第10話
文字数 407文字
出来上がった料理をテーブルの上に置くと、
りっちゃんは子供のように目を輝かせた。
そういうとりっちゃんは少しだけさみしそうな顔をした。
スプーンを手にしたりっちゃんが、ビーフシチューを食べようとした、
その時、
急にりっちゃんの手が止まる。
りっちゃんの視線はご飯を離れ、ベランダの方をみていた。
急に立ち上がり、りっちゃんはベランダの方へ。
そこには怪しい人影があり、
その人影は、りっちゃんの様子に気づくと、
逃げ出した。
りっちゃんがベランダの戸を開け、人影に突進した。
人影はよろめく。
人影は再び逃げだした。
りっちゃんも後を追う。
私も慌ててその後に続いた。