第7話 術師との戦い

文字数 586文字

「忘却の里へは、この村の地下通路から行ける。気を付けるのだ」
「ありがとうございます」


 アキラは忘却の里に着いた。
「これは……」
 そこにいたのは、精気を吸い取られ、廃人にされた人々だった。
「ひどいな」
「これはアキラさん。こんなところに来るなんて、無用心過ぎますね」
「黙れ!」
「さぞかし悔しいでしょうな。だが、主に会わせるわけには……」
 アキラは言い終わる前に、剣を抜いて男を斬る。
「ふんっ」

『脱け殻の人間よ。記憶を取り戻しに来たか? 今こそお前も廃人にしてやろう!』
「ついに現れたな」
『小僧。甘く見てると後悔するぞ』

 ダークデビルキングが現れた。
「我がこの世界の王なのだ!」
 ダークデビルキングは怒りの炎を投げつけてきた。アキラは剣で軽くあしらう。
『この程度では優しすぎたか。なら、これはどうかな?』
 ダークデビルキングはあるものを映し出した。そこに映っていたのは……
「シノンさん、マリー」
 二人が服をぼろぼろにされ、手を吊るされている姿だった。
(落ち着け。幻だ)

『動じぬか。ならば、もっと恐ろしいものを見せてやろう』
「今度はなんだ? !」
 映っていたのは、村が焼かれ何も残っていない景色だった。
「くっ」
『少しは効いたか。死ねー!』
「もらった!」
 アキラとダークデビルキングがの同時討ち。ダークデビルキングは動きが止まり、崩れ落ちた。
「手応えあり」

 アキラは元の村に戻った。
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