短歌

文字数 227文字


残念な人と言われることもある生きてるかぎり死なないかぎり

傀儡のライという字の右側の歯を見せた口みたいな三つ

宮城県聴覚支援学校を覗くと広い校庭がある

今だって昔でしょうよドーナツを買おうとしてる長い行列

十本の指は両目を覆うとき不満になってズレようとする

何をしても誰かの真似になる不安とっくのとうに言い尽くされた

なんにでも呼び名があってオレみたいなやつを「赤ちゃん中年」と呼ぶ

工藤にも生きる権利があるという嘘みたいだがほんとの話
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