6-7.叔母
文字数 340文字
沖津と美羽を乗せた非常用脱出エレベーターは屋上のヘリポートに辿り着き、ドアが開いた。
屋上で脇川に抱えられた神野清美が脱出用ヘリコプターに向かって二人三脚していた。
脇川の右足に銃弾が撃ち込まれた。
ぎゃっと叫んで脇川が転がる。 支えを失った神野清美も転んだ。
神野清美が振り返ると、脇川を撃った沖津と、その沖津に支えられた全裸にコートを上から羽織っただけの美羽がいる。
「清美叔母さん!!」
「美羽ぅ!!」
鬼の形相で神野清美は美羽を睨む。
神野清美は、とっさに美羽に向けて拳銃を構えたが沖津の放った銃弾であっけなく拳銃を弾かれた。
神野清美は、痺れた手を押さえつつ、しばらく2人を般若の形相で睨みつけていたが、その後、観念したかのように俯き、その場にへたり込んだ。
屋上で脇川に抱えられた神野清美が脱出用ヘリコプターに向かって二人三脚していた。
脇川の右足に銃弾が撃ち込まれた。
ぎゃっと叫んで脇川が転がる。 支えを失った神野清美も転んだ。
神野清美が振り返ると、脇川を撃った沖津と、その沖津に支えられた全裸にコートを上から羽織っただけの美羽がいる。
「清美叔母さん!!」
「美羽ぅ!!」
鬼の形相で神野清美は美羽を睨む。
神野清美は、とっさに美羽に向けて拳銃を構えたが沖津の放った銃弾であっけなく拳銃を弾かれた。
神野清美は、痺れた手を押さえつつ、しばらく2人を般若の形相で睨みつけていたが、その後、観念したかのように俯き、その場にへたり込んだ。