第7話 幕間『真雪のひっそりタイム』
文字数 1,769文字
真雪(もうすぐ始まるんだよね)
……。
どきどき。
真雪(あ、緊張してきた)
…………。
どきどきどき。
カンペ(もう始まってるよ!)
真雪「えっ? あ、あの。今回から話の間に、私の放送を流していただけるそうです。題して『まゆきのひっそりタイム』。オンエア部の部室を借りて放送しています。どうぞよろしくお願いします!」
ぺこっ。
ゴスッ‼
真雪「あいたたた。マイクに頭ぶつけちゃった。……えーっと、今回は」
真雪が頭を押さえながら手元の資料を読む。
真雪「まずは登場人物の紹介です。私は真雪。読み方は『まゆき』です。そして、今日はゲストが来てくれています。どうぞお入りください‼」
明夏「ども、真雪の幼なじみの明夏です。よくあきなちゃんって呼ばれたりするけど、本当の読み方は『めいか』だったりします。よろしくです」
真雪「やっぱりゲストは明夏ちゃんだったんだ。よろしくね」
明夏「いやー、この話もようやく一段落ついた(?)感じになったよね。真雪、オンエア部への入部を断られる! この先どうなってしまうのか、みたいなストーリーで」
真雪「明夏ちゃん。まだ読んでない人もいるかもしれないんだから、ネタバレするような話はよくないよ」
明夏「あっ、それもそうだね。いやー、失敗失敗」
真雪「気を付けてくださいね。そして、なんと今回はこの『真雪のオンエア!』にリスナーの方からお手紙が届いていましたので報告しておきます」
明夏「リスナーって、これ小説じゃなかった?」
真雪「この小説を読んでくれている方はリスナーとお呼びすることになりました」
明夏「……まあ、どうでもいいけど。お手紙が来たって本当? この小説ってあまり読んでる人いないのに?」
真雪「明夏ちゃん、それは読んでいただいてる希少な読者の方々に失礼だよ」
明夏「ごめんなさい」
真雪「今日は不気味なほどに素直だな……」
明夏「真雪なんて学食で食べたものを噴き出してたじゃない。清純キャラを期待してた読者に失礼だよ」
真雪「普段はそんなことしないもん。あ、あれは面白くするための演出? だから、本当の私はもっといい感じだよ?」
明夏「うそ~ん。放課後の教室でゴミまで漁ってたじゃない」
真雪「それは言わないで~(涙)」
カンペ(早くお手紙読んで)
真雪「ごめんなさい。それじゃあ、明夏ちゃんはほっといてどんなお手紙だったのかを紹介してみます」
明夏「ほっとかれた、ぶーぶー」
真雪「えーっと『こんにちはっす。真雪さんはいつになったら異世界に転生するのですかい?』……って、何だろうこれ」
明夏「おお、なろう系を期待してる読者からの手紙みたいだね」
真雪「異世界に転生したらどうなるの?」
明夏「そりゃあ、チートな能力を身につけて、英雄になってモテモテよ。よかったねえ」
真雪「私は異世界には転生しません!(顔赤)」
明夏「あらら、残念。次の手紙はあるの?」
真雪「ううん。これだけだよ。しかもこの手紙は日菜ちゃんが作ってくれたものだし」
明夏「この小説、本当に人気ないんだね……」
真雪「うん……」
5分間中断――
真雪「はい、気を取り直して始めていきましょう。5分間の間、この空間に暗い空気が漂っていたことは、クラスのみんなには内緒だよっ!」
明夏「そういえばさ、これからこのお話どうなっていくんだろうね。真雪がオンエア部に入らなかったら話が始まらないじゃない」
真雪「そこがわかんないんだよね。どうやらオンエア部には先輩が二人いるらしいんだけど、詳しいことはまだ」
明夏「先輩二人かぁ。じつはまだキャラの性格とかが決まってなくてなかなか続きがかけてなかったりするかもしれないよ?」
真雪「明夏ちゃんの言葉って、誰かの代弁になってない?」
明夏「ワタシヨクワカンナーイ」
真雪「……絶対嘘だ」
カンペ(そろそろ時間)
真雪「あ、そろそろおしまいの時間がやってきたみたいです。これからお話はどうなっていくのでしょうか」
明夏「次の話は先輩二人が登場するみたいだよ」
真雪「明夏ちゃん詳しいよね。私はそんなことは何も聞いてないのに」
明夏「ドンマイ」
真雪「……」
♪♪♪~(エンディングの音楽が流れる)
真雪「これからも真雪はひっそりオンエア部をよろしくお願いします。お話をしていたのは真雪と」
明夏「明夏でした」
真雪「それでは、また本編でお会いしましょう」
♪♪♪~
製作
「わくわくオンエア部製作委員会」
……。
どきどき。
真雪(あ、緊張してきた)
…………。
どきどきどき。
カンペ(もう始まってるよ!)
真雪「えっ? あ、あの。今回から話の間に、私の放送を流していただけるそうです。題して『まゆきのひっそりタイム』。オンエア部の部室を借りて放送しています。どうぞよろしくお願いします!」
ぺこっ。
ゴスッ‼
真雪「あいたたた。マイクに頭ぶつけちゃった。……えーっと、今回は」
真雪が頭を押さえながら手元の資料を読む。
真雪「まずは登場人物の紹介です。私は真雪。読み方は『まゆき』です。そして、今日はゲストが来てくれています。どうぞお入りください‼」
明夏「ども、真雪の幼なじみの明夏です。よくあきなちゃんって呼ばれたりするけど、本当の読み方は『めいか』だったりします。よろしくです」
真雪「やっぱりゲストは明夏ちゃんだったんだ。よろしくね」
明夏「いやー、この話もようやく一段落ついた(?)感じになったよね。真雪、オンエア部への入部を断られる! この先どうなってしまうのか、みたいなストーリーで」
真雪「明夏ちゃん。まだ読んでない人もいるかもしれないんだから、ネタバレするような話はよくないよ」
明夏「あっ、それもそうだね。いやー、失敗失敗」
真雪「気を付けてくださいね。そして、なんと今回はこの『真雪のオンエア!』にリスナーの方からお手紙が届いていましたので報告しておきます」
明夏「リスナーって、これ小説じゃなかった?」
真雪「この小説を読んでくれている方はリスナーとお呼びすることになりました」
明夏「……まあ、どうでもいいけど。お手紙が来たって本当? この小説ってあまり読んでる人いないのに?」
真雪「明夏ちゃん、それは読んでいただいてる希少な読者の方々に失礼だよ」
明夏「ごめんなさい」
真雪「今日は不気味なほどに素直だな……」
明夏「真雪なんて学食で食べたものを噴き出してたじゃない。清純キャラを期待してた読者に失礼だよ」
真雪「普段はそんなことしないもん。あ、あれは面白くするための演出? だから、本当の私はもっといい感じだよ?」
明夏「うそ~ん。放課後の教室でゴミまで漁ってたじゃない」
真雪「それは言わないで~(涙)」
カンペ(早くお手紙読んで)
真雪「ごめんなさい。それじゃあ、明夏ちゃんはほっといてどんなお手紙だったのかを紹介してみます」
明夏「ほっとかれた、ぶーぶー」
真雪「えーっと『こんにちはっす。真雪さんはいつになったら異世界に転生するのですかい?』……って、何だろうこれ」
明夏「おお、なろう系を期待してる読者からの手紙みたいだね」
真雪「異世界に転生したらどうなるの?」
明夏「そりゃあ、チートな能力を身につけて、英雄になってモテモテよ。よかったねえ」
真雪「私は異世界には転生しません!(顔赤)」
明夏「あらら、残念。次の手紙はあるの?」
真雪「ううん。これだけだよ。しかもこの手紙は日菜ちゃんが作ってくれたものだし」
明夏「この小説、本当に人気ないんだね……」
真雪「うん……」
5分間中断――
真雪「はい、気を取り直して始めていきましょう。5分間の間、この空間に暗い空気が漂っていたことは、クラスのみんなには内緒だよっ!」
明夏「そういえばさ、これからこのお話どうなっていくんだろうね。真雪がオンエア部に入らなかったら話が始まらないじゃない」
真雪「そこがわかんないんだよね。どうやらオンエア部には先輩が二人いるらしいんだけど、詳しいことはまだ」
明夏「先輩二人かぁ。じつはまだキャラの性格とかが決まってなくてなかなか続きがかけてなかったりするかもしれないよ?」
真雪「明夏ちゃんの言葉って、誰かの代弁になってない?」
明夏「ワタシヨクワカンナーイ」
真雪「……絶対嘘だ」
カンペ(そろそろ時間)
真雪「あ、そろそろおしまいの時間がやってきたみたいです。これからお話はどうなっていくのでしょうか」
明夏「次の話は先輩二人が登場するみたいだよ」
真雪「明夏ちゃん詳しいよね。私はそんなことは何も聞いてないのに」
明夏「ドンマイ」
真雪「……」
♪♪♪~(エンディングの音楽が流れる)
真雪「これからも真雪はひっそりオンエア部をよろしくお願いします。お話をしていたのは真雪と」
明夏「明夏でした」
真雪「それでは、また本編でお会いしましょう」
♪♪♪~
製作
「わくわくオンエア部製作委員会」