第1話
文字数 340文字
私は40歳の専業主婦。
「40歳になった」と言うと、周りにいた先輩ママたちが急に優しくなった。
「おめでとう!」「いらっしゃい!」
いらっしゃい言うとるけど、あんたはもう50歳やないか。
とは、口が裂けても言えない。
私は3人の男の子を産んで、それもまぁまぁ育ってきて、今一番下の子は幼稚園の年長さん。
そろそろ自分のために時間を使いたくなってきた。昔のようにね。
40歳って、めっちゃキリがいい。
人生の再スタートを切るなら、今やで!
と、もう一人の自分が言う。
知ってる。今やねん。
私には昔からひそかに想い続けてきた夢がある。
(いや、夢というふわふわした言葉はしっくりこないな。)
私には昔から自分の最終形態が見えていた。
(うーん…ちょっとキモいけど、そやな、そんな感じ。)
私はエッセイストになる。
「40歳になった」と言うと、周りにいた先輩ママたちが急に優しくなった。
「おめでとう!」「いらっしゃい!」
いらっしゃい言うとるけど、あんたはもう50歳やないか。
とは、口が裂けても言えない。
私は3人の男の子を産んで、それもまぁまぁ育ってきて、今一番下の子は幼稚園の年長さん。
そろそろ自分のために時間を使いたくなってきた。昔のようにね。
40歳って、めっちゃキリがいい。
人生の再スタートを切るなら、今やで!
と、もう一人の自分が言う。
知ってる。今やねん。
私には昔からひそかに想い続けてきた夢がある。
(いや、夢というふわふわした言葉はしっくりこないな。)
私には昔から自分の最終形態が見えていた。
(うーん…ちょっとキモいけど、そやな、そんな感じ。)
私はエッセイストになる。