三題噺のお部屋
前のエピソードへ「榎本レン」
セリフを投稿
文字数 787文字
nakumoaya
この俺の最近の武勇伝を教えてやろう
あーーはいはい、どうせしょうもないことだろうけど、仕方ないから聞いてやる
聞いて驚け!!!!!!なんと、雪を食べた!!!!!!!!
…………まじで言ってる?
まじだが? まじのまじ、ドマジ、本気と書いてマジと読む!
それ、美味かった?
ああ、美味い!!!!冬に食べるかき氷、なんて乙なものだ。シロップをかけて食べると完全にかき氷だ。俺はこれをゆきごおりちゃんと名付けた。
(ぜっっっっっったい、お腹壊す)
なあ、お前も食ってみろ! 俺が作ってやる!
いいよ、いらん! 大体、作るって言っても、雪にシロップかけるだけでしょ!?俺は清潔なの、そんな野生動物でも食わないような畜生はいらん!!
(やべえ、地雷踏んだ?)
聞き捨てならん!!!とにかく、ゆきごおりちゃんを食べてから侮辱しろ!!!!話はそれからだ!!!!
い、いやだーーーーーーーーーーー!!!お腹弱いの!!お腹壊したくないーーーー!!まだ死にたくないいいいいいいいい!!!
そうして走り出すも、足元にあった形のいい石で転んだ。
ぶふっ……っ!!
全く、石で転ぶとは、相変わらず鈍くさいやつだな。
しかし、もう逃げられん!! さあ、大人しくゆきごおりちゃんを食べろ!!!
うっ、うわああああああああああああああああ
・
ぱくっ…………
どうだ?
う、うまい!! ふわふわで、いいところで出てくるかき氷みたいだ!!!
ふふふふ、分かってるじゃないか。さあ、言おう、
ゆきごおり、サイコー!!ゆきごおり、万歳!!!毎日食べたいよゆきごおり!!
お腹が弱い男は、ゆきごおりにハマった2日目、運悪く、朝から猫がおしっこをしたところを食べてしまい、腹痛で苦しみ、生死の挟間を彷徨った。
野生児の血を持つ男は、それでも平気だった……。
アップロード可能なファイルは5MまでのPNG、JPEGです。
縦幅は、画像の縦横比率を保持して自動調整されます。
スマホでの表示は、大・中・小のどれを選択しても、一律で320pxに設定されます。
★いいね!
ファンレターを書く
次のエピソードへ 東雲飛鶴
作品お気に入り
登場人物はありません