金曜日、

文字数 7,556文字

 「おつかれっす」
 7時までの夜勤が今終わった。本日の夜勤は中々の激務だった。
 製版の仕事の激務とはどういうところかというと膨大な量そのものではなく、超短納期の案件が突発的に入ってきた場合だ。基本的にはスケジュール単位で案件を回しているが、稀に行政関連の仕事やらのおこぼれが回ってくる。ウチのような小さな会社は対等に交渉できるわけでもなく、声が掛かれば鶴の一声でこなさなければならない。というわけで、本日はあれやこれやと社内を走り周り担当業務に従事した。自分で言うのもなんだが、本日の働きぶりは大分頑張っている方だった。そして、これが不思議なことなんだけれども、いつもならそういう日は疲労困憊で身体が悲鳴を上げているはずが、今日はほとんどといっていいほど疲れていないのだ。信じられないことにまだ元気が有り余っている感じがする。だが、それがきっと元気なのではなく気力の問題。つまりハイという奴なのだろう。そういう事実を自身で客観的に観察するにつけ、俺という人間はなんてこうも単純なのだろうと改めて思った。
 ちょっとでも自分のことを気に掛けてくれる存在というものは、本当に心を穏やかにしてくれる。それはアルルカンのマスターを始め常連客の皆がそうだ。俺がモーニングを食べるとき、マスターが毎回、美味しいか、なんて聞いてくるのは正直かなり煩わしい。だけどその煩わしさは俺を気に掛けてくれているって事の証明だし、それはきっと家族的な繋がりと似ている。俺がアルルカンに足繁く通う理由がそれだ。でも、その家族的な繋がりと、自分が気になった女の子との繋がりは、なんだか違う。美佐が与えてくれるそれは、家族的な安心とは違う、もっと心の奥底にあるものだ。その言葉で言い表せないところについて、俺は救われている。
 平たく言うと美佐は素直だ。そして素直というのは、ただ単純に何も知らない無垢ということではない。素直さをずっと保っている、ということだ。多分、あの子は夜の世界に足を踏み入れている子だろう。アルルカンみたいな、色んな背景を背負った人間が集う多国籍喫茶に長年生息している俺から見れば、彼女が普通の女の子とは違う事情を持っていることくらいは分かる。
 夜の世界には甘い物が多い。一度入ると周りの何もかもが輝いて見える。お金にしても昼間働くより遥かに多い額を簡単に手にすることができるのだ。物欲や性欲や顕示欲なんて物が手っ取り早く満たされて、それはとても下品で楽しい世界。だけど、その煌びやかな世界は、報酬と引き換えに頻繁に譲歩を要求してくる。
 初めてこの世界に入り込んだ若い女の子が、女衒(ぜげん)のような連中に勧誘されて「まぁ、ここまではいいか」なんて言いながら、ずるずると最後まで落ちていったところを、俺は幾つも見ている。そしてこの世界で一番タチが悪いのは、本人が譲歩さえすれば幾ら落ちていくとはいえ、気持ちが良いことばかりというところだ。だから普通の女の子は中々それが止められない。譲歩すればその分だけ美味しい思いが出来る。それだけのリターンがあるからだ。
 そんなブレーキの利かない世界の中で、美佐はひたすら、自分の範囲を守って生きてきたんだろう。自分の価値観や倫理観をひたむきに信じて。だからこんな場所でも、彼女はあんなにも素直で明るく居ることができる。そして、その素直さはとても尊いものだと思う。
 俺は美佐の過去のことを何も知らないけれど、外見や仕草や性格から分かることは沢山あって、そういう色々なこと、例えば、俺がボケたら間髪いれずツッコんでくるところとか、その逆とか。あるいは、笑うタイミングや嫌いな物がほぼ同じだったりとか。そういう色々な発見が、俺の中で美佐の存在を大きくさせた。でもまぁ、それは所謂個人的な話で、翻って美佐の方はどう思っているのかはまた別の話なのだが。
 夜勤の仕事中、忙殺されながらもずっと頭を巡っていた考えが、今まとめたそれらの事柄だった。


 会社を出てジーンズのポケットから携帯を取り出す。時間は7時45分だった。なんだかんだと雑用を終わらせて帰ろうと思ったところで、早番の連中に引き継ぎの質問を受けていたらこんな時間になってしまった。これから、いつも通りアルルカンに行ってモーニングを食べよう。それで美佐の顔を少し拝んでから家に帰って寝よう。そう思って、美佐がもう働いている頃かなとラインを送ってみた。
 『もう働いてる?今から朝飯食べに行くよ。』
 7時には開店しているはずだから、今頃マスターと詰まらない話しながら掃除をしているはずだ。そう思い、両手を組んで夜勤明けの凝り固まった身体を伸ばしながら、大阪メトロに向かって歩き始めた。初夏の日差しは既にさんさんと街並みを照らしていて、辺りのオフィスビルに反射した陽が目に入ると、大きな欠伸(あくび)が出た。大阪湾にほど近い会社から10分ほど歩いて最寄りの駅についてからもう一度ラインを見てみたけど、メッセージは未読のままだった。


 御堂筋にあるアーケード外れの密集街。遠目からアルルカンの店構えを見ても、開いてるのか閉まってるのかが良く分からない。そういう場所だから、一見の客なんてのは基本的に来ない。アルルカンに来るタイプは大きく二つに分かれる。一つは誰かが同僚や友人を連れてくる。もう一つは何らかの間違い。例えば、入る店を間違えただとか、思いがけず来店する運びとなったとか。俺と美佐はつまり、思いがけず来店する運びとなった組だ。俺は借金の督促業者に追われて、美佐は知り合いの家を探している途中に雨に打たれて。まったく、喫茶店に来る動機にしてはこちらのタイプはえらく劇的だ。そして、この店の外観は初めて来店した当時と少しも変わっていない。初来店の時からそうだが、その襤褸(ぼろ)さは相変わらずだ。良い加減、開きの悪い扉くらい直したら良いのに。後、店内の止まっている時計も。てか時計の方が最優先かもしれないな。なんて、そう思いながら、俺はアルルカンの扉に手を掛ける。深夜がハレな密集街はもうすでに眠りについている。ゴミ捨て場にいるカラスしか動く物がいない。
 「うぃーす」
 今日は昨日みたいに緊張しない。やったね、と思ったけど、ただ単純に眠気が強くて頭が回ってないからだった。いつものようにガランと重たい鐘が鳴り響いた。
 「おぉ、隆志か」
 マスターが調理場で手を動かしながら、顔をこちらに向けて笑った。
 店内にはマスターと常連の亀子さんが居た。
 亀子さんというのは、本人推奨のあだ名だ。ミドリガメが大好きで、自身の営む美容院で亀を何匹も飼っている。近所でも有名な亀の散髪屋さん。
 「あ、亀子さん、どうも」
 俺は亀子さんに挨拶した。
 「おはよー。隆志ちゃん。夜勤明けなん?お疲れ」
 亀子さんが左手を見せ、人差し指と中指を小刻みに動かしながら挨拶してくれる。亀子さんの方は出勤前の腹ごしらえだ。
 「疲れましたよ。お腹減ったんで、朝飯食べに来ました。えーっと… …」
 俺はもう一度、店内をよく眺めてみる。奥の倉庫の方にも目を移す。だけど美佐がいる様子はなかった。目は店内に泳がせながら、マスターに話しかける。
 「マスター、えっとさ…」
 「あぁ、モーニングな。ちょっと待っとれよ。亀子の終わったらすぐ作るさかいな。」
 出来上がった目玉焼きとベーコンを丁寧に皿に盛りつけながらマスターが言う。
 「いや、そうじゃなくってさ。美佐、どうしたん」
 俺は亀子さんがミックスジュースを飲んでる後ろをゆっくり通りながら、奥の席に座ろうとしていた。
 「あぁ、美佐ちゃんな。まだ出勤してこうへんねん。寝てるんかな?そやな、そろそろええ時間やし、起こしたほうがええかな。あ、隆志。お前、来たばっかでついでやから、ちょっと美佐ちゃんの部屋の前行って起こしてきて。」
 その間にお前のモーニングも出来てるから、と拒否権のないような言い方でマスターは俺に突然の依頼提起。俺としては密かに願ったり叶ったりだった。それを聞いた亀子さんが
 「アラッ。隆志ちゃん、女の子の寝てるとこに忍び込んで、変なことしたらあかんで!」
 あかんで、という割には、亀子さんの目が不自然なほどに笑ってる。実はこの人に知られたら最後、有ること無いことミナミ一帯に知れ渡ることで有名なので注意が必要だ。ミナミ一帯のウワサ話の元をたどれば、いずれ最後は亀子さんに辿り着く、なんて都市伝説まがいの与太話もあるくらいである。恐るべし亀の散髪屋さん。
 「そんなんしませんよ!」
 俺はもう一度亀子さんの後ろを通ってアルルカンを出てから、脇にある階段から2階に上がった。


 「おーい、美佐。隆志やで。まだ寝てるんかー?」
 2階の一番奥の部屋の前。鉄製のドアの前で声を掛けて少し返事を待つが、応答がない。それでも何度か呼びかけてみる。また、携帯で時間を潰してから再トライもしてみたが同じことだった。ラインを起動してメッセージで呼びかけてみるも、結果は変わらない。朝に送ったメッセージも既読にならないまま、未読がもう一つ追加されただけだった。
 「おっかしいなぁ。爆睡してんのか?」
 かなり粘ってみたものの、ついには埒が明かないと感じた俺は、アルルカンに戻り結果をマスターに報告した。
 「マスター。なんか、美佐全然起きてけーへんで。どないしたんやろ」
 既に俺のモーニングは用意されていた。俺の声を玄関の方から聞いて、テレビを見ていたマスターと亀子さんが今気づいたかのように顔をこちらに向ける。
 「え、そうなんか。どないしたんやろ。部屋で死んでたりせぇへんやろな」
 マスターが真顔で縁起でもないことを言う。だが、この人の真顔は冗談ではなく割と本気だ。
 「それは流石にないと思うけどさ。部屋、ちょっと入って見てこよっか」
 「おうおう。それがええわ。」
 そう言いながら、マスターがカウンターの下にあるセカンドバッグから鍵を取り出し俺に投げ渡した。
 「お、… …おっと。」
 両手でなんとかキャッチしたところで、既にモーニングを平らげ残りのミックスジュースに吸い付いている亀子さんが言った。
 「それ、美佐ちゃん、ただ遊びに行ってるだけとちゃうの?そんなん、普通に朝帰りやろ。」
 コップの底に堪った残りをごぼぼ、と吸い取る音を立てながら、亀子さんはマスターと俺の顔を交互に見た。俺は正直、その言葉を聞いてドキリとした。マスターは、あぁ、それはあるな。と同意をしたのを後ろでに聞きながら、俺はもう一度2階に上がった。


 2階の玄関の鍵を開けて、中に入った。室内は長年使われてなかったからか少しカビ臭い気がした。
 「美佐ー。居るんか?」
 部屋はどこも暗かった。まず玄関入ってすぐの電気をつけて、左横にあるドアをノックした。ここが美佐の部屋だった。
 ノックの返事は当然のようになかったので、俺はゆっくりとドアを開けてみた。そこには小さ目のシングルベッドがあって、その脇にあるテーブルの上には化粧品やら細々(こまごま)した物が散乱していた。当たり前のようにそこには美佐の姿はなかった。ベッドの上の、多分昨日起きた時のままの掛布団や、使ったままの化粧品。片側だけ開け放たれたカーテン等のそれらが、美佐の不在を際立たせていた。
 アルルカンに戻ると亀子さんが第一声を放ってきた。
 「おらへんかったやろ?」
 「うん。おらんかったわ。」
 「そりゃそうやわ。若い女の子やもん。まだまだ遊びが仕事みたいなもんやからな」
 亀子さんはなぜか、自分のことのように沁み沁み《しみじみ》と語る。そう言われる度に、俺はなんだか心がドキドキする。
 「でも、なんか調子が違ったなぁ、美佐ちゃん。こうやってどっか出て行くときは、俺に一言ゆうてくれてたんやけど。」
 マスターも少し意外、といった風な様子だ。
 「そりゃ、マスター。美佐ちゃんまだ20くらいやろ?突発的に遊びに行くときもあるって。若い時はそういうもんやねんから。ほっといてあげ。」
 亀子さんはマスターを諭すような物言いで眉間に小さくシワを寄せる。
 「いや、そりゃ、遊ぶのは幾らでもかまへんけどな。一応ウチの従業員やから、仕事休むんやったら、用意の段取りもあるから連絡が欲しい、ゆう話やわ。」
 「あぁ。まぁ、それはそうやね。」
 それはそうやね、と言った亀子さんは、この件について途端に興味を失ったようだった。普段から話題の中心になりたい人だが、そうなりたい話題のときに、思うように出来ないでいると、早々に撤退するという癖がこの人はある。
 「ほな、そろそろ私帰ろうかなぁ。マスター。お勘定して」
 「はいよ」
 亀子さんの予め用意してあった小銭を受け取って、レジに入れながらマスターが言う。
 「ホラ隆志、夜勤明けにこき使ってすまんな。お腹空いてるやろ。冷めてまうから、はよお食べ。」
 俺は、なんとなく動作の遅くなった自分にふと気が付いて、慌てて我に返った。
 「あ、あぁ。」
 「… …。隆志?」
 「うん、食べる食べる。」
 俺は昨日の地下鉄で、美佐が別れ際にしていた電話と、今日の不在を繋げていた。そのことばかりが頭の中をぐるぐると巡って、答えなんて出る訳がないのに、幾通りものどうでも良い結果を想像しながらモーニングを食べた。そんな食べ方だから、味なんてまったく分からなかったし、しかも自分でも気がつかなかったが、食べ終わるまで大層時間が掛かった。いつもなら、そういうところで茶々を入れて冷やかしてくるマスターが、今日に限って何も言わずにテレビをずっと見ていた。その後もちらほらと客の出入りはあったものの、その合間合間でマスターと二人きりになった時には、麗らかな日差しが差し込む店内は静かで平穏な時間が流れていた。
 そうやって、モーニングも食べ終わってアメリカンを飲みながらまったりと過ごしていた頃、いつもは重い玄関の鐘が、ガラガラと激しい音を立てて揺れた。
 「ごめんなさい!」
 そこには、初めてここを訪れたときのように肩で息をする美佐が立っていた。


 「ほんっとうに、ごめんなさい!友達と遊んでて寝過ごしてしまったんです!すみません、マスター。連絡もしないで。」
 美佐がしきりにマスターに謝る。誤りながら、俺の方にも両手を合わせて目で謝っている。マスターは美佐の顔を見つけると、一気に表情が明るくなった。
 「おはよ!いや、かまへんかまへん。心配してたんや、今朝から隆志と。隆志も夜勤明けで飯食べにきただけやのに、美佐ちゃんのことえらい心配してくれてな。とにかく無事帰ってきてくれて良かったわ。」
 その言葉を聞いて、美佐は俺に向かってありがとう、と口の形を作った。
 「ほんなら、私、ちょっと部屋戻って支度してきます」
 そう言うと、美佐はいそいそと2階に上がっていった。傍目には多分分からないかもしれないが、やっぱりどこか美佐も俺もばつが悪い気がしていた。


 「ほんでもー、聞いてくださいよー」
 「あはは。アホくさ。なんやねん、その友達!」
 カウンターに入った美佐とマスターの夫婦漫才、いや(もと)い、父娘漫才にも似た掛け合い。夜勤明けの疲労プラス腹も丁度良いくらいに満たされた俺は、その相乗効果のせいでこの上ない眠気に苛まれていた。
 「ねぇ、隆志!」
 「へ?」
 「もう!なんで聞いてくれてないんよ!」
 「ご、ごめん。起きながら寝てた」
 「何よ、その、生きながら死んでいた、みたいな答え」
 「いやいや、あなたのその妙に含蓄のある例えも、正直、意味分からんでしょ」
 「分かるわ!」
 分かるわ!と言った美佐は既にいつも通りのボルテージ。いやはや、心配等したものの元気で大変良かった、なんて。39歳の中年には言われたくないだろうしねぇ。元気に決まっている。生命の全盛期二十代なんですもの。
 という訳で昨日の話。美佐が言うにはこうだ。久しぶりに前回居候していた友女達に会った。昨日突然連絡があったからだという。元々その友達自体は忙しい身分の人で、昨日はたまたま時間が作れたのでなんとか遊びたいという申し出があったとのこと。梅田で一しきり飲んで、それからノリで行こうという話になったのが淀川だと言う。そこで朝まで語り尽くしていたら、いつの間にか河川敷で眠ってしまったというのが、事の真相だそうだ。
 「ほんっまにあの子、あほなんですわ。」
 「おもろい子やなぁ。河川敷で暑いから全裸になろうとするとか。若いねぇ。青春やで、それは」
 マスターが美佐の友達の女の子の話を聞いて、しきりに手を叩いて笑っている。よほどツボに入ったらしい。俺はそのネタ話をBGMにアメリカンを飲んでいる。
 「おもろいでしょ。もう結構長い付き合いなんですわ、その子。ね、あほやろ、隆志」
 そう言いながら、美佐は俺の頭をぽんと触る。
 「寝たらあかんねんで。うふふ。」
 「眠たいよー。… …ふわぁ。美佐も帰ってきたことやし、ほんなら俺も、そろそろ家帰ってひと眠りしようかなぁ」
 伸びをしながら全身にもう一度、血を巡らせてみる。
 「おぉ、ほんまやな。いつの間にかもう10時過ぎてるやないか。付き合わせてすまんな。はよ帰って寝り」
 マスターが、自分の腕時計をみた後、両手で追い払うような仕草をする。ついでに塩を撒くような仕草もする。
 「ちょ、なんでやねん。俺は悪霊か」
 「そうや。帰れ帰れ。病気されてほんまの悪霊になられてもかなわん」
 「なるか!ゆわれんでも帰るわ。」
 マスターといつもの掛け合いをしてから、レジで美佐にお金を払う。マスターは俺のコーヒーカップを片付けている。美佐が俺にお釣りを返すときに俺の顔を覗き込むように言った。
 「ライン返せんくて、ごめんね。… …今日さ、アルルカン終わってからご飯食べに行かへん?」
 「うん、ラインは全然かまへんよ。ええで、ご飯食べよ。ほな、また夕方くらいに起きてからラインするよ。」
 「うん、分かった」
 美佐が笑顔で送ってくれる中、俺はアルルカンの玄関を出た。
 世間は既に活動を始めている。そういう人々から俺は逆流をする。美佐に聞きたいことが色々あった気がしたけど、今は夜勤の疲れと睡魔がピークに達していた。とりあえず今はどうでもいいや、と思いながら、俺は日本橋の自宅を目指して歩き始めた。
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