其々の思惑
文字数 787文字
《cafe》
【Walpurgis】
てか、康太と七海ちゃんも二人で行動する事あるんだな？
ﾓｸﾞﾓｸﾞﾓｸﾞﾓｸﾞ
七海はモテるからね～っ
いっ、イオちゃんっ！
そんなんじゃないよ？！
········
アタシがどうしてもここに来たかったんだけど、イオちゃんを誘い損ねちゃって···
それで、康太くんが私の代わりに一緒に来てくれたのね？
さすが、康太は気が利く紳士だよね
そして、誤解されそうになっても多くを語らない静かなるイケメン
········
···そんなんじゃないよ
単純に、赤司さんと一緒に居たかっただけだし
えっ？！！
なぬっ？！
ほっほっほー
(残念だったね奏良っ！)
(···えっ？！何が？！)
·······
(どう言う意味なんだろう··)
ちょ···っ
ちょっと！！！！
···ぬ？
わっ、私を無視して何盛り上がってんのよっ？！
····そう言えば居たんだっけ
あ、ごめんね紺野さん
そっ、奏良くん···っ！
うぅ··
も、もういいわ···
帰るわよ貴方達っ！
はい
はーいっ
取り巻きも居たんだ···
じゃあ、俺達もそろそろ帰るぞ伊織
えっ！？
まだ珈琲が残って····
伊織のお母さんが夕飯作って待ってんだろ？
むうぅぅ···
イオちゃん帰っちゃうのねぇ～··っ
ゴメンね七海ぃ～っ！
(康太くんと楽しんでよっ！)
えっ？！
じゃあ、また明日な康太！
おー
有り難うございました～っ！
(やっと静かになる··)
－PM8時30分－
《伊織自宅》
ふぅ～··
良いお湯だったぁ
あら、お上がり～
···········
··え？何でまだいんの？
え？
だってテレビが面白いんだもの
自分家で見たら良いでしょーが
隣なんだから
んもぅっ、意地悪ねぇ！
家に帰っても独りだし寂しいじゃないー
····まぁ確かにね
··それじゃあ、私もお風呂いただきまーすっ
···········
····こんなの許して大丈夫？
