破格な時給のアルバイト
文字数 1,078文字
レジに立って数分、優雅にそう声をかけられて、僕はびくりと体を震わせた。
大学から近いのと、破格の時給に引かれて一ヶ月前に始めたスーパーのレジバイト。
平日は、十八時からのシフトインだった。
大学から近いのと、破格の時給に引かれて一ヶ月前に始めたスーパーのレジバイト。
平日は、十八時からのシフトインだった。
曖昧に笑って答える。
僕の前に立つのは、若くて美人な女の人。
僕がバイト初日でまだ研修中だった時から僕がいるレジを好んで利用してくれている。ストレートで長い黒髪と、ハスキーな声が特徴的だった。
僕の前に立つのは、若くて美人な女の人。
僕がバイト初日でまだ研修中だった時から僕がいるレジを好んで利用してくれている。ストレートで長い黒髪と、ハスキーな声が特徴的だった。
彼女は女性では珍しく、VIPカードを持っている人でもあった。
妖艶に微笑んで、僕に金色のカードを差し出してくる。
妖艶に微笑んで、僕に金色のカードを差し出してくる。
受け取った瞬間前が反応し始めて、僕は焦った。
ダメだ、思い出しちゃう、いろいろ。
ダメだ、思い出しちゃう、いろいろ。
僕は受け取ったVIPカードを通し、彼女が持ってきたカゴに手をかけた。
今日も多い。
今日も多い。
買う物が多いと困る理由が、一個だけあった。
僕は、カゴの上の方の商品から手に取る。
僕は、カゴの上の方の商品から手に取る。
だけど彼女の手がそっと僕の手を掴んで止めた。
イタズラを思いついた子供のように、綺麗な猫目がぎらりと光る。
そう言って品よく重ねられた商品の中から出してきたのは、詰め替えようのシャンプーやコンディショナー、化粧品の類い、など。
モノ自体はそれほど大きくないけど、値が張るものばかりだ。
モノ自体はそれほど大きくないけど、値が張るものばかりだ。
頭が良さそうな彼女が考えつきそうなことだ。
たまらず抗議する。
高いものからレジを通すと、その分金額が上がるのが早いわけで、そうすると、あれが……。
そう考えた瞬間、僕のあそこがずくんと疼いた。
高いものからレジを通すと、その分金額が上がるのが早いわけで、そうすると、あれが……。
そう考えた瞬間、僕のあそこがずくんと疼いた。
僕は頷いて、まずは詰め替え用のシャンプーを手に取った。
バーコードを通した瞬間、後ろに入れられた男性用のローターがぶるりと振動する。同時に、ぺニスに当てられたおもちゃと乳首に当てられたバイブも。
まだまだ弱い振動だけど、性感帯を三ヶ所いっきに刺激されるのはたまらない。
まだまだ弱い振動だけど、性感帯を三ヶ所いっきに刺激されるのはたまらない。
びくんと体を震わせる僕に、彼女は笑った。
僕は唇を噛んで、気丈に振る舞ってみせる。
そして、二つめのコンディショナーに手をかけた。
そして、二つめのコンディショナーに手をかけた。