リデビュー小説賞 座談会 #2-2
文字数 18,237文字
第一部では、宣伝としてPOPや推薦コメントや、Twitterのbotで既刊の紹介、なども話題にあがりました。(Twitterのbotは講談社タイガでやってみるつもりです)
リデビュー賞の作品についても、もっと多くの人に読んでもらえるように、コラボノベルを使って読書会とかが実施できると面白いのかな、とも思っています。
Twitterのbotは気軽ですけど、ツイートのリンクはリツイート数が多くともなかなか踏まれず、宣伝効果としてはあまり大きくはない気もします。もちろん効果はあると思います!
>>読書会
面白そうです。リアル、ネット問わず参加型のイベントや交流会がいろいろあると、面白いと思います!
物語の紹介を商品紹介に置き換えると、「面白い紹介の仕方>商品そのものの良さ」という比率で、紹介方法そのものを面白く出来たら、宣伝効果があるような気はします。たとえば、面白いYouTuberの商品レビュー動画がそれだと思います。
それを作家の方で、出版社の方で、というのではなく、互いに手を取って出来たらいいのかな、と。
なので、読書会はイベントという”企画そのものが面白いもの”になれば、参加した方にとっては効果のある宣伝方法だと思います。加えて参加していない方(外側から見ている者)まで楽しめるようになったら、もっと良い宣伝方法になるのだと思います。
>>読書会
これに関連して、ちと思い出したことが。
これは小説を出したときのことではなく、それ以前に三国志関連の書籍を出版した際のことなんですが、当時三国志グッズ販売の会社が新宿ロフトプラスワンでトークショーを開催するというので、私もパネリストとして参加させていただきました。
当時を振り返って考えてみるに、これは小説でも通用する話だと思うし、これを応用すれば、コアなファン層拡大にもつながるのではないかと思う次第です。
ちなみに当時はライターであると同時に、バンドマンでもありましたので、個人的にもライブ感覚で楽しくトークさせていただきました(笑)
ま、やっている側も聞いている側も、面白いぐらいの方が、宣伝効果は高いのではないかと。
それこそ星崎さんが言われているように、「企画そのものが面白いもの」であれば、参加者もそうでない方にも、十分効果のある宣伝になろうかと思います。
作家は『自分がおもしろいものを書く』のがいいと思っています。書きたい物を書く時とそうでない時では熱量が違います。自分で面白いと思える作品ができれば、自分と同じ趣味の人には面白いと思ってもらえるのではないでしょうか。得意ではないことを書いて上手な作品になるようならここにいません。
いろいろな作家さんがいらっしゃるので、それでバラエティに富んだラインナップができると思います。
あとは、その作品群を出版社さんに『その作品を読んで面白いと思ってもらえる人たちに届けていただく』ということをしていただけると嬉しいです。フラっと通りかかった人に的確に喜んでもらえる物を渡す。アンケート等で好みを知っておく等のことをして、トップページに好みに合う作品が出るようにするなどです。
トップページに誰にでも同じランキングが出てくるのは、少し疑問を感じています。自分が読みたい順に出てきてくれればいいのにと思います。一番初めにぽちっとクリックして読んだ物が面白くなかったら二度と来ません。ノベル投稿サイトが閑古鳥なのは、そこに原因があるように思います。
作家はたまたまクリックしてくれた貴重な読者様を逃さないように、せめて趣味が合う人には面白いと思ってもらえる物を書かなければいけません。
『ひとりでなんでもかんでもしなければいけない』ではなく、得意なことは自分でやるでいいと思います。一人ひとりが少しずつ負担していけば、大きなことができるのではありませんか?
あと、私が得意だと思っているのは文字を書くことと話すことです。
走れメロスを『BL』にしてみた 文豪さん、ごめんなさいという内容ですが、恋愛小説です。これを読めば、原作の理解も深まる……かもしれません。
実際、作家さんが稼働するイベントは、僕が文芸編集者になった10年前に比べると、数倍になっているように思います。当時はサイン会くらいでしたが、トークショー、合同サイン会、公開対談、講演会、等々。
リアルイベントは、中々遠方のお客さんが足を運びにくいこともあるので、ネットで読書会などをやってみるのが一番いいかもしれませんね。このコラボノベルの座談会システムなどを使うと、すぐにでもできるわけですし。
結果、それが面白さを少しでも多くの人に伝えること、読者の数を増やすこと、にも繋がりますね。
あとは
読書会はイベントという”企画そのものが面白いもの”になれば
これがポイントかな(笑)
ネットであれば、読書会に限らず、トークショーや公開対談もできそうな気がしますな。この座談会も、公開対談のプロトタイプようなものと考えてもいいでしょうし。さすがにネットで合同サイン会は無理でしょうけど(笑)
また、作家さんも地方の方がいらっしゃると思うので、その方々の最寄りで各地でイベントをするなど。その方をメインに、他の作家さんもネットで参加。それで直接足を運んでもらうお客さんとネットで参加のお客さんと交流を深める。
ネットはいつでもどこでもお手軽にというところもありますが、やはり会って話すと親密度は上がりやすいと思います。百聞は一見に如かず。文字を見ているだけよりも、親しみが持てるはずです。
その時の気持ちをネットの読書会の方に書き込むようにすれば、ネットの方も盛り上がるように思います。
各地でのリアルイベントも面白そうですけど、コストと実際に参加する人がどれほどいるのかわからないことを考えると、いきなりは難しそうですね。
リアルイベントをやるのなら、まずは東京で、同時に遠方の方も参加できるようネットの読書会も行い、リアル側もネットをチェックしつつ行う、とかでしょうか。イメージ的にはニコ生の公式配信イベントみたいな感じです。
ネットで出来そうなことで言えば、noveldaysから単行本化された作品に登場する、魅力的な料理のクッキング動画や食レポなんかもおもしろいかもしれません。
これはアニメの話ではありますが、ジブリ作品の魅力の一つに、『ラピュタ』の「目玉焼きパン」や『ルパン三世 -カリオストロの城-』の「ミートボールスパゲティ」などといった美味しそうな食事たちがあります。また小説でいえば、池波正太郎先生の『鬼平犯科帳』に登場する「五鉄」の「軍鶏鍋」などもその最たるところでしょう。実際、池波先生は『鬼平・梅安食物帳』や『食卓のつぶやき』などの料理エッセイも出されているわけで、そこに需要があると考えるならば、料理を介して、その作品の魅力をさらに知ってもらうということもできるのではないかと。いまは割りとグルメ漫画ブームでもあるので、そういう食レポやクッキング動画も受け入れられやすい土壌ができているのではないかと思われます。
なお、これは私の知るところでも似たような動画配信をやっていて、割と好評だったりします。そんなわけで、そこからヒントを得ての提案というわけなんですけどね。あ、ジャンルがぜんぜん違う話なので、パクリとかそういう問題にはならないので、ご安心を(笑)
どうしてもリアルイベントは、コストや準備も大変になり、今は集客も難しいこともあります。
(大きな書店さんは、まず毎週、場合によってほぼ毎日イベントが入っている状況ですが、それだけに…)
ネットとリアルで同時に…ということであれば、しばらく前に「講談社タイガVS新潮文庫nex」の大学生のミス研を招いてのビブリオ対決イベントなどを行いました。今、リアルイベントとなると、このくらいはしっかり作り込まねば、という印象です。
https://hon.booklog.jp/report/mistery-biblio-20180809-1
イベントを開催する際には、それを広く知ってもらうことが大切ですよね。
>クッキング動画や食レポ
なるほど!こんなことは思いつきませんでした。
いや、確か漫画では例があったな…。あ、これだ(笑)
ヤングマガジンの人気原作コミック「彼岸島」の名物“西山のとん汁”をご紹介!闘う男たちの豪快とん汁の作り方はこちら→
https://twitter.com/Spooonn_tv/status/790418403831844868
美味しい小説には、こういうもの、あっていいと思います!面白いです(笑)
面白そうな雰囲気ですね。ただ、ミステリは話し方が苦手なのであまり読みません。でも、少し興味を持ちました。後でじっくり観てみたいです。
このイベントは準備期間はどれくらいかかって、行うまでにどれくらいの金額がかかって、売り上げにはどれくらい影響があったのでしょうか?
文章を書くことにしか興味がないので、出版の方々がどのようなご苦労をなさっているのか、まったくわかっていません。教えていただけると嬉しいです。
出版社の枠を超えたイベントは面白いですね。双方の読者層を取り込めると、大きそうです。
思ったのですが、大学を巻き込めると、生協や学生の読書運動に持っていき、学生を巻き込んだ読書会Projectにもできますね。
なかなかそこまで動かすのは難しいと思いますが、リアルイベントの例としては、面白いものだと思います。
生協と大学側で意見が異なっている場合、生協の方が積極的に協力をしてくれるケースも考えられますし、大学の協力を得られたら面白い気もします。
イベントホールなどで人を呼ぶ系ではなくなりますが、集める人をその大学の学生に絞る分一定の人は来そうですし。
>クッキング動画や食レポ
そういえば、放送後に作中に出てきた料理を紹介するコーナーだったり、飲食店を訪問するコーナーを設けたアニメもありますね。
飲食にこだわらずとも、なにかしらの動画や記事に連携できたら面白そうです。
自分の場合はアニメ系のニュースやコラム等を掲載しているところでライターもしているので、レポ等ならできます。
あるいは、その動画やレポをVチューバーにできたら需要も高まりそうです。
私と魔王ちゃんの異世界ホテル経営術 (のんびりお仕事系)
死後のVR世界で最強を目指す! (百合あり)
アマテラス・ゼロ/ロボと絆と6枚のカード (VRMMO+データカードダス)
最強魔法薬師は全ステータス9999万オーバー!? (異世界転移)
三人寄れば文殊の知恵と申しますが、三人どころではないこの座談会形式では文殊を上回る知恵が湧いてきますな。自分の言い出したクッキング動画・食レポも好評なようでなによりです。ちなみにネタばれすると、クッキング動画・食レポは、実は私の職場がWEB社内報の一環でやっていて、いまやキラーコンテンツになっているところからの発案です。やっててよかった、自分の仕事(笑)
>「講談社タイガVS新潮文庫nex」
こういう垣根を超えた企画というのは、正直、それだけでワクワクしますな。逆をいえば、それだけの準備が必要ということでしょう。同じ系列でも会社が違うと、話をもっていくだけでもかなり労力が必要となりますので、そもそも系列が違えばそれはなおさらでしょう。こういう時、間に入った作家とかが動くと、意外とスムーズに話が動いたりしますが。
昔、小さな話ではありますが、私がある企画を雑誌・新聞・単行本で同時に売り込んだ際、中堅どころの出版社で使用した描きおろしイラストを、某スポーツ新聞社が使用したいと言ったため、私が出版社に話を通して、許可をもらい、結果的に雑誌・新聞と同じイラストが起用されるということがありました。雑誌・新聞社とも同じイラストを使えるので、容易にコラボができるうえ、同じイラストなので比較低予算ですすめることができ、描きおろし契約だったイラストレーターも本来なら一社分だったギャラが1.5倍程度に増え、誰もがWIN-WINとなったということがありました。ふと思ったのは、こういう橋渡しがスムーズにできれば、割と双方、ないしは参加者も巻き込んでの三方よしの企画はいろいろと生まれそうな気がします。
>クッキング動画や食レポ
たしかに星崎さんがいわれているように、食にこだわらなければいろいろできそうな気がします。たとえば作品の中に登場する地名やモデルとなった場所の、名所探訪レポなんかもありかもしれません。私は作品を書くとき、なるべくリアリティを出せるよう、行けるところはなるべく自らの足で訪れるようにしています。さすがに現在連載中の「Dr.ニコルの検死FILE」や「大宋退魔伝」の舞台であるイギリス・ロンドンや中国・杭州は訪れていませんが(笑)、「左近ちゃん 見参!」の舞台である近江などは実際に足を運び、モデルとなった茶屋も訪れ、その名物も資料として写真に収めているので、そのまま食レポにも、名所探訪レポにも使用できます。またこれは現在まだプロット段階のものなのですが、深夜の池袋が舞台の一つであるため、その時間帯にタクシーでいき、わざわざ写真に収めるという愚行もしています。根が凝り性なので、周囲からは半ばあきれられていますが、こういう資料の流用でもけっこう行けそうな気がしますね。ラブホテルの内装・設備を調べるために一人で行った時は、さすがに店員の目が痛かったですし、この資料はさすがに使えそうにないですが(苦笑)
準備期間と金額については、僕の独断ではお話しできないですけれども、
少なくとも、数ヶ月前から準備を始め、告知・周知をはかり、人件費や場所代、出席者のセッティングなどを考えると、少なくとも数十万、場合によっては百万単位という感じでしょうか。
リアルイベントはどうしても手間・暇・コストがかかってしまいますね。
書店さんでのトークショーやサイン会は、書店さんが主催してくれる場合もう少し負担は軽いですけれども、これはこれで頻繁に行われすぎているので、ありがたみも薄れてしまうかもしれませんし、思ったより集客が厳しくて……ということもよくあるようです(笑)
そう思うと、気軽に実施も参加もできる、企画力勝負のウェブがやはり便利になりますね。
実際、僕たちもよく、大学の学祭には、ミステリ研究会などから、作家さんと一緒にお呼ばれすることも多く、大学の学祭であれば盛り上がることが多いですね。
■余計な口をはさむので予め深く謝罪したい
出版企画を大きく盛り上げたくなってしまうところですが、プロジェクトの実現可能性は常に想定していたほうがいいですね。詰まらないご指摘になってしまい、本当に申し訳ありませんm(_ _)m
河北編集長が「リアルイベントはどうしても手間・暇・コストがかかってしまいます」とご指摘されていることの繰り返しですが、結果を出せる目算、予算、注ぎ込む労力などを想定してみてください。
文庫1冊600円代ですし、その大半には取次コスト、印刷コスト、出版社固定費などが発生しますので、よほど重版がかからない限り版元さんが赤字となってしまうプロジェクトです。本プロジェクトにおける損益を考えると、どうしても守りの企画(コストと労力を押さえたもの)になってしまうのは、いかなる企業であってもやむを得ないことです。
「重版をかけにいくためにイベントするんだろ」というご指摘は承知のうえなのですが、その可能性は元々高くないので、1件決まれば100万円の粗利益というプロジェクトならまだしも、本事業領域についてはかなり厳しいのではないかと思われます。
その点では、たしかにWEBは有効です。別途、自分がオススメする方法を下のほうに書くと思いますので(※長文になりすぎなければですが)少々お待ちを。
■自身の経験
かく言うぼくはプロジェクトを思いつくまま色々立ち上げてしまうタイプなので、偉そうなことは言えません。そのせいで分野が多数に広がってきました。
平均すればほぼ毎週(1週間に1つ)何らかの新規事業を考えていまして、2週間に一度くらいの割合で事業計画書を作るに至り、周りに聞いて回ります。そのうち2か月に1つくらいの案件がモノになりそうで、実際に積極投資していったり、弊社の開発力を注ぎ込み始めたりするのは6カ月に1つくらいになるでしょうか。そこまでいけば独力で(もちろん弊社内チームの力を借りますが)、形にするに至ります。
強く申し上げたいことは、思い返せば一定以上の成功と見ていいのは、基本的にぜんぶ独力でやったものです。プロジェクトを誰かに少しでも依存したものは、ほとんど上手くいきませんでした。依存相手も、こちらに依存しているということなのでしょうね。
「俺がやる、俺が労働力を差し出す、俺が告知する、俺が金を出す、準備も実施も俺が全部やる。だから一緒にやろうぜ」という姿勢が大事だということです。
■必要な要素まとめ
だから「出版社と一緒に」とか「こんな企画どっすかね~?」という姿勢よりも、「自分がこんなことをやると決めているけれど、興味ありますか? もし興味があるならサポートしてもらうことって可能ですか?」と続けたほうがいいかもしれません。
もう少し具体化しますと、
(1)「俺がやろう」という強い意志があるもの。
(2)出版社上層部の決済があまり必要でないもの。つまり出版社が後援となれば、出版社がお墨付きを与えたように見えます。たとえば講談社は重要な文化企業の一つですから、そこらじゅうのイベントを決済なしで軽く公認することはできません。
(3)そのうえで出版社のサポートや告知があることで価値が向上したり、プロジェクトに好影響をもたらせるもの。
逆にいえば、これらの要件が揃えば、版元さんが積極的にやらない理由はなくなるのではないでしょうか。
■ぼくのオススメ
そこで、ぼくが皆さんに現実可能性の一つとしてオススメしたいのは、NOVELDAYSでの座談会主催です。
座談会一覧
https://novel.daysneo.com/symposium.html
何らかのプロフェッショナルや著名人1名以上、パネリスト2名以上がいれば、NOVELDAYSが座談会をお知らせさせて頂けると思います。この『リデビュー座談会』は、著名人がいるかどうかは怪しいですが、ちゃんと身分を名乗れるパネリスト3名は揃ってますね。
(※尤も、皆さんが座談会主催できるかどうかはぼくの決裁事項ではありませんので、サポートにご連絡いただくのがよいかと)
創作や人生に関するあらゆるテーマで議論できます。
昨今はYoutuberなどが景気がよさそうに見えますが、あちらはあちらで凄まじい過当競争の分野でもありますから、作家で苦戦しているのに動画配信で成功を狙うというのはアベコベな話です。
しかしNOVELDAYS座談会というのは文章での勝負であり作家に相応しく、広く見渡しても競合らしい相手がおらず、少なくともクリエイター業界からはそれなりにアクセスを集めます。過去に様々な座談会がありましたけれども、5日間開催で10万PVとか超えたものも普通にあります(エピソード閉じたものも多いので、表示の数字は減っていますが)。
また、「電子書籍化するので著作権放棄をお願いします」と謳っておけば、ご自身の著作として実際に電子書籍化も可能です。編集作業など大変ですが、それはこれからの作家に必要な経験に違いなく、ノウハウも獲得できます。その際は、ぜひ版元さんに劣らない表紙を用意してください。
またまた長くなってしまいましたが、作家は個人事業主です。
自分の足で立つのだ、という意識を忘れずに。
ここでいう座談会というのは、許可を得て公式で行うコラボノベル、という認識で良いのでしょうか。
行なうにあたっての条件(テーマに関する専門家やプロが必要・あるいは専門家と認められる条件、設定しても良いテーマ・NGなテーマなど)はあるのでしょうか。
>>皆さんが座談会主催できるかどうかはぼくの決済事項ではありませんので、サポートにご連絡いただくのがよいかと
ここで質問することではないのなら、すみません。
興味があったもので。
>ここでいう座談会というのは、
こちらの公式お知らせの下のほうでも呼びかけられていますね。サポートにご連絡してみたらいかがでしょう。
https://novel.daysneo.com/info/20181210.html
基本的には、ちゃんと特定分野のプロとして認められている方がいて、議論するために身分開示できる複数のパネリストが参加していれば、それ以外の条件はないものと思います。お知り合いのプロなどと誘い合わせの上で主催してみるのはいかがでしょうか?
特定テーマに特定期間を設定して、第一回、第二回、第三回と続けていって、ご自身のメディアに育てていってもらうのがいいのではないでしょうか。
過去に様々なNOVELDAYS座談会を多数のプロが主催してきまして、編集したものを電子書籍で発売するとか、その辺は自由ですね。
ご自身の学びの場にもなりますし、イベントとしても手軽で面白いです。この『リデビュー座談会』も様々なプロの意見がかわされるだけで有用な読み物になっていますよね。
内容は実用書や思想のほうになるでしょうから、小説とはまた別の方面を育てておくということからも有用かもしれません。
ともかく、あくまでNOVELDAYS座談会はご自身のプロとしての活動の一例としてご提示してみたのですが、作家以外でご自身の分野を少しずつでも広げていくことが、回り回って作家業にも有用に機能すると思います。
そこに呼びかけがあったのですね、すみません、見落としていました。ありがとうございます。
話がまとまり次第、サポートに連絡してみようと思います。
たしかに、手軽にできるイベントですね。自分たちも他の方も語りやすく入りやすいテーマで考えてみます!
話しにくいことを教えてくださり、ありがとうございます。
柔らかな物腰の文章にいつも癒されております。
至道流星様
ご指摘ありがとうございます。参考にしていきたいです。
金額を聞いたのは、それを行えるのかを知りたかったからです。至道様のおっしゃっていることから、それは無理だということがわかりました。
ただし、私はwebの書き込みには、少し懐疑的です。資金的にはいいのかもしれませんが、不確定要素が多すぎます。書き込んでくれる人がいなければ盛下がります。今回も書き込むことに、かなり勇気をもって行っております。それで反応がなければ、『筆を折ろう』という気持ちにすらなります(思うだけですけど)。書き込む人は、そういう気持ちで書いていると思います。それに、批判されるのも怖くて、それぞれが躊躇してしまう。議論を避けてしまう。その対策はありますか? また、内輪ウケにならない対策はありますか?
私は『来た人、読んだ人を楽しませることが本来の目的ではないか』と思いました。本は無くても生きて行けます。本がなくなっても死にません。でも、なくなりません。それにお金を出す人だって、まだたくさんいます。でも、本が売れないから……。それは、ただの言い訳ではありませんか? 娯楽を必要としている人はたくさんいらっしゃいます。でも、小説がその娯楽に達していないのだと思っています。
『お金が目的ではないけれど、お金がなければ生きていけない。だから、もうからない出版は止めて行こう。』
だから、本屋さんがつぶれたり、サイトが閉鎖になったりしているのではありませんか?
思い切ったことをすべきだと思うし、その思い切ったことをしているのが『リデビュー小説賞』なのではありませんか? それなのに『お金がかかるからリアルイベントはしません』宣伝する気が疑われます。だから『無理をしてでもリアルで行え』ではなくて、それなりの準備は本当に必要だと思います。でも、無理をせずに行けるルートがあるように思います。それを見つけるための議論が必要です。
そこで、私ができることですが。話を書くことしかできません。でも、それなりの経験を持ち、それなりの文章を書くことができます。以前、至道さんは『マンガ家は小説家よりもその能力を高める努力をしている』と読めることを書いていらっしゃいました。私は文字を書くことは多くの人ができると思いますが、それを他人に読ませるレベルにするにはかなりの努力が必要だと思っています。そのレベルに達している人が、リデビュー小説賞に応募されていると思っています。面白い物語が出てくる土台はあると思います。
資金がかからないからと言って、webのみでのイベントはどうかと思います。必要がないと言っているのではありません。それは他にもたくさんあるのではありませんか? ローリスクハイリターンなら、他でやっている人がいるのではありませんか? ユーチューバーの血のにじむような努力は、行きすぎな行動につながっています。それでは長期的に見るとダメです。
土台がしっかりしていないのに、上に家を建てたら直後はいいかもしれませんが、すぐに崩れます。着実に行う必要があります。経験が豊富な至道様なら、そのノウハウがあると思います。何がよくて何が悪かったのかというアイディアを出していただければと思います。
とにかく私は、『面白い話』を書くことに全力を投入しています。
『だから、それを売り込んでください』と言うのは間違った態度なのでしょうか?
『面白い話が、必ずしも売れるわけではない』
それは、本当のことなのですか?
誤「娯楽を必要としている人はたくさんいらっしゃいます。でも、小説がその娯楽に達していないのだと思っています。」
↓
正「娯楽を必要としている人はたくさんいらっしゃいます。でも、小説以外の楽しい娯楽が増えました。」
小説は、平安時代の源氏物語から始まる日本人になじみの深い娯楽です。
それと、星崎様が精力的にコラボノベルをアップしているのを見て、すごいなと思っています
「お金がかかるからやらない」、ではなく、リアルイベントは「やるからにはきちんと盛り上げねばならない」、そして「そのためにはしっかりとした準備が必要」だということですね。
ちなみに、盛り上がれるための仕掛けは、WEBでもリアルでもどちらでも必要だと思います。
なので、僕たちも、リアルでもWEBでも、あの手この手でいろんなイベントを実施しています。
もうひとつ、逆転の発想として、「できるだけ気楽に始められる」というのもすごくメリットだと思います。
この座談会システムは、非常に参入のコスト(お金や時間などいろんな意味で)ハードルが低いシステムなので、読書会でも、対談的なものでも、それ以外でも、有効に使える方法がありそうです。
こういう形で、作家さんたちの真摯な声を聞かせていただけること自体が、僕たち編集者にとってもすごく勉強になることなので、非常にありがたいですよ~。
座談会も後半になってきましたので、参加させていただきます!
現場の人間として意見を言えればと思います。
イチ編集者としてまさに寝ても覚めても考えている題材で、皆さんのご意見をとても興味深く拝読しています。
すでに皆様がおっしゃっていることばかり恐縮ですが、個人的によく思うのは「ストーリーになっている宣伝は明らかに届きやすい」ということです。
出版社が宣伝するのでも作家さんご自身が宣伝するのでもそうだと思うのですが、単に「面白いです!」と言うより、「○○という経緯で××を書いたら面白くなった」と言う。
企画なら「○○をやります!」と言うより「××という理由でこれまで開催されてこなかった○○をやります!」と言うほうが届くんですよね……。
これはつまり、「文字で語る物語=小説」の力はまだまだ凄まじい!……ということじゃないでしょうか。
ーーなどと考えたりしています。
リアルイベントもWebでのイベントもともに必要であるとは思います。
リアルイベントは、発信相手の方に「覚悟」を示せるという重みがあるとは思いますが、
思ったような集客、反応につながらない場合に、
マイナスイメージが強くなってしまうのでは?
という危惧もあります。
河北さんもおっしゃられていますように、
まずはこの「NOVELDAYS」の座談会システムは、参入の敷居がそれほど高くなくとも
読んでいて(もしくは参加して)満足がいくものになっていく可能性は高いと思いますし、
あまりよろしくない表現ですが、もし反響がよろしくないようでしたら
「そっ閉じ」でもいいのではと思います。
数打ちゃあたる、というのが必ずしも良いわけではありませんが、
まだ「数を打つ」行為自体が
無制限に許されている環境を、積極的に使っていきたいとは常々思っております。
ともかく大事なことは「小さなことでも続ける」ということしかないかなと。即効性あるものは、すぐに効果がなくなることもあります。
>数打ちゃあたる
ぼくはIT畑出身なことが影響しているのだと思いますが、数打ちゃあたるが基本路線です。
事業なんかやってみなきゃわからん、というのは常にあります。大企業が新しい事業分野で新興企業に勝てないのは、社内稟議やエビデンスを重視するあまり、数が打てないことが最も大きいからでしょうね。
最近はぼくもだいぶ落ち着きましたけれども、20歳前後のころには週に1つはウェブサイトを立ち上げてみないと気が済まず、やってみてから判断するという訓練を繰り返してきました。もちろん以前と違って、今は簡単に立ち上げたりできないSI方面なので仕方ないですが、色々な状況が許せば毎週でも何か事業を立ち上げてみたいです。そもそも仕事だとか頑張るだとかいう発想ではなくて、これはゲームみたいなもので楽しいんですよ。
もちろん各方面ともに、職人としてのこだわりも持っています。しかし事業の成功とはほぼ無関係なもので、まずは銃剣突撃してみて、その場に橋頭保を確保できたら、そこから先は職人としての楽しみも加わりますね。
もしかしたら他の方々とは順番が違うのかもしれません。多くの人は「こだわり→そこで頑張る」なんでしょうか。自分は「銃剣突撃→そこに塹壕掘れたらこだわってみる」という感じです。
色んなチャレンジをしてきて、何も頑張っておらず毎日遊んでいるみたいなもので、ふと自分が今思い至っていることがあります。
「やっぱ最後は運だな」という身も蓋もないことです。逆に言えば、運は最後の最後で最も大きなポジションを占めるからこそ、試行回数が何にも増して重要ですね。
考えてみればこれは当たり前の話かもしれません。
ぼくらの世界この宇宙というのは情報で構築されています。あらゆる物質も、我々の感情も、時間すらもです。ぼくらの感情の動きも電気信号にすぎません。万物は情報です。そして現在、人間が理解(認識ではない)できている宇宙の最小単位は量子です。
この量子というのは(皆さんも重々ご存じのことかと思いますが)、そこに存在するようでいて存在しておらず、逆にいえばすべての場所に同時に存在し、結局のところどこにあるかわからず、ただ確率によって居所が決まっています。この量子が無数に折り重なることでぼくらの実態が構築されており、今ここに存在しているにすぎません。
ぼくらの未来も、この量子のようなものです。未来にはあらゆる可能性が同時に実在しています。ぼくらが未来のその場所その地点に到達した瞬間に、無数の確率のなかからある一点に集約されるのです。そこには感情も努力も関係なく、ただ確率という数字がすべてを決します。どれほど用意周到の準備を積み重ねようとも、現実のぼくらには100%などという固定されたものはなく、その時点の確率が自分の命運を決めることになります。
とすれば、この確率という運命の女神をより良い形で自分に引き寄せるためには、やはり「こだわり」よりも「試行回数を重ねる」というほうに軸を置くのが適切だと言えるでしょう。
もちろんぼくは、こうした宇宙構造とか、量子のふるまいとかを意識して物事を決めてきたわけではないのですが、いま改めて考えてみても、自分はこのまま毎日でも銃剣突撃すればいいんじゃないかなと思いました。撃たれて死ぬのも確率ですし、まぁそれはそれで面白いじゃないですか。
これは本当にそうですね。今放送しているアニメの「キラッとプリ☆チャン」も、“やってみなくちゃわからない”をテーマにしているのですけど、「やってみなくちゃわからない。だからやる」は本当に大切なことだと思います。
時と場合によってはリスクなどが生じ、なかなか動けないこともあるでしょうけれど。
そういう意味では、「やりやすい環境」「見てくれる人」があると心強いです。
座談会システムはまさにソレですし、座談会システムをもっと有効に使える“なにか”があるかもしれないですね。
それを見つけるためにも、とりあえずいろいろやってみたいところです。
>>「数を打つ」行為自体が無制限に許されている環境を、積極的に使っていきたい
つまりこれですね。
自分としては、座談会というシステムを創ってくれた講談社さんに、感謝です。
(なんか話がそれていてすみません)
▼メイド服とチョコメロンパフェ380円
>リスクなどが生じ、なかなか動けないこともある
最大リスクは、「何もしないこと、できないこと」でしょうね。
小説家として30冊とか50冊とか出していると、たしかにプライドみたいなものが邪魔すると思います。とくに評論家好みの文芸方面をやっている小説家さんは総じてプライド高くなりがちですね。
それで食べていけた時代だったらお好きにどうぞということなのですが、これからは版元さん自体が統合・集約されていき、商業出版の間口も目に見えて狭まっていくこと明らかなので、プライドを捨てて動くとしたら最後のタイミングになるかもですよ。
皆さんの活動領域を広げることについて、ぼくのほう、いちクリエイターとして何か協力できる部分はあるかもです。
ごくたまにですが他のクリエイターさん(主には小説家さん・マンガ家さん)にいきなりコンタクトを取らせてもらったりして、ディスカッションなどをさせてもらうことあります。ギブアンドテイクが成立しそうなお相手様だったら、ぼくのほうが抱えているプロジェクトに協力してもらったり、ご一緒できることがあるかもしれません。
皆さん、もしぼくからコンタクトが入りましたら、よろしければ1~2時間程度のディスカッションにお付き合いください。基本忙しいので普段からコンタクトしたりしているわけではないのですが……。
これは間違いなく、意識下にあることですよね。それが当たり前で普通だからです。
だからこそ、この意識は崩すべきことになるのでしょう。
こだわりという単語は、「愛着」であったり「執着」であったりするかと思います。
「それしか出来ない」といった認識であったり、「それ以外やりたくない」という感情かもしれません。
結果的に今やっていること(ジャンルにしろ、小説執筆行為のみ)以外は、やらないという行動になるかと思います。
「では具体的にどうするんだ!」という問いに対しては、
含み笑いを込めた困った顔をしながら「それはこれから皆々で考えましょうよ(^^)」となってしまうわけですが、
現状の認識のままではいけない、という意識を持つことに意味はあると思います。
やはりまずはこの座談会やNOVELDAYSのシステムから、何かしらのアクションを起こすことが、第一歩なのかな、とは感じます。
ありきたりですが君主論からの引用です。
>私は、用意周到であるよりはむしろ果断に進むほうがよいと考えている。なぜなら、運命の神は女神であるから、彼女を征服しようとすれば、うちのめしたり、突きとばしたりすることが必要である。運命は、冷静な行き方をする者より、こんな人たちに従順になるようである。
もちろんマキャベリは確率や量子に言及したわけではないのですが、皆さんにもわかりやすいご提示として、基本路線はコレでいいのではないでしょうか。
尤も、マキャベリは結局のところイタリアを救えなかった現実も、我々は知っておかなければなりません。
どれほどの積み重ねを行おうとも、結果としてみれば何ら成果を残せないという現実は枚挙にいとまがありません。ぼくは19歳から会社を創業し、事業歴は20年に及びますけれども、ふと周りを見れば、似たような時期から開始して生き残っている経営者は2%くらいかもしれませんね(決して誇張の数字ではありません)。夜逃げしたり所在不明になったなんてのは当たり前のレベルで、海に身を投げた経営者も知っています。
ビジネス界ではなく、小説界に目を移してみますと、小説家志望者は数十万人はいるでしょう。100万人いるかもしれない。そのうち、(現在のところは)1冊の商業出版にまでたどり着ける人は年間500人くらいでしょうか。うち、5年10年と残れる人、ちゃんと20冊30冊と積み重ねていける人って500人のうちの5人にも満たないかもしれませんよ。官僚になるより、国会議員になるより難しい。どれだけ生き残れる確率が低い過酷な世界でしょうか。
時代の潮流、社会の盛衰、そのときの群集心理、そして運――多くの不確実な事柄が折り重なり、命を捧げたような努力さえ軽く洗い流されてしまうことがあります。
運命の女神をねじ伏せる力業、力量、哲学、信念――そうしたものが皆さんにありますか?
実際に行動を起こすのは、楽観的に見積もってせいぜい3%くらいの人でしょう。その行動に移った人のうち、さらに現実に屈してしまう人はかなりの割合に及ぶはず。
そうした現実は大前提として受け止めておき、それでもチャレンジできるかどうかです。
おそらく、多くの方々はどうせ何も実行しないんでしょうね。
であれば思い悩むよりも、いっそプロとしての継続を諦めてしまうというのも結果としてみれば一つの幸せに繋がる可能性があります。もっとも、商業作品がまだ5冊程度の方だと、まだ始まってもいないとも受け止めることができるので、何もしていないうちに諦めるというのはアベコベな印象も受けます。
現実とは、かくも厳しい世界です。
そりゃあ異世界(=死後の世界)に旅立ちたがる人が多くなるのもわかる昨今ではありますが、だからこそ現実ほどやりごたえのあるゲームは他にないとも思うのです。ぼくは楽しく過ごしており、今このゲームのやり込みプレイにいそしんでいる最中ですが、返す返すも、行動だけがすべてだったということは共有しておきたく思います。
だいぶ煮詰まってからの参加となってしまい申し訳ございません。
よろしくお願いいたします!
>>最大リスクは、「何もしないこと、できないこと」
まさにそうですね。
ギブアンドテイクが成立できるよう、これからいろいろと行動していきます。
(まだ考えがまとまっていませんが)
>>栗田 様
よろしくおねがいいたします!!
嫌いじゃないです。何も考えずに突っ込んで、後で考えるはよくやります。やる前から心配するなら、やってみてから自分の行動に修正を加えます。次も同じ失敗をしたくないからです。一度やってダメなら二度目。それでもダメなら三度目。何度でも何度でも諦めずにがんばる。楽しいです。
ただ、web小説界隈を見てみると、みなさんで撃ち合って焼け野原になっている印象を持ちます。獲物を狙っているのでしょうが、危なくて普通の人は近寄ることもできません。私は小説を書くという目的があるので居続けていますが、たまに他の方の小説をクリックして多大なダメージを受けます。感動物語に当たることは夢のまた夢と思っています(だから自分で自分が読みたいお話を書いてますが……)
そろそろ、その中で腕を上げたスナイパーがいるといいですね。もちろん私も目指しますが。
>「そっ閉じ」
アリだと思います。試行錯誤の一環ではないでしょうか。その過去があるから、明るい未来はできるのです。
>私は、用意周到であるよりはむしろ果断に進むほうがよいと考えている。なぜなら、運命の神は女神であるから、彼女を征服しようとすれば、うちのめしたり、突きとばしたりすることが必要である。運命は、冷静な行き方をする者より、こんな人たちに従順になるようである。
君子論って、ひどいですね。女性蔑視ですか? うまくいかないのもうなずけます。そんなことしたら運命の女神様、逃げるでしょ? 私は人事を尽くして天命を待つがいいと思います。運が来やすいようにがんばって勉強しておけばいいと思います。目的のある勉強が苦ではなく楽しいです。
>栗田さま
よろしくお願いいたします