第4話

文字数 278文字

二年の一学期に、全県模試があった。
国語で一位だった。
数学は赤点だった。
義父に怒られた。
留年したら、行かせてやらない。
そしたらやめます。
今すぐやめろ。
わかりました。
そうして、17歳になって、夏休みを迎えた。
バンドも彼女も、学校と一緒になくなった。
けれど晴れ晴れしていた。
これから、僕の人生が始まる。
「高校くらい行かせたい」
母親の願い。
「みんな行くからなんとなく」
自分の気持ち。
いつもそうだった。
まだ子供。
仕方ない。
違うと気付いた。
能力は学歴では計れない。
経験は学歴では埋まらない。
僕は飛び出した。
広い世界へ。
まだ、学校や家庭と大差ない現実を、知りもしないで。
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