【参加自由!】ミニ座談会 7月14日(金)21時~23時

文字数 6,335文字

こんにちは。匿名歌会です。
第1回「匿名歌会」のテーマ発表まであと2日。その発表にあわせ、山田航先生をお招きしたオンラインミニ座談会を開催いたします。今回参加予定のかたも、スケジュールなどの関係で参加できないという方も、気軽に加わってください。
2017/07/12 06:36
ミニ座談会の日程は、

7月14日(金)21時~23時です。

お待ちしております~!

2017/07/12 06:40
本日21時より、テーマ発表&23時までミニ座談開催です!
よろしくお願いいたします!
2017/07/14 12:59
test
2017/07/14 20:56
テスト
2017/07/14 20:58
こんばんは、21時になりました。
山田さん、testありがとうございます!

ミニ座談会、ゆるゆると始めさせていただきます…!

2017/07/14 21:00
こんばんは、秋永真琴です。よろしくお願いいたします。
2017/07/14 21:02
改めまして、このたびトークメーカーでは初の「歌会」を開かせていただくことになしました、藤沢と申します。現在、参加者10名かな…表明ありがとうございます!

私自身短歌は超のつく素人です。どうぞよろしくお願いいたします。

2017/07/14 21:01
よろしくお願いします!
2017/07/14 21:03
秋永さん、いらっしゃいませ!
このミニ座談会は、開始早々からどなたでも参加OKです。
お気軽に発言していってくださいませ!
2017/07/14 21:04
山田航と申します。歌人集団かばん同人で、小説野性時代にて短歌コーナーの選者をしております。
2017/07/14 21:04
今しがた、今回の歌会のテーマを発表させていただきました。

テーマは「小説」ということで…
山田さん、このテーマにした理由はありますでしょうか。

2017/07/14 21:05
こんばんは。佐々木と申します。歌を詠むのは、はじめてです。
どうぞよろしくお願いいたします。
2017/07/14 21:08
もともとこのトークメーカーが小説発表のフォーマットであることから、小説への思い入れのある方に参加してもらえたら嬉しいなと思いまして。
2017/07/14 21:08
ライトノベル作家をやっております。短歌に関しては、俳句と短歌、どっちが17文字でどっちが31文字だったっけ……となるくらいのすさまじい素人です。ここにいていいのかどうか。
2017/07/14 21:07
ちなみに今回のテーマ「小説」ですが、

短歌のなかに「小説」という言葉を入れる必要はありません。

「小説」をイメージさせるような短歌であればOK、そして、実在の作品名を読み込むのもOKです。

2017/07/14 21:09
テーマ、ありがとうございます。

テーマの言葉というものは歌のなかに絶対に詠み込まないとならないものなのでしょうか。
初心者のバカな質問ですみません。
こんなレベルの質問ですみません……。
2017/07/14 21:11
佐々木先生いらっしゃいませ~^^


>山田先生
たしかに、今回参加いただくかたには、普段からトークメーカーで小説を発表されているユーザーさんや、プロの小説家のかたもいらっしゃいますね。
「小説」…
わたしはこのテーマ、事前に伺ってはいたのですが、まだ全然なにも思い浮かんでいません。

2017/07/14 21:11
質問の答えが自分の頭にのっかってる。くあっ。ありがとうございます。
2017/07/14 21:14
「小説」とか「文学」とかいう単語を使ってもいいし、使わなくてもいいのですね。しかし、いっさい使わずに「小説」をイメージさせるとなると、むずかしい……
2017/07/14 21:14
今回はテーマ詠というルールです。「小説」というテーマであれば

・具体的な小説のタイトルや、小説の登場人物の名前
・小説家の名前
・小説を読む、もしくは書くという行為そのもの
・本棚や装幀など、小説の書籍そのもの

いずれもテーマとしてOKです。
なお必ずお題となる言葉を詠み込まなくてはならない場合(「本」であれば「本」という文字そのものを一首のどこかに入れる)、「詠み込み必須」と呼ばれます。
2017/07/14 21:14
>山田先生

以前参加させていただいた「らっこ歌会」では、「翼」ということばを必ず入れる「題詠」でした。
「題詠」と「テーマ詠」と、あとはなんでもありの「自由詠」っていうんでしょうか。
ふだん開かれる歌会では、どのタイプが多いのでしょうか。

2017/07/14 21:11
「詠み込み必須」…ですね、新しい言葉を覚えた!(笑)
2017/07/14 21:21
とりあえず、「短歌」や「歌会」そのもののルール説明からまず入っていきますね
2017/07/14 21:21
やったことないので難しいなと思ってたのですが、山田さんのトークメーカーのクリエイターページの

言葉という巨大なテーマパークの中でなら、僕は思う存分ふざけられるのです。みなさん一緒に遊んでください。

という文章にぐっと心臓つかまれてぎゅっと圧縮されたせいで頭にいい感じに血が上がって逆に気楽になりました。
遊ばせてもらえたらいいなと思いました。
2017/07/14 21:19
初心者には「自由詠」より、「題詠」や「テーマ詠」のほうが、手掛かりがあって助かる気がします。
2017/07/14 21:18
「短歌」は5・7・5・7・7の31音で作ります。季語は不要です。
2017/07/14 21:23
「短歌」「歌会」のルール説明、助かります! よろしくお願いいたします。


佐々木先生のおっしゃっている、山田先生のクリエイターページはこちらです。

自選短歌よりも自選回文のほうが多い!

2017/07/14 21:25
季語が不要なのはうれしいです。現代人の感覚では夏っぽい言葉が秋の季語だったりして、学生時代に苦しんだ記憶が蘇ります。
2017/07/14 21:29
短歌はしばしば三十一文字と呼ばれますがこれが曲者で、正しくは「31音」なのです。1字1音だった万葉の時代の名残が三十一文字という言葉に残っているのですね。

小さい「ゃゅょ」はそれだけでは1音になりません。前の音と合わせて1音扱いです。一方で小さい「っ」や伸ばし棒「ー」は1音扱いです。たとえば「チョコレート」は「ちょ・こ・れ・ー・と」で5音と数えます。
2017/07/14 21:30
文字の数じゃなくて、音の数なのですね。そんな大事なことを学校でちゃんと教えてくれたかな、私が聞いてなかっただけかな(笑) キットカットなら「キ・ツ・ト・カ・ツ・ト」で6音、救急車なら「きゅ・う・きゅ・う・しゃ」で5音ということか。
2017/07/14 21:33
「歌会」は短歌を集めて評を交わす一種のゲームです。幹事役を一人立てて参加者から歌を集め、名前を伏せて歌のみを全員に配ります。匿名なので、誰がどの歌を作ったのかはわかりません。この形式は歌会の一般的なものです。初心者がベテランの歌をケチョンケチョンにけなすということもよくありますが、それも余裕で許されます。だって匿名なので

参加者は提出された歌(詠草と呼びます)から好きな歌を一首以上選びます。たくさんの人が選んだ歌から、評に入っていくことが一般的です。そして参加者は自分の選んだ歌については「なぜ好きなのか」「なぜ良いと思ったのか」を語ります。一方で選ばなかった人もまた選ばなかった理由を語ることになります。選ばれた歌も選ばれなかった歌もすべてに評がついたら、歌会は終了です。
2017/07/14 21:33
歌会の最後に作者が明かされます(これを披講(ひこう)といいます)。そのついでに作者自身の自解を語ることもあります。

歌会の面白いところをあげるなら、だんだん話がずれてゆくこと。歌そのものとは関係のない雑談になることも珍しくありません。歌会とは、短歌をダシにしたトークライブみたいなものなのです。
2017/07/14 21:40
>歌会とは、短歌をダシにしたトークライブみたいなものなのです。

実際、参加した歌会でも、詠んだ本人は思いもしなかったであろう方向に、歌の解釈や話題が展開していくことがありました。
あとから作者の解説を聞くと、まったく違うシーンが浮かんできたり。

2017/07/14 21:36
評のなかでツッコみツッコまれたりしても、歌会の最後にはノーサイドでさわやかに終わるのが、実は歌会の魅力だったりもしますね…
ふだん、人の作ったものをケチョンケチョンに言う機会とか、あまりないですから。
2017/07/14 21:50
でもまあ、「好きだと説明する」ってどういう感じでやればいいのかなんて、すぐわかるものではないですし、ちょっと例をあげてみましょうか。

2017/07/14 21:48
>ケチョンケチョンにけなすということもよくありますが、それも余裕で許されます。だって匿名なので


歌会に出す短歌は、ひとりのひとが何十、何百と詠んできたなかの1作品だから、貶されてもダメージが少ないというところはあるのかもしれない、と思いました。これが長篇小説なら、ケチョンケチョンにされると正直しんどい(笑)

2017/07/14 21:48
例、お願いします!

初心者の方は批評されるのがコワイというか、ハードルを感じるようです。

が、逆に、プロや経験者を差し置いて、初心者が第一席(トップ)をとることもあったりしますよね。

2017/07/14 21:56
初心者は批評するほうも腰が引けます。なんぼなんでも的外れでしょ、みたいなことをいってしまっていないか。
2017/07/14 22:14
余談ですが
私の姉が高校生の時、国語表現の授業で「七五調とは、実際のところ、8拍のリズムに組み込むことができる言葉の連なりなのだ」みたいなレポートを書いて、先生に褒められたそうです。
そう考えると、「5・7・5・7・7」の「7」の部分は、8音になっても違和感はないですよね。
俵万智さんの「この味がいいねと君が言ったから七月六日はサラダ記念日」でいうと、

「七月六日は」の部分。

字余り、字足らずについては、歌会では寛容なものでしょうか。なるべく31音にこだわった方が良いのでしょうか。

2017/07/14 22:13
  体温計くわえて窓に額つけ「ゆひら」とさわぐ雪のことかよ

これは現代短歌のトップランナーのひとり、穂村弘の短歌です。とても人気の高い一首で、僕も大好きな歌です。そして大好きポイントはざっとあげるだけでこれくらいになります。

1 関係性が好き!
体温計を口にくわえているから「雪だ」とうまく言えない恋人(たぶん)に対して「雪のことかよ」と軽くツッコミを入れる。この気の置けない関係性がいい。

2 音の流れが好き!
この歌、音読してみるとすごく気持ちいい。よく読んでみると、「体温計」と「額」でタイの韻を踏んでいる。ラップみたいでいい。

3 造語が好き!
口に何かくわえて「雪だ」って言ってみても、実際は「ゆひら」にはならない。なんだ、嘘じゃん。でも「雪がひらひら」の略称みたいで、雪のふり方のイメージを伝えてくれる。そういう造語をつくれちゃうセンスがいい。

5 カメラワークが好き!
この歌、体温計から額、そこから雪とカメラに映すものを動かしている。映画みたいなカメラワークで、自然に映像を想像できるのがいい。

6 登場人物が好き!
単純に「ゆひら」とか言ってるこの人がかわいい。

このあたりのことをいえば、的外れになりすぎるということはありません。ある意味、自分の萌えのツボを告白してゆくのが短歌の評といえなくもないです。逆にいいとは思わなかった人は「いやいや、こんなシチュエーションの方がもっと素敵だ」などと反論をするわけです。いってみれば萌えのツボのぶつかり合い。だから話が広がっていくのです。
2017/07/14 22:00
>3 造語が好き!
口に何かくわえて「雪だ」って言ってみても、実際は「ゆひら」にはならない。でも「雪がひらひら」の略称みたい。そういう造語をつくれちゃうセンスがいい。


この3は私、いわれなかったら気づけなかったと思う…… 「うひあ」とか「ゆいあ」じゃダメなんですね。極めて自覚的に、字面や響きを考えて「ゆひら」としている。

2017/07/14 22:28
確かに5・7・5・7・7の7の部分は8でもそんなに違和感ありません。さらにいえば最初の5の部分が6音くらいになっている歌もたくさんあります。「体温計」もそうですね。

現代の短歌は「4拍子5小節」のリズムを持った短文、くらいの感覚で作られていることが多いのです。なのでその範囲内に収まる字余りなどであれば、歌会では気にしないことがほとんどです。ただ、基礎的なリズム感を身につけるために初心のうちは5・7・5・7・7に従った方がいいという主張もあって、それなりに理にかなっています。

僕は結構いろいろなリズムを試したくなってしまうタイプですが、最初のうちは確かにちゃんと5・7・5・7・7になるように意識していました。
2017/07/14 22:26
萌えツボを告白する! なるほど…!
わたしはこの歌の好きポイントは、「温度を感じるトコ」ですね。

恋人たちが多分暖かい部屋にいて、風邪か何かで発熱してる恋人が、冷たい窓におでこをつけてひんやり。窓の外は雪。ツッコむ自分は多分、温かい飲み物の入ったカップを持っている…

2017/07/14 22:28
31文字のうち1文字もおろそかにできない掌篇小説だ…… 言葉の順番、字面、響き…… どの語句を省略すれば、それでも情景が浮かぶか。省略することで解釈の多様性が生まれるのはどの語句か。
2017/07/14 22:31
短歌をもとに、自分で勝手に妄想ストーリーを創作して展開してしまう。これもまた立派な評のひとつのかたちだったりします。歌会でも結構よくあります。
2017/07/14 22:34
>初心のうちは5・7・5・7・7に従った方がいいという主張もあって、それなりに理にかなっています。

ふむふむ…!
わたしも、まずは基本のリズムに忠実に、そのなかで情景が浮かぶような歌を詠みたいと思います!
2017/07/14 22:34
「体温計くわえて窓に額つけ『ゆひら』とさわぐ」まではAさんが主語だけど、流れるように「雪のことかよ」がBさんの科白になる。視点が大胆にパッと変わるところが凄いと思いました。私なら「君を見ている」などと詠んでしまいそう。
2017/07/14 22:37
小説や物語の好きな人は、歌に書かれていない部分を想像してストーリーを空想してゆくような評を好む傾向がありますね。僕はもともと音楽をやっていましたから、音に着目した読み方をついついしてしまいます。

作る歌だけではなく、読み方にもそれぞれの個性やバックグラウンドがあらわれてきたりします。そこも歌会の面白いところですね。
2017/07/14 22:40
たしかに。視点の切り替えが鮮やかですよね。
2017/07/14 22:43
>僕はもともと音楽をやっていましたから、音に着目した読み方をついついしてしまいます。


山田先生は、ポエトリーリーディングもされていますよね。「短歌ラップ」っていったら語弊があるのかな。テレビみました!(北海道ローカルですが、先日山田先生の特集が放送されたんです)

2017/07/14 22:44
ちなみに音楽は、どういったものをされてたんでしょう?
2017/07/14 22:48
クラシックギタークラブに所属してギターを弾いてました。弾かなくなって久しいですが、コード進行とかいまでも覚えてます。
2017/07/14 22:50
クラシックギターですか! 聴いてみたい…

ミュージシャンで歌人というかたも、結構いらっしゃるんでしょうか…と思いつつ…西崎憲さんとかそうでしたね。


2017/07/14 22:52
…と、気がついたら、23時まであと5分!
あっという間でしたが、山田先生、短歌と歌会の初歩から教えていただきありがとうございました!
2017/07/14 22:55
歌人に音楽経験者多いですね。美術や演劇の経験者も多いです。
少ない体育会系を探すと剣道や弓道の経験者に突き当たることが多くて、
日本っぽいものを好む人がやりたがるのか……とちょっと不思議です。
2017/07/14 22:56
まったく知らない世界で「へー」ど「なるほど」を画面のこちらがわでひとりで言ってるうちに座談会が終わってしまいました。
説明ありがとうございました。
2017/07/14 22:58
おっと、ついつい時間を忘れてしまいますね。
なかなか楽しいシステムです。ありがとうございました!
2017/07/14 22:59
というわけで、7月23日に開催する「匿名歌会」、テーマは「小説」で、詠草の募集を開始いたします。

参加表明も17日(月)21時まで受け付けております。

「歌会面白そう!やってみようかな…」と思ったあなた! ぜひぜひ一緒に歌会しましょう^^

詠草はメールで受け付けております。

メールタイトル「匿名歌会詠草」で、本文にお名前(PN)と詠草を入力し、


uwabamic★gmail.com(★を@に)

までお送りください。

締め切りは、7月21日(金)24時です!

2017/07/14 22:58
2時間、あっというまですね。ありがとうございました!
2017/07/14 23:02
僕も歌を出しますよ!
2017/07/14 23:03
山田先生、当日もよろしくお願いいたします!


佐々木先生、秋永先生も、遅い時間にありがとうございました。

「これぞ!」という詠草が届くのをお待ちしておりますよ!(プレッシャー…?)

2017/07/14 23:02

それではここで、ミニ座談会を終了といたします。

私も今夜から、ぎゅーぎゅー考えて絞り出します!

※歌会についてのご質問は、「準備室」のほうに、いつでも書き込んでください!
2017/07/14 23:05

ワンクリックで応援できます。
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※これは自由参加コラボです。誰でも書き込むことができます。

※コラボに参加するためにはログインが必要です。ログイン後にセリフを投稿できます。

登場人物紹介

ゲスト・コメンテーター:山田航
札幌在住の歌人です。
短歌を作ったり回文を作ったりして遊んでいます。
Bocketというすすきのの歴史の雑誌も作ってます。


山田航 クリエイターページはこちら。

主催:藤沢チヒロ
札幌在住の漫画家・イラストレーター・編集者。

トークメーカーの「オンライン女性作家座談会」に参加させていただいています。
藤沢チヒロ クリエイターページはこちら。

以下は、今回の参加者の皆様です。(7/14現在)(表明順)

東雲飛鶴

佐々木禎子

秋永真琴

たけうちりうと

泳二

工藤吉生

ほし

未知(いまだ・とも)

マリエンバード

米洗ミノル

河瀬ゆう子

みもり

kuu

※アイコンの指定がなかったので、仮に設定いたしました。

変更のご希望があればおっしゃって下さい。(主催者)

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