第30話:クルーズ旅行と米国企業の不正会計

文字数 1,502文字

 2001年はネットバブルがはじけて株式市場は下げていて、とても買う勇気がおきずにいた。2001年1月1日からヨーロッパでユーロが導入された。2001年9月11日、アメリカ同時多発テロ事件4機の航空機ハイジャックによる、米国に対する大規模同時多発テロ事件が発生。旅客機2機がニューヨーク世界貿易センタービルツインタワーに衝突しビルは倒壊した。死者三千人以上。 9.11アメリカ同時多発テロ2001年9月11日、アルカイダのテロリストにより4機の旅客機が、ほぼ同時刻にハイジャック。

 午前8時46分、アメリカン航空11便がニューヨーク上空を低空で横切りワールドトレードセンターのツインタワー北棟に激突。17分後の午前9時3分にユナイテッド航空175便がツインタワー南棟に激突した。 午前9時38分、ペンタゴンにアメリカン航空77便が激突。ユナイテッド航空93便はハイジャックを察知した乗客がテロリストの陣取るコクピットに突入、午前10時3分、建造物に激突せず墜落した。

 米国の株式取引は9月11日から9月14日まで中止で取引が再開された週明け9月17日以降の株価は大幅安となった。通常取引が続けられた日本では、事件翌日の日経平均が682円85銭安の9610円10銭と急落し1984年8月1日以来17年ぶりの1万円割れとなった。まさに世界中を恐怖のどん底に陥れた。その後も、アメリカではエンロン事件と言う大企業の巨額の粉飾決算事件が2001年10月に発覚した。

 多角的大企業エンロン社の不正会計事件。総合エネルギー取引とITビジネスを行っていたエンロン社が特定目的会社・SPCを使った簿外取引で決算上の利益を水増し計上していたことが分かった。そのため2001年12月に経営破綻に追い込まれ世界の株式市場に大きな衝撃を与えた。しかし、エンロン事件の後8ヶ月後、1983 年に設立された新興の電気通信事業者、ワールドコムが1998年9月のMCIコミュニケーションズの買収などM&Aを繰り返すことで 1990 年代後半に規模を急拡大した。

 2002 年になって,創業者でCEOであったバーナード・エバース氏に対する巨額の不透明な融資が明るみに出た事でワールドコムの株価は急落しエバース氏は 4月にCEOの辞任に追い込まれた。その後、6月25日に2001年から2002年第1四半期にかけ総額で約38億ドルの不正な経理操作が行われていた事が発覚し、この結果ワールドコムは市場の信頼を失い資金繰りに行き詰まって7月21日に連邦破産法第11条の適用を申請した。

 これは2001 年のエンロンを上回る米国最大の倒産事件となり米国大企業の不正事件が、またもや世界中を驚かせた。2003年、イラク戦争とは、アメリカを中心とした有志連合軍がイラクへ軍事介入し、当時のサダム・フセイン政権を倒すために戦った。連合軍の攻撃の理由は「イラクが大量破壊兵器を保有している」というものでした。2003年3月20日、アメリカ軍によるイラクの首都バグダッドへの空爆を皮切りに、戦闘がスタート。

 2003年5月に当時の米国大統領、ジョージ・ブッシュに「大規模戦闘終結宣言」が出たがアメリカが指摘した大量破壊兵器の発見に至らず、更にイラク国内の治安悪化が問題となり戦闘は続行した。その後、アメリカの理由なき戦争と、ヨーロッパでも、その他の国々からも、批判の声があがったが、戦闘は、長期間にわたった。リチャードは会社の投資で2003年3月17日にAMD株が6ドルで160万株960万ドルで買い残金が40万ドルになった。リチャードも同じ株を同数買った。
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