敵の堅守が彼女を燃やす(VS諏訪水照)

文字数 5,932文字

諏訪水照 000 0|0

裾花清流 000 0|0

 4回まで終わったが、試合は完全な膠着状態に入っていた。

 放ったヒットは裾花清流が漆原礼の1本、諏訪水照は戸張真冬のセーフティーバントと新田涼音が第2打席に放ったセンター前ヒットの2本。

 両チーム合わせて3本だけという貧打戦だった。

(早打ちしてくれるから助かってるけど、さすがにこの回が限度ね)

 澪が5回表のマウンドに上がった。

 諏訪水照は早いカウントから積極的に振ってくる。おかげで球数を最小限に抑えられているのだ。

5回の表、諏訪水照高校の攻撃は、5番、キャッチャー、湖山さん。
(涼音の精神も不安定だし、そろそろ点を取らないと)

 湖山朱夏は1打席目よりもバットを短く持った。

 そして澪の初球ストレートを果敢に狙っていく。

(うっ、振り遅れ――)

 遅れたが、朱夏のバットはボールを芯で捉えていた。

 ライナーがセカンドの頭上を越えてライト前ヒットになった。

おお! いいですよ朱夏さん! この回こそ攻めましょう!
…………。

 竜田監督が送りバントのサインを出した。

 6番島崎が初球を確実に当てて転がす。

 ワンナウト2塁になった。

(得点圏とはいえ、7、8番はさっき全然タイミングが合ってなかった。ここもまっすぐ主体で押していけば……)

 7番の荻原(おぎわら)が右のバッターボックスに入る。

 澪は外角のスライダーを投じる。

 空振りでワンストライク。

 2球目は外角低めいっぱいにストレート。

 荻原は見送ったが、主審の「ストライク!」のコールに意外そうな顔をした。

(ちょっと遠かった気がするんだけど……)
荻原さん、きわどいところは全部振っていきなさい! ボール球に手を出したところで誰も怒りませんよ!
(その顔がもうキレ気味じゃないですか~……)

 今の涼音は、下級生から恐怖の対象として見られている。

 2年生で物怖じせずに発言するのは1番の戸張真冬くらいだ。同じ2年の荻原は涼音の叫び声を苦手にしている。

(外角低めが二つ……。高めで釣れるかな)

 悠子がインコース高めのサインを出した。

 外角低めはバッターの目からもっとも遠い位置。そこを続けられたあと、一番目線に近い内角高めを使われるとバッターは手を出してしまいやすい。

 澪が狙い通りのところにストレートを投げてきたが、荻原は懸命に振ってファールにした。

(今度は低めね……)

 澪は内角低めにストレートを投じる。これまた悠子の構えたところだ。

 荻原もスイングしたが、ボールはバットの上を通っていった。

 空振り三振でツーアウト2塁に変わる。

(やっぱりコントロールいいピッチャーと組むと楽だな。プランが立てやすいし――何より受けてて楽しい)
前山さん貴女に託しましたよ! 佐竹さんを援護してあげて!
う、うーっす。

 おどおどした様子で8番の前山が右打席に入る。

 前山も2年生だ。

 キャプテンにプレッシャーをかけられて落ち着きがない。

(できれば3球以内で決めたい)

 しかし、裾花清流バッテリーの狙いをくじくように前山が粘った。

 5球、6球とファールを重ねていく。

 そのうちに澪のコントロールに乱れが生じ、ツーツーまでカウントが変動した。

(50球を超えてしまいましたね……。このバッターで切れればいいですが……)
(――スライダー勝負ね)

 澪は外角へスライダーを投じた。

 前山が必死にバットを伸ばしてくる。

 金属音が響いた。

 ライナーが1、2塁間を強襲する。

このっ――!
 桜がダイビングキャッチに行ったが、打球はグローブの先端に当たり、ライト線側へ向きを変えて転がっていった。
よし、1点!
――――!!
ストップ!!
 涼音が叫び、サードのベースコーチもランナーの朱夏を止めていた。
ちぇー、突っ込んでくれれば刺せたのに……。

 長打力のない8番バッターということもあって、ライトの漆原優はライン側に寄り、さらに前進していた。

 優は相手が右打者の時、キャッチャーの構えを見て1球ごとに守備位置を変えている。今は悠子が外角に構えていたこと、バッターが澪の投球に対し振り遅れ気味なことを加味した位置取りだった。

 ちなみに左バッターの場合は体で隠れてミットが見づらいため、動かない。見る努力をしないとも言う。

(あ、先生が動いたってことは50球超えたのね……。この状況を鈴ちゃんに預けるなんて、情けないわ……)
 恵がブルペン方向を見た。
朝山さん、新海さんの球数が限界です。ここから行ってもらえますか?
は、はい! 行けます!
ピンチだけど、ツーアウトで9番だから落ち着いてね。
そ、そうだね。この前の満塁に比べればたいしたことないよ!
頑張ってね!
行ってきます!
 鈴はブルペンからマウンドへ走っていった。
難しい状況だけど、よろしくね。
任せてください! しっかり抑えます!
……ふふっ。
どうしたんですか?
鈴ちゃん、一ヶ月でずいぶん頼もしくなったなぁって。
このチームでする野球は楽しいので! ここも全力で投げます!
うん、任せたわ。
ここでエースを降ろすなんて……思い切った采配ですね。
右のサイドかー……。佐竹先輩、ああいうの打てるんですか?
今は任せるしかありません。
 澪の事情を知らない諏訪水照ベンチは、新たに現れた投手を熱心に見つめている。
(それにしても今のライト、絶妙な位置にいましたね。ファインプレーだけが守備の華ではない……というわけですか)

 涼音は1点取れなかった悔しさを感じていたが、同時に別の感情も覚えていた。

(この堅守を破れたら、どんなに気分がいいでしょうね)
 彼女が抱いていたのは、ある種の情熱であった。
9番、ピッチャー、佐竹さん。
(外野の前に落とすだけでも1点。確実に行かなきゃ)
(このバッターに長打はない。丁寧にいこう)
 悠子が胸のあたりに右手をやって、ポンポンポンと3回叩く。「丁寧に」のジェスチャーだ。
(初球からカーブか……)

 鈴はセットポジションを取った。

 まだ高校に入って3試合目。それでも、かなり落ち着いてマウンドに上がれるようになってきた。

 足を上げて1球目。

 デッドボールコースにボールが行く。

(ちょっ……!?)
 佐竹智花が身を引こうとした瞬間、ボールがくいっと曲がってインコースいっぱいに入った。主審がストライクを宣告する。
(カ、カーブなの!? なんて変化量……)
(一つまっすぐ見せるよ)
(はいっ)
 鈴はアウトコースにストレートを投げ込んだ。
(――打てる!)

 智花が踏み込んで振ってきた。

 芯を食ったボールがピッチャー返しになる。

ひゃっ!?

 打球が鈴の右足、すぐ横を抜けていった。

 鈴は振り返る。

 ――視界に奈緒が飛び込んできた。

ほいっ。
ナイスショート~!

 捕球した奈緒は、セカンドベースのカバーに入った桜にボールをトスした。桜が捕りつつベースを踏んで、1塁ランナーをフォースアウトにする。

 鈴は窮地を脱した。

な、奈緒先輩ありがとうございます!
おう。鈴もよく抑えたな。

 鈴は奈緒と並んでベンチに戻った。

 味方の堅守が、本当に心強い。

新海さんを降ろしてしまったので、ここからが頑張りどころですね。優さん、肩を作っておいてください。
ええー……。
さっき優先輩で終わったから、余裕持ってブルペン入れますね!
ちょっ、朝陽ちゃんひどいな~……。
(朝陽も優のコントロールの仕方を覚えてきたようね。助かるわ)

 裾花清流は7番赤羽夕日からだ。

 ここまで打線は1安打のみ。

 佐竹智花はストレートとスライダーの球速にほとんど差がなく、見極めが非常に難しい。ここまで誰も三振していないが、芯を外されて内野ゴロの山だ。

(くっ、スライダーだったか!)

 夕日がバットの先端にボールを当ててファーストゴロに倒れた。

 次のバッターは鈴だ。

 恵が動かないので、代打はない。

(初打席だ! よぅし、チャンス作るぞ!)
(さっき抑えられたお返しよ。ひねってやるわ!)
(スパーン!)
ストライクスリー!
ううぅ、かすりもしなかった……。
まあホラ、鈴ちゃんは投げる方メインじゃん? 気にしなくてもいいでしょ。
(今日のチーム初三振だ)
 続く奈緒がファールで粘り、フォアボールで出塁したが、トップバッターの桜がショートゴロに倒れてチェンジになった。
あのスライダー、左バッターじゃ攻略できないっす!
私も左だけどさっき打ったわよ?
……これが才能の差か。
なに言ってるの。早く守備に行きましょう。

 鈴が2イニング目のマウンドに上がる。

 先頭バッターの戸張真冬は左打者だ。

 左打者と右のサイドスローでは、一般的に打者有利と言われる。球の出所が見やすいからだ。

(エースの球速に慣れてきたとこだからなー。遅い球打てるかどうか……)
(行きます!)
 鈴は外角にカーブを投げ込んだ。真冬が見送ってストライクになる。
(やっば、腕めっちゃ柔らかいじゃんこの子……。タイミング合わせられるかな)

 2球目は外へのスローボールだ。

 カーブを狙ってきた真冬は姿勢を崩されながらも当てた。打球がふらふらっと上がり、サードの後方に落ちる。

よーし、今日マルチヒット私だけじゃーん。
ごめんね鈴ちゃん! あとちょっとが届かなかった!
気にしないでください。うしろをきっちり抑えれば問題なしです!
言うようになったな。おい美晴、雑なプレーは禁物だぞ。
……怒らないんですか?
なんで不満そうな顔してんだよ……。

 鈴は気を取り直してセットポジションを取った。

 ランナーは足の速い真冬だ。

 ここは盗塁を仕掛けてくるかもしれない。

(バッターはバントの構えをしてるけど、戦術を変えてくる可能性もある)

 悠子はカーブのサインを出した。

 2番、右打者の秋村に対し、外角に変化球を投じる。秋村はバントの構えから引いてボール。

集中ですよ!

 竜田監督がサインを出している。

 悠子はサインそのものではなく、サインを見ている相手ベンチの視線を追っていた。

(何人かの目線が1塁に行った……。バントの前に走らせるかもしれないな)

 サインはわからなくても、周りの反応から察することはできる。実行する本人のことが心配になってつい視線を送ってしまう選手もいるのだ。

 悠子がサインを出し、鈴は頷く。

 クイックモーション。――真冬が走った。

(やっぱり!)

 鈴の投球は外角ボールゾーンへのストレートだった。

 やや高め。

 悠子が捕球してすぐ送球に移れる絶妙なラインだ。

 素早い持ち替えから全力の2塁送球。

 ベースカバーに入った奈緒が真冬の足にタッチする。

 塁審がアウトを宣告した。

くそ、読まれてたか……。
うちのキャッチャーは優秀なんでね。悪いな。
あああ、真冬さんが簡単に刺されてしまった……!
今、完全に盗塁来るってわかってた動きだったな。
(しかしここもまた、相手のサインを見破って対策する……お見事。このチームはよく頭を使って守っている)
(悠子先輩すごい! 私もいつかあんなキャッチャーになれるかな……)
 バッターの秋村は鈴のスローボールにタイミングを狂わされてセカンドゴロに倒れる。そして、あのバッターがやってきた。
お願いいたします。
(この人、だいぶ静かになったな……)

 新田涼音の表情を窺った悠子は目を見開いた。

見極めしっかり。スイング丁寧に。振り回しはいけません。――破りましょう、この鉄壁の守備を。
(なんか、さっきより表情明るくなってきた?)
(し、視線が怖いです……)

 鈴の腕は相手の迫力によって萎縮してしまった。

 カーブを投げたつもりが、すっぽ抜けのスローボールになってしまう。

(――甘い!)

 涼音が振り抜いた。

 打球が左中間を破る。センターの奥まで転がった打球を神村青葉が拾って即座に返球してくる。

 ツーアウトながらランナー2塁となった。

小川さん! そろそろ一本くださいな!
やってやるよ!
 この場面でバッターボックスは右打者の4番、小川だ。
(落ち着こう。て、い、ね、い、に)
(はい。力まずに、自然体で……)
 悠子のジェスチャーを見て、鈴は深呼吸で気分を鎮めさせる。

 鈴はセカンドランナーに目をやって、それからモーションに移った。

 初球はカーブでストライク。

 2球目はストレートを見送ってボール。

(ここでシンカーっていう手もあるけど、あのボール意外に打たれるんだよな)

 上田第一の打者にもいい当たりを浴びている。

 しかし、悠子は使うことを決めた。

(シンカー……)

 鈴はグローブの中で縫い目を軽く確認した。

 セットポジション。

 ふー、と息を吐いて、それから投げ込んだ。

 外角を狙ったが、やや内寄りだ。真ん中低めへ落ちていく。

 小川のバットがシンカーを捉えた。

わあ!?

 またもピッチャー返し。

 今度は鈴の両足の間を打球が抜けていく。

 桜も奈緒も追いつけずボールがセンター前へ抜ける。

(今度こそ!)
そうはいきませんっ!

 全力ダッシュをかけてきた青葉がボールを拾い上げ一瞬で持ち替える。無駄のない動きから低い返球が伸びていく。

 ボールはホームの手前でワンバウンドし、ヒザを落とした悠子の顔あたりに跳ねた。

 悠子が半身をホームに流しながらキャッチする。

 捕りながら体がタッチに行っている。

 新田涼音がヘッドスライディングしてきたが、彼女の手がホームに届く前に、悠子のミットが腰に触れていた。

アウトッ!
や、やった! 青葉先輩が刺してくれた!
ノーバウンドで行けば完璧でしたけどね。
 頭から突っ込んだ涼音は、荒い吐息をこぼしたあと、ゆっくりと起き上がった。
大丈夫ですか。
ええ、平気です。見事なタッチでした。
(ん、ちょっと笑ってる?)
これが噂に聞く堅守の裾花清流なのですね。久しぶりに、勝ち負けだけではない、内容の濃さを感じています。
うちは基本的に楽しいが第一ですから、適度に力が抜けていい勝負につながっているんだと思います。派手なプレーも、本人が行けると思ったらやらせます。
いいですね……。次こそはホームを陥れてみせます。
ええ、どうぞ。全力で防ぎますけどね。
……面白い!
(お……)
(涼音が笑ってる……)
(あれは純粋に野球を楽しんでいた頃の笑顔だわ……)
行きましょう皆さん! こちらも堅守を見せつけてやるのです!

 その声からは、今まであった必死さが消えていた。

 涼音は確かに感じていた。

 度重なる裾花清流の好守備に、対抗心を燃やしている自分がいる。


 打ち崩してやりたい。

 あんな風に守ってみたい。


 そんな感情が、久しぶりに野球を楽しいと思わせてくれる。

(――今日はちょっと約束を破ります。自分が楽しむためにプレーする。結果よりそちらを優先させちゃいます!)
 涼音の笑顔が伝播(でんぱ)し、諏訪水照の守備陣のフットワークが目に見えて軽くなっていった。
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登場人物紹介

朝山 鈴(あさやま りん)

裾花清流高校1年生。右投げ右打ち。ピッチャー。

サイドスローの投手。しなやかな肩と肘を使った柔軟な投球を得意とする。中学時代は味方の守備に足を引っ張られ、試合に勝つことができなかった。

外浦 朝陽(とのうら あさひ)

裾花清流高校1年生。右投げ右打ち。キャッチャー。

中学時代に鈴とバッテリーを組んでいて、朝山と朝陽でサンライズ・バッテリーと呼ばれていた。

結城 まこ(ゆうき まこ)

裾花清流高校1年生。右投げ左打ち。セカンド。

ピッチャーのモーションを読み取り、持ち前の俊足で盗塁を確実に決める。だいたいテンションが高い。

広野 皐月(ひろの さつき)

裾花清流高校1年生。右投げ左打ち。ショート。

打撃、守備ともに堅実なプレーを重視している。控えめであまり目立ちたがらないタイプ。

高池 凪(たかいけ なぎ)

裾花清流高校1年生。右投げ右打ち。サード。

中学最後の大会で左腕を負傷し、まだ回復しきっていない。

松原 雅(まつばら みやび)

裾花清流高校1年生。右投げ左打ち。

バットコントロール能力が高くボール球でもヒットにできる技巧派。外野ならどこでも守れる。

漆原 礼(うるしばら れい)

裾花清流高校3年生。左投げ左打ち。レフト。

野球部キャプテン。身体能力が高くセンス抜群。クールな振る舞いから、校内では男女問わず隠れファンが多い。

新海 澪(しんかい みお)

裾花清流高校3年生。右投げ右打ち。ピッチャー。

チームのエース。速球と緩いボールを使い分ける本格派右腕ながら、肩の調子に不安を抱えている。

岩見 悠子(いわみ ゆうこ)

裾花清流高校3年生。右投げ右打ち。キャッチャー。

正捕手で長距離バッターでもある。相手の様子を見ながら配球を決め、野手に守備位置の指示を出すチーム随一の頭脳派。

一ノ瀬 桜(いちのせ さくら)

裾花清流高校3年生。右投げ左打ち。セカンド。

俊足巧打、広い守備範囲を持つ攻守の要。ハイテンションで味方を盛り上げたりからかったり忙しい。

天城 奈緒(あまぎ なお)

裾花清流高校3年生。右投げ左打ち。ショート。

広大な守備範囲を持ち、一ノ瀬桜とのコンビで鉄壁の二遊間を構築している。出塁率も高い。

神村 青葉(かみむら あおば)

裾花清流高校2年生。右投げ右打ち。センター。

2年生ながら4番を任されている。商店街のアイドル的扱いを受けているのでおっさん達が試合の応援に駆けつけてくる。

赤羽 夕日(あかばね ゆうひ)

裾花清流高校2年生。右投げ右打ち。ファースト。

当たればでかいロマン砲。一方、守備は堅実で難しいバウンドもきっちり処理する。

漆原 優(うるしばら ゆう)

裾花清流高校2年生。左投げ左打ち。ライト。

キャプテン漆原礼の妹。やる気の波が激しく、いつもはぐだっとしているが試合では頭脳をフル回転させてプレーする。

水崎 美晴(みずさき みはる)

裾花清流高校2年生。右投げ右打ち。サード。

バント職人。小柄だが強肩を持ち、深い位置からでもアウトが取れる。

緋田 恵(ひだ めぐみ)27歳

裾花清流高校野球部監督。

最初に赴任した高校を県ベスト4まで連れていくなど指導力の高さを評価されている。裾花清流高校は赴任2校目で2年目。

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