第5話 「Smart Keyboard ハッキング♪」

文字数 1,150文字

既にhack済みだ
見た感じフツーっすけど?

解除するとこうなる

でっかッ、ナニコレ⁉︎

画面の下半身に

キー坊ドヤ顔‼︎

・・・
ああ〜、そういうことか

普段からキーボード繋げっぱだと解んねえわな

お、戻った
このiPadは今

Smart keyboard が繋がっていると誤認している

__え?

ちゃんと繋がってるじゃないっすか

あー……

そうじゃないんだ

なんつーのかな__

わかるように言ってくっさい

小林まで誤認させてどうすんスか

アハッ

面白れぇなそれ!

 
Smart Keyboard Folio には2箇所の溝があって

その溝のどちらかにiPadがハマってないと

キー入力を受け付けない仕組みになっていた

それで物理キーボードがあるのに、デジタル?キーボードが画面にしゃしゃり出てきたんすね…

繋がってるのに

繋がってないだなんて……

なんでそんなめんどくせえことするんすかね?

モニターをむき出しにしたままキーボード畳むと

背面にキーがむき出しになって持ち運んでるうちに意図せぬ文字が入力されちまう

誤入力防止っスね

ユーザーフレンドリ〜

だろう?

それでこそのApple♪

アップルアップル♪
__だが

その気遣いも今回ばかりは弊害になっちまってな……

それで

ハッキングっすか!

そう……

俺だけをハッピーにするためにハッキングされたキーボード!

即ち__

すなわち……
ハッピー・ハッキング・キーボード!

略して___

HHK♪
HHK!

とっとと帰んなドク伝波♪

オレたちゃトックにチューナーレス♪

支払うギリ漏レェスッ♪

それでも来やがる電子SEKAI!

なんで急にラップ?
あー、これラップなんすか?

HHKのイイカンジのリズミカルがクリティカルって

本音が浚われちゃいやした〜


へ〜コレがか〜♪

そんなことより小林


なんか打ってみろよ

ん〜じゃ。

テケトーにっと♪

カチャカチャカチャ〜(お、タイプ音小っせ

打てやした〜♪

(文字見えなかったからアプリ&撮影場所変わってるけど気にしなーい!)

(気にならなーい!)

なぁ、打てるだ__

ってぇ!


誰の足がなんだってんだコンニャオ!

誤入力っス!

誤入力っス!

ハッキングによる意図せぬ母乳力っすよ!

キャハ♪やめ!ちょっとヤメンしゃいって〜


上! もっと上コスって!できたらホノカニちょうだ〜い〜〜〜〜〜//////////

・・・
それで…なんでこんなタイピングスタイル?

しようとしたんしたっけ

……
(興味無ぇもんは無興味なんだよッ、しかたねえだろうがよお。。)
トイレ
いてら〜♪


シュッシュしなくていっすよ〜小林気にしなーい

あーあ


拗ねちった…

・・・ 

独りきりになった部屋で

小林は喋り始めた

もう行ったぞ


今は小林とオマエだけ__

なあ、見てるんだろ?


そのモニター通してさ……

……声は届かないか?

だったら文字ならどうだ

小林は

iPadのキーボードに

手を添える

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登場人物紹介

見た目は子供

中身はシュウトメ


ハタチ独身クソ美ッチ!


晩年片想いのあの人に…

ついつい意地ワルを説戒♪

特に思い入れ無い

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