2006年9月22日

文字数 565文字

2006年9月22日
 両親がやってくるため、軽く掃除をする。

 東京地裁は、昨日、卒業式や入学式などで、日の丸に向かって起立し、君が代を斉唱するよう義務付けた東京都教育委員会の通達は違憲違法として、都立学校の教職員等401人が義務がないことの確認を求めた訴訟において、原告全面勝訴の判決を言い渡している。難波孝一裁判長は国旗国歌の生徒への指導が有意義であることを認めつつ、懲戒処分などを背景に教職員に強制するのは「行き過ぎた措置」と明確に断じている。

 2004年10月28日、園遊会の席上、東京都教育委員を務める米長邦雄棋士が「日本中の学校で国旗を掲げ、国歌を斉唱させることが私の仕事でございます」と話しかけた際、天皇陛下は「やはり、強制になるということではないことが望ましいですね」と答えている。すると、彼は「もう、もちろん、そう、本当に素晴らしいお言葉をいただき、ありがとうございました」と慌てて相槌をうっている。

 しかし、強制は続いている。「自由に適さない人々」は押しつけがましく、他人を放っておけず、権力を志向したがる。強制による教育はその質的向上にはマイナスだ。「他人に対する不正を防ぎうるのは、正義の原則よりもむしろ思いやりである」(『情熱的な精神状態』)。

 夕食には、両親と荻窪ルミネの饂飩四國で釜揚げうどんを食べる。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み