第19話 恋の季節、おにいちゃんって言って。おもうと物語

文字数 2,815文字


** 山田、恋の季節、おにいちゃんって言って。おもうと物語 ** の巻

山田がミケと外出するようになってから、俺が良くなってもミケは山田と出かけている。気が合うのかな?
「今日はどこ行ったの?」と聞くと、曖昧にすることが多くなってきた。

なので、
「山田、今から言うことは聞いたらすぐ忘れろ、超重要機密情報だ。
ん、おほん、、お前とミケ、行っているの王都か?」

「んなぜ知っているっつ!!何を知っている!!」

胸ぐらつかむのやめようよ山田くんw
したからふいっと両の腕を払い、
「機密会議だ、いいな?」

と山田を俺の部屋に連れて行く。ミケのホーム地下室のほうが”らしい”んだが、神田が入り浸ってるというか、神田の研究室然となっちゃってるんで。



「さて、第一回、山田神山機密会議を開催します。」
わーぱちぱちぱちぱち。オヤクソクに応える山田。

「いつから行っているんだ?」
「んー1週間前くらいから?まだ神山が回復していない時からかな?」
「で、ミケが瞬間移動使えるって誰かに言ったか?」
「え?言っちゃまずいの?言ってないけど、、」
「俺一人の秘密なら俺がだまっときゃいいだけだが、、、言わずに気づかれたら気まずくなるしなー」
「俺は?」
「そりゃ、お前と俺の中だからそんなことないだろ?」
「そうだなっ!」嬉しそうな山田、ちょろりん♪ひでー俺wでも山田の将来が心配だわ、、

で、
「毎日、何しに行ってんの?毎日だよね?」
と念を押しながら逃げ道無いような言い方でw

「え?ちょっとしたことだよ?あれだ、散歩とか、買い物とこからやらんじとから、げんばたいせんごきかんや、、」
「ちょいまち!日本語が崩壊しているぞ?日本人同士だから誤変換はありえないので、お前の脳がパニックなわけだ。さぁ山田くん、ココだけの話だ、白状したまえ。」

「・・・・・・・・
「ミケに同じところに連れて行ってもらえば、」
「わかった!わかったからやめてっつ!!!・・・・ことの始まりは厳喜元年・
「おーい!ミケー!!「わかったわかった今度はホントだからあ!!

「よし話せ。じゃないと、全員で行くぞ王都、すぐに。今すぐにでも
「容赦ないよな面白そうなことには、、、これだから「おー「わかったああ!!
「喫茶店に行ってんだよ。」
・・
「きっつさぁてぅえぇ〜んん?・・・普通のかぁ??」
「・・・・ケモミミ・・」
・・
「えぇ?聞ぃこえんなぁあ?あ?」
「け・も・み・み・のっつ!!」
納得!!♪

「そんな大満足!みたいな顔するな」
「いやごめん、顔の筋肉が何でか知らんが崩壊してしまったようだ、、困ったもんだwww」
「その、”これからどう料理してやろうかなあ?”的な顔やめて?」
「さすが付き合いが長いだけあるな、あっはっはっはっは♪」
「まぁいいや、今から行こうぜ?行けばわかるよ、どうせ”同志”なんだから。ミケぇ!!」
「にゃーん♪」


やってきました、喫茶ミミ!!王都店、王都店ってことは他にもあるのかな?無いらしい、ここから他にも出したいなぁ?的なオーナーの希望らしいw
誰もがたずねちゃうよな?

「「「「おかえりなさいませ!だんなさま!!」」」
・・・・ぷ・・・・やーまだくん、、この趣味、、、ぷw
「ひとの趣味にいちゃもん付けるひと」
「いえいえ、まだ何もいっておりませんが?」
「顔がすっげー言っている!!」
まぁ座ろうよ、山田のお目当て誰かなー?ネコ?狼?犬はないな山田は。うざぎぃ?ないなー、意表付いてハム?ハムスター人っているのかな?

などと思案していると、
ウエイトレス?メイド?とにかく従業員が注文取りに来た、鳥の肉?鳥人、、、羽を手のように使ってますなぁ、、、

「なににするっちゃ?」トラ皮着てよ
「ラテアートを、ミーナちゃんで」
「承知!」武士??

「えーと、コーヒーってあるの?」
「コーヒー?てんちょー!!この人エッチなこと言う!!「おいおいおいストップ!!何言ってやがるんだてめー!!
「知らないの?コーヒーってタイ語ですごくセクハラなんだよ?
「知るかっ!!ここはタイじゃねーっつ!!!」
「かわいいおちゃめだっちゃ!まじになるなよあほう!っちゃ!!」
ねぇ、こいつグーで殴っていい?なにこいつ?

「カフェ、ブラックでな」
「わかったっちゃ!」
「メモしなくていいのか?」
「そんな阿呆じゃないっちゃ!」
一歩二歩三歩、、Uターンして、
「注文何だっけ?」
「「とりあたまかっつ!!!!!」」
山田もこいつは始めてだという。つか、今日働き始めらしい、、、


「ミーナちゃーん!!」
「はいはいにゃーん♪」 をい、よくミケが怒らないな?
「ミケは別に気にしないにゃ、、精霊だからにゃっ!」
心が広いですねー、つか山田が相手にされていないだけか。

ミケはまたたびジュースを注文していた。あー、だから毎日来るんだー激しく納得。
ミケがジュースを飲み干して酔から覚めるまで1時間以上かかるらしい。
だからその間山田はゆっくりミーナちゃんらとだべったり、、、つまりいいようにされちまってます。まぁ、山田もつか、俺ら各人ともそれなりに小金持ちだし、、


お会計
「今日が俺が出しとくよ」と気前の良い山田。
「大銀・・・・・・・・なります」
あれ?大銀貨とか聞こえなかった?大銀貨???10万円???喫茶店だよね?おねーちゃんとおさけとこわいおにーさんのお店じゃないよね?


屋敷に帰ってから、山田を俺の部屋に呼んだ。
「大銀貨って一枚大体いくらかわかっているか?」
「へ?んーーーーーーー、一万円くらい?」
「・・・10万円程度だ。・・・・あそこ、ぼったくりもいいとこだな?・・・・もし女子達にバレたら?・・・」
「へぇーーん、、、もういきましぇん、、、、」


半月後、
「神山神山!!みつけた!!いいとこ!!今度はだいじょぶ!!会計銀貨1枚から3まいくらいだから!!」
「阿呆!!銀貨も1枚1万円程度だ!!3枚?喫茶店で3万か!!女子に言うぞ!!」
この際なのでミケの能力と山田のあほうさを女子達と神田に言い、叱ってもらいました。で、隠していた俺も叱られました「悪さするために隠していたんでしょっ!!!」、、山田のとばっちりです、、、

で、その後。
王都は危険なので行くときは全員か、全員一致でOKが出た場合のみ。ミケはそれを確認しないと飛んでくれないと。またたびジュースは家で女子がつくってくれることになった。タマと姫が入り浸りになって、そのうちバレたのか山さんやランさんが苦情を言ってきたので、またたびジュースのことを教えたら来なくなったw



風呂で、
「おれさ、妹いるじゃんあっちに。」山田
「うん?」俺
「なんかミーシャが妹に思えてさー」 もう名前が違ってますが??熊かよ?
「おもうと?おまえ、いたの弟じゃん、でも妹だと思い込もうとしていたよなー」
「いや、おれにいるのは妹だけだ。」 低い声で強く言い切るので、怖いから何も言いません!
「・・んじゃ、こっちでいい妹が見つかると良いな!!」
「おう!!」
「でも騙されるなよ?」
・・・・・
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