第83話 森の中のアリス
文字数 312文字
森の奥深く、ゴロー太はある猫と出会う。
本当は、いつも遠くから見ているだけだったけれど、
勇気を出して話しかけてみることにした。
心臓が飛び出る思いをして、ゴロー太は話しかける。
ゴロー太は、その猫を「アリス」と呼ぶ。
「アリス」がそう言ったわけじゃない。
ただ、名前で呼びたかった。
「アリス」は同じ場所、同じ時刻に現れる。
ゴロー太は、話す事を考える。そんな時が一番楽しいと思う。
話すきっかけがあれば、何でもよかった。
大雨が降った次の日、ゴロー太は森に入る。
そこに「アリス」はいなかった。
ゴロー太は、何も、何も考えられなかった。
そして後悔する。「アリス」の居場所を奪ってしまったような気がした。
森の奥深く、そこは世界が始まりかけた場所。
本当は、いつも遠くから見ているだけだったけれど、
勇気を出して話しかけてみることにした。
心臓が飛び出る思いをして、ゴロー太は話しかける。
ゴロー太は、その猫を「アリス」と呼ぶ。
「アリス」がそう言ったわけじゃない。
ただ、名前で呼びたかった。
「アリス」は同じ場所、同じ時刻に現れる。
ゴロー太は、話す事を考える。そんな時が一番楽しいと思う。
話すきっかけがあれば、何でもよかった。
大雨が降った次の日、ゴロー太は森に入る。
そこに「アリス」はいなかった。
ゴロー太は、何も、何も考えられなかった。
そして後悔する。「アリス」の居場所を奪ってしまったような気がした。
森の奥深く、そこは世界が始まりかけた場所。