第50話 なんでもJありす 千葉県民ですけど何か?

文字数 7,521文字

フォースと共にあらんことを

「ダークスターに動きがあります! 敵は停戦を一方的に破棄して攻撃を仕掛ける気ではないかというのが、分析官の報告です」
 「阿部ンジャーズ」のリーダー・阿部レッドが二階から掛け降りてきて、小林カツヲに叫んだ。あの、決まりごとにやたらとウルさい定刻軍が停戦条約を破るとは、よほどのことがあったのだろう。
 どうやら、北側での雪絵らによる内乱?騒動を受けての反応らしかった。あまり時間はない。
「店長……どうする気?」
 この決戦の指揮は、夜のバーみたいなカウンターでコップを拭いている小林カツヲが執るのだ。ありすは覚悟を促している。
「阿部ンジャーズ部隊が先制攻撃を仕掛けます。その後に、我々が続きます」
「いよいよJ隊が出陣って訳ね」
「お任せください! お友達は必ず取り戻しますから」
 そういって小林カツヲは、黒人のように白い歯を見せ、ニカッと笑った。
「ウーったら。そんなところで。時夫の部屋で寝たら?」
 呆れる状況がカウンター横にあった。決戦前だというのに、ウーはカウンターでダラッと頭を垂れて転寝をしている。ウーだけ、朝からずっと一人で料理を作っていたので、寝ていないのだ。
「だって。アイツらっもーうるっさいんだもん! なんでホットな料理をディスッてんのよ。バッカみたい。食べたことあんのかしら」
 むっくりと起きたウーが呟く。軍事境界線CBA48度戦を境に、相変わらず止むことがない北側の放送と、こっちの対抗放送である小林カツヲの、八十年代洋楽ヒット集が正面衝突を続けている。それでウーはふてくされ気味だった。
「こっちはわざわざ食ってやったのにサ!」
 そう、ウーは敵地の「門と蔵」で美味しいが氷のように冷たい青い天ぷらを食べて腹を壊した。ありすも「水戸根ドリア」という真っ青なドリアを食べている。
「だから、軍事境界線で嘘とまことがひっくり返っているだけなんだから。本当はあいつら、ホットな料理を食べたいって言ってるのよ。つまり、一度でも地球のあったかい料理食えば、奴らきっと虜になるはず」
「あそっか」
 つい、ウーもCBA48度線で全ての意味が逆転していることを忘れてしまう。
「やつらは、あったかいもん食べたくて、地球を侵略してきたみたい。要するに地球がうらやましいのよ。自分たちの国が寒すぎてね。ところが食べたことはない。だから作り方も分からないし、なぜか食べるという発想にもならない。つまりやつらの放送は嘘。でもそれももうすぐ終わりよ」
 ありすはそういいつつ、(だと良いんだが……)と、出撃していく阿部ンジャーズを見送りながら考えている。
「ややこしいなぁ」
「あたし達も出撃よ。さ、ウー支度して」
「……あなた方の作戦とは、どういったものですか? あの戦車で行かれるので?」
 もはや、ありすらを止める気がない小林カツヲは興味津々という感じで、カウンター越しにありすに訊いた。
「詳しいことは、今は教えられないけどさ、店長。かいつまんで言うと、この現象は、すべてが魔学が関わっているんだ。たとえ敵が『宇宙人』であろうとも、同じことよ。そして敵は一貫して、雪絵さんを手に入れようとしてきている。ここだけじゃない。魔学は、意味論に裏打ちされている。そして今回の意味論では、CBA48度線でホントが嘘になる、嘘がホントになる」
「なるほど、人間関係でも、本心とまるで逆に受け取ることってありますよね。たとえば一見こっちを嫌っているように見えたとしても、その実、好意を持っているからという場合があり、本当に嫌っていたら無視するだとか」
 小林店長は一人合点した。
「つまり、ツンデレ? なんだ、ありすちゃんのことじゃん」
 ウーがケラケラ笑った。
「う、うっさいわね。それで敵の『魔学』に唯一対抗できるのは、『科術』だけなの。あたしの戦車も科術仕様にレストア済み。つまりあたし達、『意味論』を操る科術使いなのよ。雪絵さんたちはあたし達が取り返す。そのための作戦は、既に出来ているわ」
 古城ありす。漢方薬局「半町半街」店長代理の科術使い。一見して、黒ゴスロリ・ドレスを着た、一介の女子高生ではないのだ。
「いい? 全ては意味論的に考えなければいけない。意味論には意味論で対抗するの。通常攻撃だけじゃダメ。CBA48度線を越えたら阿部ンジャーズを始めとして、全員で何とかやつらに、地球のホットな料理を食べさせるように仕向けて頂戴、店長。分かった?」
 サングラス越しの店長はじっと黙って表情が読めない。
「ともかく、あたしの言うことを信じた方がモアベターよ」
「それを言うならマッチベターですね」
「分かってるわよ、そんな事。いちいちうるさいわね」
 逆ギレ……。
「この恋文町で、数々の科術・魔学合戦を戦ってきたこのあたしが言うんだから。……勝算はあるわ」
 地球レベルの戦いだというが、実は恋文町という一つの町に起こった現象の一部なのだ。
「……ハイ、分かりました」
「えっ、分かったの?」
 ウーが驚いて店長の顔をまじまじと見る。
「exactly!」
 きれいな発音の英語で、小林カツヲは頷いた。
「CBA48(シービーエーフォーティエイト)度線の謎を、初めて解明してくださったありすさんです。我々にもさっぱり分からなかったこの48度線の現象を、『意味論』というものに支配された科術だったと教えてくださいました。はっきり言ってグレイト! これは分かりませんでした。きっと、正しいんだと思います」
 店長は、拭いていたコップをコトリと棚に戻した。店長の英語の発音も正しい。
「お二人は時夫君・雪絵さんのお友達ですから、臨時の予備自衛官補として今後の敵性生物殲滅作戦に召集いたします。反撃作戦にもし戦車で参加されるのでしたら、どうぞご参加ください。……が、そこから先は我々の任務です。我々にお任せください! きっと解決してみせます。たまたまとはいえ、科術トラックの機能を備えていた、この私の作戦司令室。意味論というものを見事に扱って、敵に温かい料理を食べさせるように攻撃を仕掛けながら、この戦いを勝利に導いてご覧に入れましょう!!」
 「Yes,but」の使い手か? 小ざかしい……。
 ありすは、全て自分たちだけで解決できると思っている小林店長にムッとし、やれやれという感じだったが、かくてJ隊はCBA48度線を越えて、雪煙を巻き上げながら大部隊を出撃させ、総攻撃を開始したのだった。
 首相直属の秘密特殊部隊・「阿部ンジャーズ」を先頭に投入しながら。
 黒い軍服に身を包んだ敵が蟻の群れだとすると、雪山用の白い戦闘服に身を包んだJ隊員たちは、さながらシロアリの群れのようだった。
 その攻撃部隊の中に、ありすとウーが乗り込んだシャーマン戦車が紛れた。凶悪な宇宙人に対する、地球側の、壮大なレジスタンスが始まった。
「増税パーンチ!」
「格差キーック!」
「天ぷら食べたいナー!!」
「I have a bad feeling about this(嫌な予感がする)……」
 最後のは、ありすの独り言。

「阿部氏!」
「阿部死!」
「あべしっ!!」
 開始わずか十分後。
 全ては、1ダースベイゴマの操るベイゴマ操作UFO、およびアイスウォーカー等、敵の歩行型戦車の氷結レーザーの前に凍りついてしまっている。
 特にJ隊は、冬将軍・1ダースベイゴマの恐ろしさを知ることとなった。ベイゴマは、ライトウィップ、すなわち電光鞭をビュンビュンと振り回し、その身体の周囲に十二個、正確に1ダースのベイゴマを操った。それぞれのベイゴマは、小型UFOだった。
 そうして1ダースベイゴマがベイゴマを操ると、一度に十二機の上空を飛んでいる戦闘機と連動し、操ることができるのだった。つまりありすのスーパーカー消しゴムの科術と同じ原理だった。
 十二機の無人戦闘機は、1ダースベイゴマの意思で飛び回り、氷結光線を地上のJ隊の部隊に浴びせた。いや、たとえJ隊が敵戦闘機を撃ち落とせたとしても、すぐに代わりの新しい戦闘機が出現した。
 本家ダースベイダーは、自身では一機の戦闘機を操縦するだけだったが、本家よりも恐ろしい相手なのかもしれなかった。
 それでも「ダークスター」はエネルギー充填中なのか、まだ稼働していない。もしこいつが動き出したら、地球はオシマイであろう。
 そもそもJ隊には、永久凍土に対応できる兵器がなかったのだ。単なる敵戦闘機といえど、通常兵器では歯が立たない。そして肝心の阿部ンジャーズは、雪祭の雪像化して全滅を逃れるため、
「あ、俺たち全員若干風邪気味だから帰るわ。んじゃネ。バッハハ~イ♪」
「オ----------------イ」
 そそくさと逃げやがった。
 要するに、正規の軍隊であるJ隊には打つ手がない相手だった訳である。唯一小林カツ屋のフードトラックの科術放送だけが、地球全体?を永久凍土にするのを、CBA48度線でかろうじて防いでいた。
「全ては、冬将軍の前に敗れ去った! かつてロシアは、冬の厳しい気候を利用して、いついかなる時も侵略した敵を打ち破った。スウェーデン、ナポレオンのフランス、ヒトラーのドイツ……いずれの国もロシアの冬将軍には勝てなかったのだ! あぁ! 我がJ隊もかくの如し」
「感心してる場合ですか!」
 ありすは無線で、後方のフードコンボイ内の小林店長を叱責した。
 J隊はありすの助言通り、CBA48度線を越えた直後から、「阿部ンジャーズ」をはじめとする攻撃部隊に、スピーカーで敵軍にホットな料理の魅力を呼びかけつつ、通常戦闘をしていた。
 なぜならCBA48度線から先は、意味論がひっくり返っていないはずだからだ。それで全てはうまくいくはずだった。しかし、J隊は科術のど素人だった。
 ダークスター国のバンバン人らは、何故か、一人として呼びかけに応じなかったのだ。そして敵軍は、CBA48度線を越えても相変わらず、ホットな料理をディスり続けている。
 せっかく、こっちには炊き出し専用のトラックも用意してるというのに……と、大量の食材を準備していた小林店長は、がっくり肩を落としている。まるで開店したばかりながら、客が全く入らないお店を嘆いている新米店長のようだったが、事態はより深刻だ。
「今更だけど店長、J隊って何? 自衛隊の間違いでしょ?」
「ダークスター国の侵略を受けて、日本政府の緊急法改正により自衛隊を改編して誕生した組織です。J-軍隊の意味で、つまり自衛隊と軍隊の中間でありまして、専守防衛に限って、より積極的な戦闘行為が可能となります」
 Jー軍隊……まさかのJ-ポップと同じような意味合い。
「何がJ隊よ! J-POP、J文学、Jホラー、なんでもJをつければいいってもんじゃないJ!」
「だったらあんたさしずめJアリスじゃん。だってどーみても……」
 ウーがからかった。
「……はぁ? あたしの何処がJアリスよ。コイツ」
「うるさい、Jアリス! 全世界の皆さ~ん、究極のありすモドキがここに居ま~す」
「黙れ万年発情期のうさぎ」
「慈英・アリスとかだったらよかったのにね、せめて」
「……」
 ありすはウーを無視して店長に向き直った。
「だから、素人は引っ込んでなさいっていうのよ! 人のアドバイスを聞かないんだから。全くぅ」
 戦車で合流したありすは仁王立ちして、雪原でうな垂れている店長を見下ろしていた。
「それなら、攻撃は失敗するって、店長に最初にはっきり言ってあげればよかったジャン、ありすちゃん。こんなことになる前にさ」
 ウーが店長が気の毒になってフォローした。
 実は科術使いのウーも、雪原に入ってから思い切って戦車から上半身を出し、「キャッホーイ」とか叫びながら、タオルヌンチャクを振り回していたのだが、濡れタオルは早々にカチコチになり、ぱりぱりに砕けた。そりゃそうだ。永久凍土の世界では濡れタオルヌンチャクの科術は使えない。ありゃりゃ……。
「だって、失敗しなきゃ分からないことだってあるでしょ。ま、カツヲ店長の場合、情熱が全ての原動力だし、それが偶然CBA48度線を作り出していた訳だから、全部が全部悪い訳じゃない。今回はその熱い情熱が空回りってトコね。でも今度こそ、あたしの指揮で協力してもらうわよ」
「……as you wish」
 敵将の1ダースベイゴマよりいい発音だ。チョットいじけたニュアンスが入っているが。
「Hey ソルジャー! そんなに気を落とさなくてもいいわヨ! おそらくだけど、敗因は店長のトラックが雪原を走ったことで、CBA48度線がトラックを中心に動いてしまったことが原因ね。そーいうことだと思う」
「しかし、熱いと寒いの境界線は、相変わらず恋文ビルヂングから一歩も動いてませんが」
 小林カツヲの言うとおり、周囲を見ても永久凍土、雪と氷の世界が広がっている。
「ソコなんだけどさ。長くアパートを境に、意味論の放送合戦が長く繰り広げられていたでしょ。その関係で、寒暖差だけはあっちに残されたままなのよ。意味論の相転移時空がそこで固定されている!」
 なんのこっちゃ。時夫のアパート、まじパねぇ。
「……でも、それ以外の全てが逆転してしまう意味論は、このトラックを中心として動いている。もしあたしのこの仮説が正しければ、トラックがこの永久凍土の世界まで来ても、依然として嘘と真がひっくり返り続けているっていうことなの。だから相変わらず、敵は本音ではホットな料理が食べたいって言ってたはずだけど、放送ではディスり続けていた」
 小林カツヲは黒めがね越しにハッとした。敗因はこのトラックの放送か!
「そしてこっちの放送で、小林店長が『ホットな料理は美味い』って言うと、敵には『不味い』って聞こえてたという訳よ」
 ホットな料理が食べたくて地球に来たのに、あえて不味いと聞かされたのでは逆効果だったろう。
「そうだったんですか……」
 小林は上の空っぽく聞いていたが、急に何かを閃いたような顔をした。
「では、ジャイアンの歌でも流しましょうか?」
「いやだから全部ひっくり返るんだって! 美声を聞かせてどうするのよ」
 フザけたつもりが、ありすの真顔のリアクションに店長は面食らっている。分かっているのか、分かっていないのか。
「今から言う作戦で、それを証明するわ」
「どういう作戦ですか?」
 小林店長は、黒眼鏡越しに眼を輝かせている(?)。
「だからこっちもまた放送するのよ。ただし、逆にネ。雪絵さんからの通信によると、敵は食事の際に動きを止める。だけど、食べてもらわないと仕方ない。そのためには、やつらには『嘘』を言わないといけないの。ここでは、『嘘』が意味論を持っている。それを、小林カツ屋のトラックのスピーカー一式を使って、対抗放送を決行する。嘘には嘘を。そうすれば本当に聞こえる。そうして、店長とウーがトラック内で料理を作り、あたしの科術シャーマン戦車で、光弾に変換してぶっ放す。……するとHOTな料理を食べてくれるって訳」
 難しい。意味論を見抜く、高度な科術師としての判断が要求される。
「あ、分かった。東で線路超えした時の豆まきみたいにでしょ?」
 ストライ鬼を線路で払った鬼退治の科術。戦車で豆をぶっぱなしたのだ。
「……そう。嘘を並べて食べさせるのよ。名づけて、ザ・ベストヒットUSO!」
 対抗してありすも嘘八百勝負。嘘でも、一口食べれば世界は変わる。ベストヒットUSOの流す曲の嘘で騙して、HOTな料理を食べさせるのだッ。小林カツヲの顔に、見る見る明るい笑みが戻っていった。
「よぉっしゃぁぁー」
 また料理の腕が揮えると、ウーも張り切っている。
「フォースと共にあらんことを」
「フォースと共に!」
 かくて移動する小林カツヲ店長のスピーカー満載のフードコンボイの街宣活動によって、稼動領域が広がったCBA48度線を境に、歴史的嘘の応酬が始まった。
 しかし本音は双方とも「食べたい」・「食べさせたい」ということだから、実にややこしい。ありすの言うとおり、ホットな料理をディスる敵の放送は、この雪原に入っても続いていた。それはありすの仮説以外に、説明がつかなかった。
 それと同時に、小林カツヲは八十年代洋楽を街宣のBGMとしてガンガン流した。するとトラックの後ろから大地が次第に暖まっていくのだった。
 いきなり雪解けすることはなかったが、ベストヒットUSOが、48度線を越えて雪原に侵攻していっている証拠だった。というより、48度線を押し上げていくのだ。
 護衛に、先頭を古城ありすのシャーマン戦車が走り、二台は列車のように連結していた。ありすは小林カツヲと無線で連絡を取り合っていた。
「あーあー、テス・テス・テス♪ テス・テス・テス♪ ただ今テストのマイク中、テストのマイク中♪」
「----マイクのテスト中でしょ?」
「……じゃない。マイクのテスト中。感度、リョーコー。そんじゃ、イックッゼッ!!」
「ありすちゃんありすちゃん、ウンベルトA子みたくなってるよ」
 さっきからありすはチラチラとウーを気にしている。
「……ウーこそ、何その格好。デビー・ギブソンみたいになってる」
「え? 誰」
「どっから持ってきたのよ? その衣装」
 石川ウーが着ているのは、デビー・ギブソンが一九八六年に「オンリー・イン・マイ・ドリームス」のMTVで着たヒラヒラの白黒ドレスだった。
 水玉模様の黒い手袋をはめ、腕にブレス、白いジャケットにスケスケの黒いスカートを履いている。
「店長がかわいいからこれ着てけってさ! ネットオークションでゲットしたんだってさ! フゥ! あの店長生き字引だよ。トラックの二階行った? すごいよ、八十年代のお宝の宝庫だよ」
 フ、フン。「かわいい」か。よかったワネ。オマエの脳みそがドリームの中じゃん。出かける前は眠たそうだったのに、なぜか超元気。
 石川ウーは、トラック内で小林店長と一緒にHOTな料理を作り、連結した戦車とトラックを岡持ちを持って行き来する予定だ。そんなデビーが現在、「メガシャーク」というB級映画に出演していることを、右手でスマフォをいじったありすはたった今知った。おそらく、ウーも小林店長も知らないだろう。
「時夫たち、大丈夫なのかしら」
 ウーがふと気にした。この北の広大な雪原のどこかに、時夫と雪絵が未ださまよい続けているのだ。あれ以来、電波ジャックでの二人からの連絡はない。
「私は……金時君を信じる。あの二人はきっとやってくれる」
(ありすちゃん、今まで時夫を半人前扱いしてたのに、こんなに信用するなんて)
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