第3話 あたしのにっき

文字数 9,615文字

 - あたしのにっき -
- 5がつ/5にち/5さい -

 あたしは、みんながきらいです。あたしは、おかあさんと、おとうさんのことが、すきでした。おかあさんと、おとうさんは、こうつうじこで、しにました。あたしは、おとうさんのおばあちゃんのいえにきました。おばあちゃんは、おかあさんがくるまのうんてんをしていたせいで、おとうさんもしんでしまったと、わるぐちをいうので、きらいです。おじいちゃんは、けいばやぎゃんぶるがすきで、おとうさんやおかあさんから、おかねをかりようと、いつもくちげんかしていたので、きらいです。あたしがいく、ようちえんでは、おやがいないことをばかにする、いやなおとこのこがいます。おこったのでおとこのこをぶつと、せんせいにおこられました。せんせいは、おとうさんとおかあさんがいないせいで、わるいこにそだったと、わるぐちをいいました。あたしは、わるぐちをいう、おとこのこと、せんせいがきらいです。あたしは、ともだちがいません。いえにかえって、おばあちゃんがつくった、ごはんをたべます。しょっぱかったり、すっぱかったりで、おいしくないです。ごはんをのこすと、おばあちゃんに、おこられます。あまいおかしがたべたいというと、わがままをいうなと、おこられます。おじいちゃんは、けいばでかってきた、ようかんやおまんじゅうを、ひとりでたべていました。あたしもほしいというと、おじいちゃんにぶたれました。ぶたれたことを、おばあちゃんにいいました。おじいちゃんとおばあちゃんは、おかねのことで、くちげんかをはじめました。あたしは、そのとき、ようかんとおまんじゅうをとって、あたしのへやにいきました。あたしはへやで、ようかんとおまんじゅうをたべました。しょっぱくて、あじがわかりませんでした。あたしは、おかあさんがつくってくれた、おうどんがたべたいと、おもいました。おとうさんが、たまにつくってくれた、ほっとけーきがたべたいと、おもいました。おかあさんと、おとうさんに、あいたいと、おもいまし~(グリグリグリグリグシャグシャグシャグシャビリビリビリビリ…) ―

 ― …ぁあ~あぁ…小さい頃の事を思い出すのは、結構?ツラい…かなぁ~?これ、日記の宿題?で書いたのかなぁ?覚えてないし、日記を書く習慣も無いし?この後、蛇のアンタが出てくるんだっけ? ―

 ― {…もし、大丈夫ですか?…お時間、ありますか?}
「んん!なに?おじかん、なんて!もってないですけど?」
{あ…いえ…その…}
「うわ?だれ?なに?うわっ!むし!!ムカデ!?キモ!いっぱいついてる!キモい!うごかないで!やばい!とってあげる!」
ぶちぶちぶちっばしばしっばちんっばしん
ぐいぐいぐいぐいギューーーッ 
{い…あの…痛いです…大丈夫ですから…痛い…ぐす…これは、おもちゃの飾りです(嘘)…痛い…やめて下さいますか?…痛いです}
「オモチャ?なんでつけてるの?キモいからやめたほうがいいとおもう、なんで?」
{えっと…ぐす…外せないんです…ぐす…気持ち悪くて、ごめんなさい…ぐす}
「そうなの?ふーん…ほんものかとおもって、ムカデにかまれたらたいへんだって、ずかんにかいてあったから、たいへんだーっておもって」
{…ぐず…お心遣い、痛み入ります…}
「いたかったの?なんでないてるの?ひっぱったのいたかった?」
{ええ…いえ、少し驚きました…
真逆(マサカ)、契約前ニ触レルトハ思ッテイナカッタノデ)…ぐす}
「そっか、いたいことしてごめんなさい」
{こちらこそ、急に話しかけて、驚かせてしまい…ぐす…申し訳ありません…}
「おもいっきりひっぱっちゃった、いたいところなでてあげる、どこ?ここ?よしよしなでなで、いたいのいたいのぶっとべ!」
{あの…ありがとう、ございます…その、ムカデのオモチャ(嘘)…気持ち悪く、ないンですか…?}
「うん、キモいとおもう、よしよし」
{…ぐす…}
「キモいけど、そーゆーのがすきなしゅみのひとがいるから、わるぐちいっちゃだめって、おとうさんとおかあさんにおこられたことある。そーか、キモいってわるぐちになっちゃうのか、わるぐちいってごめんなさい!よしよし、いたいのいたいのかっとばせ!」
{野球の掛け声ですか?…ぐす…趣味ではナイのデスが…ご両親のお言いつけを、ちゃんと守ってイらして、偉いです…ぐすん}
「まだないてる、まだいたい?」
{いえ、お人さまに…ぐす…撫でて頂けるナんて、夢にも思っていナかったので、嬉しクて…ぅ…ぐず}
「ないてるひとがいたら、やさしくしてあげなさいって、おとうさんとおかあさんにいわれたの、あと、おとうとかいもうとができたら、やさしくしてあげなさいって、よーしよしよし」
{…妹には、なってアげられマせんが…もう大丈夫でスよ…優しく撫でてイただき、有難う御座いマした…}
「じゃあ、こうたい、つぎあたしのばん、なでて!」
{ええと…承知、致しマした…どうぞ楽にナさって、下さい}
「んふふ~、えへへ~、て、つめたくてきもちいー、おかあさんのて、みたい」
{…恐縮でス…(撫でり撫でり)}
「きゅうしょく?ごはん?しょうがっこうになったら、がっこうでごはんたべるの、きゅうしょくって、きいた」
{ええ、そうデすね…お子さん方が、健やかに育つ為に、栄養balanceに、ご配慮さレた献立を…(撫で撫でポンポン)}
「おかあさんのごはんよりおいしい?」
{…お母様の…どうデしょう…手料理に、勝るお食事は…(撫でり撫でり)}
「おばあちゃんのしょっぱいごはんよりおいしいかな?」
{…そう、でスね…あマり幼少期に、味の濃いお食事は、控えた方が…(撫でり)}
「しょっぱくてたべられないってのこすとおこられるの、おばあちゃん、きらい!」
{…そう、デすか…それは…}
「もういい、なでてくれてありがと、おれいにこれあげる!なんかしょっぱくてたべらんなかった」
{恐縮です…こチらは羊羹(ようかん)と、お饅頭(まんじゅう)でスか?}
「うん、あまいのたべたくて、おじいちゃんのおみやげからとった」
{…そレは、よろしくアりません…断り無く取ってシまったら、泥棒さんにナってしまいます…正直に、お祖父様にごめンなさいを、しましょう…私もお側に、附いていマすので…}
「う~…ちょうやだ、おじいちゃん、おさけくさいし、たまにもらして、おしっこくさいし、どなるし、ぶつし、こわいし、う~ん、う~!」
{…お祖父様が、食べヨうと思って購入した、羊羹やお饅頭が、無くナっていたら、悲しイと思います…正直に謝れば、許しテもらえルかも、しれマせん…}
「う~…うん、わかった、ごめんなさいする…いっしょにきてくれる?」
{はい、一緒に…でスが、お祖父様、お祖母様に、私めが見えマせん…声も聞こえマせん…私の事を秘密に、してもらえマすか?}
「…?…なんで?」
{…私は、悪魔、なンです…貴方以外の、人様方には、姿が見えナい、声も聞こえナいのです…誰にも、信じテもらえナい、と思いマす…なノで、秘密にシて下さい…}
「う~ん?よくわかんないけど、ひみつなのね?わかった、ひみつにする、ゆびきり!」
{ええ、ゆびきり…げんまん…}
「うそついたら、はり、おくせんまん、の~ます{針多いデす、郷ひ○みでスか?}ゆびきった!」
(悪魔ト指切リシタラ、呪イニナラナイデショウカ?)
{…後で調べマしょう、億千万の、胸騒ぎが、しソうです…}
「ごう○ろみしってる、おかあさんがふぁんだっていってて、おとうさんにうたってもらっておぼえたの、おーくせんまん、お~くせんまんの~」
{それ以上は、いけマせん、JASLACや、著作権が…}
「さーて、ごめんなさいにいくか~、よーし、くそじじー、あー、やだなー、ちきしょーが、てやんでぃ!」
{江戸っ子でスか?アの、言葉遣い…お気ヲ付け、下さい、お願いシます…}
「おっけーおっけー、れっつ、めんご!」
{…(不安デスガ見守ルシカ出来マセン)…} ―

 ― 「いやね、貴女のお蔭でね?ちょっと元気が出たというか?友達が出来たような気がして、調子に乗ってたんだと思う。アタシ、こんなんだった?これ、この回想、ホントの事実?」
{悪魔は…記憶は、記録なノで、誤差なく、差異なく、契約者と悪魔、相互の記憶を重ねた、recordなノで、間違いアりません…}
「いやー、あの頃は嫌な事が多かったから、記憶が薄いんだよね~。それにしても、超恥ずいわ~…もう、やめにしない?」
{いイえ、B様と、悪魔や契約につイて、情報交換…協力要請に、応じる約束なノで、破っタら…針、億千万…でスよ?}
「うぐぁ、恥ずいからヤメテ…わかった、サッサと終わらそっか…」 ―

 ― {…お祖父様、許して下さって、良かったデすね…ちゃんとお話しスれば、分かって頂けルと…そレに、カステラまで、戴いてしまイました…}
「うん!おじいちゃんすき!おさけくさいけど、おともだちがいるから、もういっこちょうだいっていったら、くれたし!」
{…お友達…?…もしかして、私の事、ですか?}
「うん!ひみつのあくまのともだちのおねえちゃん!…だめ?」
{いえ、駄目、では、アりません…お姉さんは、ちょっと、考え、さセて、下さい…(照レマス)…}
「おとうさんとおかあさんしんじゃったから、おとうともいもうともできないっていわれて、だったらおねえちゃんほしいなーっておもって」
{………それは、……(マコト)に、……御愁傷で、……いえ、わ…かりマした、私で、宜しケれば、オ姉さん、承り、マしょう、どウぞ、オ好きナ、様に、オ呼び、下サイ}
「いいの?ほんと??やったーっ!!よろしくおねえちゃんっ!わーいっ!やったーあ!!」
{そ、そンナに嬉シイデスカ…?…喜ンで戴き、恐悦至極です…こちラこそ、宜しくお願い、申し上げマす…}
「それで?」
{…?…それで、とは…?}
「あくまのおねえちゃんは、なにしにきたの?」
{……………………えっと……………………yet?…………} ―

 ― 「忘れてたんでしょ?」
{…はい、スっかり…}
「まだ、その『笑顔交換』に関するやり取り、全くしてないよね?」
{…はい、マだ、全く…}
「責めてるわけじゃないんだけど(笑)、色々と重~い内容の話しが混じってたし?」
{…ええ…ご両親が、ご逝去、さレて、いタり…当時の境遇も、あマり、悪魔が、同情や、えエと…失礼かと…その、急に、契約しマしょウ、と言うのハ…}
「オッケ、オッケー。ありがとね、やっぱ優しいよね~、アンタが来てくれたお蔭のサマで、救われたよ?改めてありがとっ!!」
{いえ、御礼には、及びマせん…結局、契約は、交わシたので、申シ訳、ありマせん…}
「アハハ、なんで謝るのさ、これでもう友達を通り越して、親友じゃん、アッハハハ、は?あれ?」
{…(ぽろぽろ泣)…}
「うわあ?どした?アタシまたなんか変な事言っちゃった?よ~しよしよし、な~でなでなで?」
{…ぐす…貴方ノご厚意、ご親愛、ご信頼を誠実に、カタチにして、お返し、出来ないノが、申し訳なクて…契約内容も…ぐず…}
「いやいや、そんなこと?どうでもいいから!よしよし、魔術師?格好いいじゃん?ちっとくらい日陰者でも、人生の楽しみ方なんて気分次第っしょ!?だいじょうぶ!きっとなんとかなる!頑張れ!頑張る!!ワッショイ!」
{…先程ノ回想でも、貴方の励まし方ハ、とテも元気いっパいで、そノ前向きナ姿勢には、頭が下がりマス…}
「下げんな(笑)上を向け!?うーえーお~むーうーいーて~、あーるこ~…」
{上を、向きマスから…グス…そレ以上、歌ってはイケマセン…}
「JASLACがなんぼのもんじゃい!」
{駄目でス、ナンボノ、モンデす}
「…えっと、脱線し過ぎたかな?まだ、本題に入ってないじゃん…」
{ええ…どこマで、お話し、したデしょうか…} ―

 ― {…とイう訳で、指輪の交換ヲして、正式に契約…ずっとお友達でいマしょう…とイう儀式を、したイのデす…}
「へー、『えがおこうかん』ってなまえがステキだとおもう!けっこんしきとはなにがちがうの?」
{!けっコ!?…えと、チがい…?…あ!誓いの、キ、接吻は、ナい、でス…}
「ふーん、ゆびわをもってくればいいのね?たしかー、あたしのー、ほうせきばこに~あった!これでいいの?」
{こ?!…そちら、は、お父様、と、お母様、の、指、ですね?指輪、が、ついた、まま、の…}
「うん、しごこうちょく?でゆびわがぬけなくなっちゃって、つよくにぎったら、ゆびとれちゃって、くさらないように、らっぷでまいてみたの!どっちがいい?」
{…そう、ですね、そちら、指と、指輪は、ご両親の、お墓に、埋め、お返し、しましょう、天国の、お父様と、お母様は、指が無くて、お困り、でしょうから…}
「そうなの?わかった!おとうさんとおかあさんに、ゆびわとゆびかえさなきゃ!あたしおはかのばしょしってる!あ、でも…いっしょにきてくれる…?かってに、であるっちゃダメっておばあちゃんが…」
{ええ、お供します、ちゃんと、お祖父様と、お祖母様に、出掛ける事を、お伝えしましょう…そちらの、指輪と指は、内緒…秘密にしましょう…きっと、驚かせて、しまイます…}
「うん、わかった!おじいちゃ~ん、おばあちゃ~ん、おはかまいりにいってきまーす!」 ―

 ― 「…は…マジ?…アタシ、超ヤバくない?」
{ええ…いえ…はい…流石に、指ごと、保存していルことに、驚きを、隠せませンでした…南無}
「アンタ、仏教徒なの?(苦笑)あー…で、お墓の骨壺に指と指輪、納めたんだっけ」
{はい…悪魔powerで、墓石を浮かせて…人目が無くて、良かったです…罰当たりナ行為を、してしまイました…}
「悪魔パワーて。悪魔がバチを気にするとか(苦笑)」
{…笑い事でハ、ありマせん、貴方が、無宗教だとシても、配慮はシましょう…}
「…ごめんご…突っ込みドコロが多いんだわ…んで、その帰り道に、指輪を拾ったんだよね?」
{…はい、指輪が、拾い物と聞いた、B様は何か、残念そうな、表情でシたが…}
「そうだった?てか、アイツに渡すって話しだったら、ちゃんと買うなりして準備するし?多分ね…あ?」
{…(微笑)…}
「なに?ちがうから!一般的に?拾い物をあげるとか?常識的にナシっていう話しで!…さっきの今のナシ!そーゆー関係じゃないから!撤回!ナシ!忘れて?お願いだから!」
{…あまり…悪魔は…その…感情というか…意見というか…差し出がましいのですが…お似合い…だと思います…よ…?}
「ぎゃあああああああ~やああぁめええぇてええええええぇ……」
{…すいません…からかい過ぎた、とは思いますが、そこまで反応しなくても…?}
「まあ、そうだね、ちょっと?わざとらしく悪ノリしてみたけど、嫌いではないし?…うん」
{…回想を続けましょう…か}
「…うん…」 ―

 ― 「この、おっこちてたゆびわでもいいの?」
{ええ…落とし物は、交番に届けナければ…ですが、私は、悪魔、なノで、この際、常識と、道徳は、横に置きます(…契約ノ話ガ進マナイノデ)…}
「?ふーん、ただいまー!てあらい、うがいして~、あたしのへやにいこー?」
{はい…お邪魔します…これで、やっと…『笑顔交換』が、行えます…ふぅ…}
「へやついた!どうぞ、お邪魔しなさい、それで?どうすればいいの?」
{…はい、楽になさって下さい…座っても、立っても、どちらでも結構です…}
「ごろんは?」
{…せメて、身体を起こシて、頂けルと、幸いデす…}
「ん、わかった、それで?」
{…指輪の、交換をします…その指輪ヲ、私の、手の平に、置いて下さい…}
「ん、おいた!おわり?」
{まだ、です…はい、受け取りマした…次は私から、指輪のpresentです…手を、開いて下さい…}
「うん!…うわあ?なにこれ!へんなゆびわ!かっこいい!キモい!」
{き?!キモい、ですか?別の、designの指輪に、お取替えしマしょうか??}
「んーん、これがいい!おもわずキモいっていっちゃったけど、かっこいい、これ!」
{そう、ですか…?…お気に召して頂けたナら、良かったデす…本当に…}
「うひゃー!あたしの!ゆびわ!それで?これでなにができるの?どうなっちゃうの?」
{え?いえ、あの…まだ、何も、どうにもナらないンです、ごめんなさい、これで、私との契約が、ひとまず完了に、なりマす…}
「なんだー、まほーしょじょみたいに、そらがとべるとか、きたいしちゃったー、わらわはがっかりじゃー♪」 ―

 ― 「っアッハハハ(ばんバン)まほーしょじょって!(バンバンバン)確かに男は30歳まで童貞だと魔法使いになれるって都市伝説とかあっけど(バンバン)しかも誰?何のキャラなの?ロリババアっかっつーの!(バンバンばんばん)…手、痛って…床、叩き過ぎた…うひゃー!」
{…過去のご自身の発言で、よくソコまで笑えマすね…幼い頃と比べて、成長、変化が少ないデすよ…?…マジレス、真面目なresponse(で合ってるかrespondなノか分かりませんが)しますと、し、処女や、D、童貞は、つまり純潔=純血で、神聖性があると、考えらレて、魔法や奇跡が、行える…その血肉を好む、という悪魔や吸血鬼の、伝説が…}
「うげ、…長くなりそうだから、その辺の話しは、また今度ね?…それにしても、性的な表現でいちいち言葉詰まらせるの、面白いからついつい、からかいたくなっちゃうんだけど、慣れないのね?」
{…はい…慣れ、ません、そもそも、私は、悪魔に、()る前は}
「はいはい、雑談多くて話が進まないから、それも今度ね?」
{…そう、ですね、機会があレば良いでスが…では、再生を、再開しマす…}
「…ホントにレコードなの…?」 ―

 ― {…えエと、契約の御礼をシたいのデすが、甘いモノが好み、との事で、ケーキは如何(いかが)ですk[[けーき!?]]
「しょーとけーき!いちごの!!いちごのしょーとけーき!!!」
{わ…落ち着いて、下さい…あの、お祖父様と、お祖母様には、内緒に、して欲しいノですが、出来まスk[[できるできます]]
「いわないいわない!しゃべらない!なんならもう、にどとくちきかない!!」
{…あの、そこまで、しなクても、大丈夫でス…お祖父様、お祖母様とは、ちゃんと、communicationをシて下さい…}
「ん!わかった!ちゃんと、こみにゅけーしょん、やる、だいじょうぶ!あくまにたましいをうってでもやくそくします!」
{…あのでスね…?そんな、悪魔に、魂を、売ってデも、なんて仰るノは、絶対駄目、です…こレは契約ではナく、約束でス…お願いしマす…}
「…?…わかった、やくそくします!あくまにたましいをうったりしません!!けーきがほしいので!!!」
{…ごめんなさい、お小言が過ぎました…どうぞ、苺のshortcakeです、お召し上がり下さ[[うきゃー!]]
「!うッわああああああああぁぁぁいぃ…………………………………………」
{ど?どうしマした?何か違いマすか?お気に召しませンでしたか…?}
「…う~ん…おとうさんとおかあさんも、いちごのけーきすきだから、たべさしたいんだけど、どうきってわければいいか、わかんないん~…」
{ど!?わ??……かわ!?………こほっ、ん…分かり、マした、お父様と、お母様の分の、cakeを用意、致します…どうぞ気兼ねナく、お召し上がり下さい…}
「ほんと?いいの?ぜんぶたべても?」
{はい、召しあがった後に、仏壇…いえ、またお墓に、お供えしましょう、か}
「…うん、いただきます…」 ―

 ― {あまりの可愛らしさに、奇声を発して、しまいました(照れ)}
「…恥ずい…急にテンション下がったけど?なんだろ?両親が死んだ事に実感が湧いてきたのかな?恥ずかしいやら、思い出して泣けてくるやら…もう、マジで終わりにしようよ~…」
{よしよし(撫でり)あと、もうちょっとデすよ、更新の(くだり)が、あります…}
「過去って大概、黒歴史だよ~…がお~…(泣)」
{…漁港の肉子○ゃん、ですか?…replayします…} ―

 ― 「…ごちそうさまでした…」
{お粗末様でした…お疲れですか?ご気分が、優れませんか…?}
「ん、ねむたい…」
{承知しました、どうぞ、お休み下さい…ええと、お布団の用意を…}
「ん~…おひざがいい…」
{お?膝?!…私は足が、あ、いえ、御待ち下さい…掛け布団がこちらデすね…はい…どうぞ、お膝、です…}
「う~ん…つめたくてきもちい~…」
{んっ、はい、んっ恐縮ですっんん…お休み、なさいませ…}
「…うん……………………すぅ…」
{…寝顔は産まれたての天使の様ですが、んっ足が、んっ恥ずかしい…寝息があたってっん、っくすぐったいですっん…スー…はー…(深呼吸で精神集中を…)今のうちに、更新の手続きを…ええと?おや、思った通り…?…いや…?} ―
・・・
 ― {…ふぅ…更新の手続きは、終わりマしたが、この膝枕が、そのまま、御礼、で良いンでしょうか…?}
「…~うん、いいの~…」
{ぷっ(ばしん)…起こさない様、気を付けナいと、しかし、寝言で承諾を得てしまいましたが…お子さんって、powerfulで、か、可愛い、ですね…}
「んう~…ありがと~…」 ―

 ― 「もう!(ジタバタ)恥ずい!!(バタバタ)うぐぅ~!」
{…悪魔は過去、現在、未来の可逆が、出来ます…ので、ここの、この、これは私の中で最の幸…鼻血が、失礼、少し興奮して、眼福です…}
「てか、アタシが寝てる間にじゃん?本人の同意は?無いに等しくない?人間社会だったら準強制わいせつとか?児童ポルノとか?犯罪じゃない?」
{悪魔なので、立法も、司法も、行政も、なんなら、試験も学校も無いです、safetyです}
「アンタはお化けか?ゲ○ゲの鬼太郎かああああああお?!」
{私も、無い足を出して、膝枕に応じました…恥ずかしかったんです、頑張ったんです、おヘソまでの実体化で羞恥心ギリギリなのに、足出したら!アソコ!まで丸出しじゃないですか!?契約者にしか見えなくても、仮にB様にその姿を見られたら、私、もうお嫁に行けマせん!!}
「…お、おう…それは、ごめん…嫁にいくつもりあるんだ…?…もう、突っ込み疲れた、あたしも寝たい、何かリンクしてない、これ?」
{当時の記憶と共に、感情や体調がfeedbackします、その影響でしょう、私は至福でした…主に感謝したいです、十…父と子と聖霊の御名において、Amen.十}
「なんで悪魔が神に祈りを捧げて無事でいられるんだ…?最強か?」 ―
・・・
 ― {とりあえず、これで、今回の、対話形式、回想ネタは終わりです、お疲れ様でした…}
「ネタって…草稿の時点では、ここで「後から書き足すかもだけどね」って台詞になってたけど、本当に!無駄に!雑談の方が多く書き足されてて、終わんね~…って絶望しかけた、作者が…(笑)」
{ですが、ある意味、これで終わりではありません、別巻で、「蛇足」というtitleで、もっとぶっちゃける予定です。時事ネタ、メタ発言、fictionと表現の自由を盾に、何でもありの、私がMCです、頑張ります!}
「えぇえ…?今回でも結構、危なかったと思うけど?それ以上?大丈夫なの?作品が消去されてもアタシ知らないからね?ふぁ…ん、アンタに子供の時の分と、今のアタシの分の元気を取られた気がする…ねむ」
{…膝枕、致しましょうか…?}
「アンタ、人をからかうキャラじゃないでしょうが…はい!草稿案通りの台本でした!終わり!お休み!」
{はい、お休みなさい、本当にご苦労様でした、別巻が楽シミデ待ち遠しいデス、くすくすくす…}
「…最後に悪魔っぽく締めやがった………ぐぅ………」


 -あたしのにっき- 
 ―5がつ/5にち-5時-

―終わり―アタシと蛇の悪魔の雑談―

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登場人物紹介

ぼくb(子供時代) 六歳の時に悪魔と契約を交わす(一話)

蝙蝠(コウモリ)の悪魔Y

僕B(学生)

友人A(学生)

蛇の悪魔X(女性?)

あたしa(友人Aの子供時代)

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