究極の孤独

文字数 245文字

究極の孤独
それは誰も知らない最果てのさらに奥底
だからそこに一つの仮説を与える

誰かの人生を仮定する
それはおよそ人道からはかけ離れた僻地を彷徨う
しかし彼の者が辿れる道筋はそこにしか無く
差し出される手も 情状酌量も
その他、人が生きるに不可欠な一切が無く
ただ一人の生がそこにあるだけ
理解は無い 共感は無い 容認は無い
無い 無い 無い
全てをねじ曲げた先にだけ許される生
あるいは排除されるだけの生

彼の者を想う
その中にはやはり何も無い
受け入れる器の一欠片さえあり得ない

究極の孤独
これは一つの仮定に過ぎない
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