王妃様
文字数 826文字
その小さな星には王妃さましか住んでいませんでした。
王妃さまは黒いパンタロンの似合う、素敵な大人の女性でした。
王妃さまは黒いパンタロンの似合う、素敵な大人の女性でした。
正直に告白するなら、王妃さまは寂しいことよりも、慰めることのほうが好きでした。
慰めるというのは「元気になって」とか、「やればできるとか」とか、「頑張って」とか、そういうことではありません。
それは「励ます」です。
修造のすることであって、王妃のすることではありません。
それは「励ます」です。
修造のすることであって、王妃のすることではありません。
「犬に噛まれたと思って」とかそーいう奴です。
別にワンワン吼えて、自分をガブッてやっていたわけではありませんよ。
やったりしたこともありましたけど。
それはそういう意味でやったわけではありません。
そういうプレイとして、ね。
やったりしたこともありましたけど。
それはそういう意味でやったわけではありません。
そういうプレイとして、ね。
そういう訳で、王妃さまはけっこう割と、この小さな星での暮らしに満足しておりました。
そして、それにかこつけて、色々と研鑽を積んでいらしたのです。
そして、それにかこつけて、色々と研鑽を積んでいらしたのです。
なんてことを、もし先生に言われたら、元気よく、
頼まれてもいないのに、これまでやった回数分、何度も挙手してしまう。それも両手で。
それぐらい、王妃さまは自分で自分を慰めることが好きだったのです。
それぐらい、王妃さまは自分で自分を慰めることが好きだったのです。