第９話　小学３年生

小学校に入って３年目。
小学校は６年間だから、もう少しで小学校生活の半分がすぎる。

僕は３年生になってから、ピアノ、水泳、そろばん、習字を習い始めた。
急にこんなに習い事を子供にさせるなんて親というものは・・・
もともと、体を動かすのが好きだった僕は水泳はハマった！！
ただ、そのほかの習い事は・・・
ピアノはひとつひとつの音符とか、鍵盤とかを覚えるのが大変で、習った曲も簡単なものだったからあんまり好きになれなかった。
でも、先生が最後に弾いてくれるジブリの曲とか、この頃流行りの音楽をピアノで弾いてくれる時間はすごく好きだった。
それだけがピアノの時間の楽しみ。

そろばん、習字はどちらも僕に合わないかな・・・
そろばんは何をしているのかがあんまり分からなかった。
そろばんなんて、今使っている人いないしな・・・とか思ってしまう。
習字は最初に墨汁を作る時間が暇で眠たくなるし、字を書くことがそんなに好きにならなかった。

それならば、体を動かすような習い事をしたい。
サッカーとか、野球とか、テニスとか・・・

それでも僕はお母さんが喜んでくれるから、できるだけ習い事の先生に褒められるように頑張ることにしている。
子供も人様の幸せのために頑張ってるんだよ。