弱音死苦

エピソード文字数 457文字

 ここらで一発当てないと、開発費も底をつく。一番おいしい商売は、芸能プロダクションだろう。タレントを雇うとなれば、リスクがある。クスリで一発退場ってこともある。ならば、バーチャルでどうだろう。これなら何人抱えても、費用はかわならい。
 さっそく、アンケートを取った。
 鬼たちは、キャシャでひ弱なほうが好みらしい。死神は、髪が長く怖いのがいい。総合すると理想は、お岩だ。
 ネーミングだが、『弱弱しく』感じられる名前ということで、『弱音死苦(よわねしく)』ということにした。
 「CD一枚、二枚・・・。」
 九枚までいくと音楽が始まる。『死んで貯まるか』の曲で活動を開始した。

 次に、妹の『弱音吐苦(よわねはく)』とのデゥエットで『オレ・オレ・オレ・オレ、サギられた』をリリース。

 最後に、『紙のマネーマネー』。
 紙のマネーマネー。大きい紙幣。誰だってお札を愛してる。

 いざ、バーチャルアイドルの公演してみると、じじいの集会になっていた。
 「近頃は、バーちゃんアイドルもずいぶんと若いんだのう。」
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登場人物紹介

主人公

地獄で入獄拒否され残りの人生を霊として過ごす

主人公を保護観察する死神

雪女。

居酒屋雪ん子の女将。

死神の知り合い。

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