今回はさすがにトホホなあとがき
文字数 2,618文字
ああ、やっと終わった──。
『フォーチュン・タブレット』の前日譚である『~prequel~』は、すでに完結していたというのに……。
やはりもとの作品が未熟すぎる出来なせいでガマンできず、ルビをふりながら訂正したりつけ加えたりしてしまった。
そのせいで思ったよりも加筆と修正に手間どってしまい、かなり苦戦させられた本作でした。
もともとの話では最終話、ロジオン救出後あっさりと研究所を脱出し、ラグシードは『神具』を使わないどころか、番人の合成獣とすら戦っていないという……。
なんという手抜き!!
あと冒頭のロジオンが剣を魔法で凍らせたりして、ラグシードと対決するシーンもなかったです。ケンカのようなセリフのやりとりだけだった。
なのでもともとは、盛り上がりがまるでなかった地味な作品。
今回、読み返してさすがに物足りなさを感じ、冒頭の対決と『神具』バトルのシーンをどちらも即興でつけ加えました。
っていうか、戦闘シーン追加しても、なんとなく地味なのはぬぐえなかったですが。
私の力不足もありますが、やっぱりヒロインの不在は痛いですね。
恋愛描写を入れられないというのも、物足りなさの一因かも。
女っけがない作品はこうも華がないとは……あらためて思い知りました。
本編に登場するヒロインのアナベルやリームは、ちょっと色気不足を実感するのですが、出てこないとさびしいというか、作者としても物足りない感じがしました。
二人と出逢う前の話なので、しょうがないのですが。
ゲストの女性キャラクターを出すという手もあったけれど、めんどくさかったのでイベリスが作中唯一のヒロインになってしまった。
ちなみに彼女は本編に名前だけ登場しています。
70話「複合魔獣アングラータ」で、すでに亡くなっていることが判明。
最後のほうでラグシードが、イベリスと二度と会わない気がしたのは、そういう意味です。
あと司教のウォルターズが少しだけ出番がありましたが、ほんとうはもっと出番があったのです。
が、やはり書くのが間に合わなかった……。
もう、二部に入れるしかないと思います。またもや回想になってしまう。ああ、私はいつもこんなのばっかりで、とほほって感じです。
☆
そういうこともあり、はじめは気楽な短編とおもって書いていたのに、結果的には重めのテーマになってしまった。
なぜこうシリアスになってしまうのか。
『番外編』みたいな気楽な日常話をもっと書きたいのですが、うまく本筋にからませられない不器用な私。
これから本編のつづきの二部にとりかからなくちゃいけないのだけど、すでに書きあがってる部分をもとに、やはりまた追加や修正をしてしまうのだろうなと思います。
一部が完結してからけっこう経つのですが、今でも読んでいただけてるみたいで本当に恐縮です。
こうして読んでくれる方々のためにも、がんばって続きかかなくては!
と思うのですが、なかなか遅筆が治らない。
そしてまだ未完ということもあり、ネタ帳をながめながら「これ、どうやってまとめたらいいんだろう……?」と途方に暮れていたりします。
言い訳のようでもうしわけないですが、三日以内で更新できていた一部とは異なり、二部からは更新が不規則かつおそくなってしまうと予想されます。
結末はなんとなく決まっているけど、そこまでどうやってたどり着くか考えているだけで、頭がわちゃわちゃになってくる……。
で、やっぱりまたシリアスなわけです。
一部ほど重くはならないし、もっとコメディ要素も入れたいと思ってますが、根底が暗いというか設定がどうしようもなく暗いわけです。
あまり触れられていなかったムスタインの過去とか、ラグシードと『棺の間』の因縁?(こちらはそれほど深刻ではないですが)とか。
新たに話に関わるロジオンの妹レクシーナはひきこもりなので、もう暗い設定があらかじめ決まっているような感じです。
その代わり一部で苦労したロジオンとアナベルは、もうちょっと報われるようにしたいと考えています。
三部がもうドロドロな気がするので、せめて二部では幸せにイチャつかせてやろうと……。
まだ二部も完結してないのに気が早い!とは思いますが、ネタ帳にはいろいろ場面とかセリフとかが書いてあって、それが見ていてなかなかにしんどかったので。
恋愛ってどうして邪魔が入るんでしょうね……。
ちなみに三部は『毒蟲エクゾレータ』の話になります。
ロジオンに妄執している『黒い蛇』の司教で、大国の姫ドロテアが出てきます。ロジオンそっくりの男も出てきます……なんかカオスだな。
二部は『複合魔獣アングラータ』の話になるんですが、二部と三部の話の順番は正直、どちらが先でも後でもよかったので迷いました。
でも、せっかく結ばれたロジオンとアナベルの関係に、さっそく亀裂が入る物語を書くのはきついなぁと思い、このような順番に……。
とっぴなアイデアがうかんだときに、やった!と思うと同時に、これ、どうやってそこまで行きつくの?と途方に暮れることがあります。
パッチワークのようにつぎはぎだらけの断章を、うまくつなぎあわせて一つの物語を作れればいいなあ。
なので、気長に見守ってくださると、ありがたいです。
☆
ここで終わればいいのに、あとがきに書く予定だった内容の書き忘れに気づきました。
この『前日譚』と『本編』のあいだに、二年というけっこう長い年月が横たわるのですが、この期間、ずっと二人で旅をしているわけではないんです。
ロジオンの師匠アンテーヌが住んでいる谷間の町グレッツァという場所があるんですが、そこに魔法の修行のために逗留して師匠の手伝いをしていたり。
その間、ラグシードは一人で気ままに放浪しています。で、また一緒に旅に出たり、ふたたび修行したりを、二年のあいだにくり返しているという感じです。
ちなみにこの間、ロジオンは一度も故郷に帰っていません。
ラグシードはたまに帰省したりしてますが……。
彼は領主であるロジオンの父に雇われているので、報告の義務があるからというのもありますが、なくてもふらっと帰ったりしてるんじゃないかな。
そんなこんなであとがきも終幕です。
どうしてこう長くなってしまうのか、頭の中身がうまくまとまらない気質が関係してると思われます。
二部のほう先がまだ見えないですが、マイペースにがんばりますのでよろしくお願いします。
とりあえずは最後までおつきあいくださり、ありがとうございました!
『フォーチュン・タブレット』の前日譚である『~prequel~』は、すでに完結していたというのに……。
やはりもとの作品が未熟すぎる出来なせいでガマンできず、ルビをふりながら訂正したりつけ加えたりしてしまった。
そのせいで思ったよりも加筆と修正に手間どってしまい、かなり苦戦させられた本作でした。
もともとの話では最終話、ロジオン救出後あっさりと研究所を脱出し、ラグシードは『神具』を使わないどころか、番人の合成獣とすら戦っていないという……。
なんという手抜き!!
あと冒頭のロジオンが剣を魔法で凍らせたりして、ラグシードと対決するシーンもなかったです。ケンカのようなセリフのやりとりだけだった。
なのでもともとは、盛り上がりがまるでなかった地味な作品。
今回、読み返してさすがに物足りなさを感じ、冒頭の対決と『神具』バトルのシーンをどちらも即興でつけ加えました。
っていうか、戦闘シーン追加しても、なんとなく地味なのはぬぐえなかったですが。
私の力不足もありますが、やっぱりヒロインの不在は痛いですね。
恋愛描写を入れられないというのも、物足りなさの一因かも。
女っけがない作品はこうも華がないとは……あらためて思い知りました。
本編に登場するヒロインのアナベルやリームは、ちょっと色気不足を実感するのですが、出てこないとさびしいというか、作者としても物足りない感じがしました。
二人と出逢う前の話なので、しょうがないのですが。
ゲストの女性キャラクターを出すという手もあったけれど、めんどくさかったのでイベリスが作中唯一のヒロインになってしまった。
ちなみに彼女は本編に名前だけ登場しています。
70話「複合魔獣アングラータ」で、すでに亡くなっていることが判明。
最後のほうでラグシードが、イベリスと二度と会わない気がしたのは、そういう意味です。
あと司教のウォルターズが少しだけ出番がありましたが、ほんとうはもっと出番があったのです。
が、やはり書くのが間に合わなかった……。
もう、二部に入れるしかないと思います。またもや回想になってしまう。ああ、私はいつもこんなのばっかりで、とほほって感じです。
☆
そういうこともあり、はじめは気楽な短編とおもって書いていたのに、結果的には重めのテーマになってしまった。
なぜこうシリアスになってしまうのか。
『番外編』みたいな気楽な日常話をもっと書きたいのですが、うまく本筋にからませられない不器用な私。
これから本編のつづきの二部にとりかからなくちゃいけないのだけど、すでに書きあがってる部分をもとに、やはりまた追加や修正をしてしまうのだろうなと思います。
一部が完結してからけっこう経つのですが、今でも読んでいただけてるみたいで本当に恐縮です。
こうして読んでくれる方々のためにも、がんばって続きかかなくては!
と思うのですが、なかなか遅筆が治らない。
そしてまだ未完ということもあり、ネタ帳をながめながら「これ、どうやってまとめたらいいんだろう……?」と途方に暮れていたりします。
言い訳のようでもうしわけないですが、三日以内で更新できていた一部とは異なり、二部からは更新が不規則かつおそくなってしまうと予想されます。
結末はなんとなく決まっているけど、そこまでどうやってたどり着くか考えているだけで、頭がわちゃわちゃになってくる……。
で、やっぱりまたシリアスなわけです。
一部ほど重くはならないし、もっとコメディ要素も入れたいと思ってますが、根底が暗いというか設定がどうしようもなく暗いわけです。
あまり触れられていなかったムスタインの過去とか、ラグシードと『棺の間』の因縁?(こちらはそれほど深刻ではないですが)とか。
新たに話に関わるロジオンの妹レクシーナはひきこもりなので、もう暗い設定があらかじめ決まっているような感じです。
その代わり一部で苦労したロジオンとアナベルは、もうちょっと報われるようにしたいと考えています。
三部がもうドロドロな気がするので、せめて二部では幸せにイチャつかせてやろうと……。
まだ二部も完結してないのに気が早い!とは思いますが、ネタ帳にはいろいろ場面とかセリフとかが書いてあって、それが見ていてなかなかにしんどかったので。
恋愛ってどうして邪魔が入るんでしょうね……。
ちなみに三部は『毒蟲エクゾレータ』の話になります。
ロジオンに妄執している『黒い蛇』の司教で、大国の姫ドロテアが出てきます。ロジオンそっくりの男も出てきます……なんかカオスだな。
二部は『複合魔獣アングラータ』の話になるんですが、二部と三部の話の順番は正直、どちらが先でも後でもよかったので迷いました。
でも、せっかく結ばれたロジオンとアナベルの関係に、さっそく亀裂が入る物語を書くのはきついなぁと思い、このような順番に……。
とっぴなアイデアがうかんだときに、やった!と思うと同時に、これ、どうやってそこまで行きつくの?と途方に暮れることがあります。
パッチワークのようにつぎはぎだらけの断章を、うまくつなぎあわせて一つの物語を作れればいいなあ。
なので、気長に見守ってくださると、ありがたいです。
☆
ここで終わればいいのに、あとがきに書く予定だった内容の書き忘れに気づきました。
この『前日譚』と『本編』のあいだに、二年というけっこう長い年月が横たわるのですが、この期間、ずっと二人で旅をしているわけではないんです。
ロジオンの師匠アンテーヌが住んでいる谷間の町グレッツァという場所があるんですが、そこに魔法の修行のために逗留して師匠の手伝いをしていたり。
その間、ラグシードは一人で気ままに放浪しています。で、また一緒に旅に出たり、ふたたび修行したりを、二年のあいだにくり返しているという感じです。
ちなみにこの間、ロジオンは一度も故郷に帰っていません。
ラグシードはたまに帰省したりしてますが……。
彼は領主であるロジオンの父に雇われているので、報告の義務があるからというのもありますが、なくてもふらっと帰ったりしてるんじゃないかな。
そんなこんなであとがきも終幕です。
どうしてこう長くなってしまうのか、頭の中身がうまくまとまらない気質が関係してると思われます。
二部のほう先がまだ見えないですが、マイペースにがんばりますのでよろしくお願いします。
とりあえずは最後までおつきあいくださり、ありがとうございました!