ、
様々な持続可能性の確保が必要と言われているからです。

またその原因や対策も多岐(たき)に渡り、
多様な文明活動自体から生じる課題に対し、
様々な文明活動が総体として対処してゆかねばならないからです。

資源・環境問題や貧困・格差、戦争・犯罪など、
現代社会の課題、原因と対策は、
科学・技術、経済・社会活動、制度・政策、
物的・人的資源、自然・社会環境といった、
文明要素の全てに渡っています。

では持続可能性というものを、そうした文明要素の関係から、
分かりやすく整理して理解できないでしょうか?
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