マホラさん、お逃げなさい。
文字数 532文字
ラムダは賭けに出たのだ。
3時間以内で、マホラに全てを託す。
それでこの世界はより幸福になるだろうと。
いっぱいぃぃいいぃぃいいぃぃいい!
というメッセージを言い終える前に、決戦兵器としてのラムダが表に出た。
ここ40年は何もなかったので、特段心配はしていなかった。
いや、都合よく生態脳のせいにして忘れていたのかもしれない。
文字数 532文字
マホラ
19番村の少女。
好奇心が旺盛で、機械の森へ行きたくて仕方がない。
2098年の新生大和王朝の迫害から逃れてきた一族の末裔。
好奇心が旺盛で、誰にでも優しいがどこか暗い印象を持っている。
それは両親に関係しているようだ……。
ラムダ
2068年 第三次世界大戦末期に日本国軍需省が作った決戦兵器。
生体をベースにしているため、山川で小型の動物などを捕食して生きながらえた。
あくまで日本国軍需省の長官の命令で動く兵器であるため、現在は待機状態である。
原則的にはロボット三原則を守り、敵と見做す存在以外には人道的である。
正式名称「YOTUBA35式生体可変決戦兵器λM3F5M19」