１５

静かに更けていく夜に
星を眺めながら描く夢
リスタートに躊躇して
過ごしてきた日々が
無駄に何年かあったけど
いつだっていいんじゃないと
言われて少し心が軽くなる
思いおこせばやりたいこと
たくさんありすぎて
むしろ時間が足りないと気付く
二の足を踏んでいた
ついこの前までの自分を
思い出すと腹立たしい
何もしないと始まらないから
とりあえず出来る限りの
時間を注ぎ込んでみる
昨日までできないことが
ひとつずつ増えていく
こんな喜び子供の頃より
どこか苦痛じゃなくて
寝る時間すら忘れてしまう
そんな言葉を拾えたのは
偶然なのかもしれないけど
毎日が楽しいから感謝しかない
言葉の魔法は難しいものじゃなくて
時に思いつきだったりするけど
誰に向けて言ったことじゃなくても
受け止めたその瞬間に
新しい何かが生まれるから
思いをのせて誰かに届いたなら
誰かの人生がほんの少し
良いほうに動かせたなら
その先は自分で手繰り寄せて
前に進むために