表紙絵・あらすじ・登場人物紹介・相関図
文字数 556文字
“優しい看護師さん”を理想に掲げる男性看護師の
でも超多忙な
「テキパキと仕事をこなすこと」が得意な白夜は
激務な現場で重宝されていたものの、
環境を変えるべく自ら医大を辞めてしまう。
“優しい看護師さん”になる為に……。
そして転職した先は「
代々続く家柄で、今もたくさんの使用人が働いている名家。
白夜はその専属看護師になることに。
前の職場――重症患者が大半な上にその人数も膨大な医大の頃とは打って変わって、
ここで担当するのはたった二人だけ。
手厚く看護に当たろうと張り切る白夜だが、
しかし、複雑な思いが入り乱れる
うまくいかないことばかりだった……
それでも、たくさんのやさしさに触れ、
「看護師として」というより
「人として」向き合うことが必要で、
自分が欲しかった、
自分がまだ持っていなかった能力に気付かされていく。
だが、
「三次元の肉体・精神を壊せば四次元の感覚を手に入れられると思う」と楽しそうに語る瑠璃仁が、
“優しい使用人”を使って人体実験を始めるようになり、
健康だった使用人達に、次々に奇妙な精神症状が表れ始めてしまう。
邸の住人の凄惨な光景を前にして白夜は悩む。
俺の行く道は――?